【News】あなたのおすすめ「労働映画」は? <労働映画についてのアンケート調査>実施中!

労働映画の例『ある機関助士』(1963 監督:土本典昭)

<労働映画アンケートご協力へのお願い>
あなたの注目労働映画は? アンケートにご協力ください。

http://hatarakubunka.net

いま、働くことをめぐる困難がますます高まる中で、世界の多くの国々で労働を主題にした多くの映画作品が製作され、人々の共感をあつめています。そして、映画と労働の世界との関わりに ついての歴史的関心もまた高まっています。
日本映画も同様に労働に向き合ってきた長い歴史を 持ち、現在も多くの労働映画が産み出されています。
そこで、私たちは日本の映画作品が、仕事と暮らしの実態、働く人たちの悩みと希望、あるいは 働くことの意義と喜びをどのように描いてきたかを考察し、現在と未来に向けての教訓をくみとる ことをめざし、日本映画百年の歴史が産んだ代表的労働映画百本を選ぶ作業を進めています。
その活動の一環として、映画と労働の世界にご関心を持つ多くの方々に、これまでに見た日本の労働映画の中で、もっとも印象に残る作品、多くの人に見てほしいと思う作品についてお教えいただき、日本の代表的労働映画百本を選ぶにあたっての参考にしたいと考え、アンケート調査を実施することとなりました。

調査は無記名であり、ご記入いただいた内容については統計的に処理しますので、個々の調査票を公表したり、調査の目的以外に使用することは一切ございません。 つきましては、調査の主旨をご理解いただき、ご協力くださいますようお願いいたします。

 2015年7月1日 NPO法人 働く文化ネット 労働映画百選選考委員会

 ◎労働映画 スペシャルサイト 

http://hatarakubunka.net/ 

機関誌「労働映画百選通信」はこちら


 あなたのおすすめ「労働映画」は?
【労働映画についてのアンケート調査】実施しています! 

 ◎あなたのおすすめ「日本の労働映画」
あなたにとってもっとも印象に残った日本の労働映画、多くの人に見てほしいと思う日本の労働映画を3本以内でお選びいただき、上記の「労働映画スペシャルサイト」でご記入ください。

◎労働映画の具体例
従来の枠にとらわれず、幅広く、自由に考えることとしています。例えば…

腰辨頑張れ(1931年、監督:成瀬巳喜男、出演:山口勇) 
家族を抱えて奮闘する保険勧誘員の男。人に頭を下げなければならぬサラリーマンの悲哀を描く。

女の一生(1949年、監督:亀井文夫、出演:岸旗江) 
第3次東宝争議を挟んで撮影された作品。活版工の女性が、仕事と家庭の板挟みとなって苦闘する。

にあんちゃん(1959年、監督:今村昌平、出演:長門裕之) 
九州の炭鉱町を舞台に、両親を亡くした4人兄妹が懸命に生きる姿を重厚なリアリズムで描く。

その場所に女ありて(1962年、監督:鈴木英夫、出演:司葉子) 
広告業界の営業担当として働くヒロインの「男社会での闘い」をクールに描いた、先進的な女性映画。

ある機関助士(1963年、監督:土本典昭、ドキュメンタリー) 
電化を控えた国鉄常磐線・水戸―上野間を運行する蒸気機関士たちの労働をダイナミックに綴る。

家族(1970年、監督:山田洋次、出演:倍賞千恵子) 
大阪万博に沸く日本列島を、長崎の炭鉱から北海道の開拓村へ移住していく一家。

フリーター(1987年、監督:横山博人、出演:鷲尾いさ子) 
OLでもサラリーマンでもない「フリーター」たちの青春群像が、1980年代の若者風俗とともに描かれる。

アニメーション制作進行くろみちゃん(2001年、監督:大地丙太郎、アニメーション) 
過酷な職場として知られるアニメ業界内幕もの。新人制作進行の女性が放送に間に合わせようと奔走する。 

こんばんは(2003年、監督:森康行、ドキュメンタリー)
東京・墨田区の夜間中学で学ぶ17歳から92歳までの生徒たち、それぞれの人生を見つめる。

WOOD JOB !(ウッジョブ)(2014年、監督:矢口史靖、出演:染谷将太) 
都会育ちの若者が、危険と隣り合わせの林業の現場で悪戦苦闘しながら成長していく姿を描く。

neoneo_icon2