【News】4/16−23開催 優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.32 “未来への伝言” 新作『さとにきたらええやん』の初上映も!@下高井戸シネマ

チラシデザイン:軸原ヨウスケ 協力:粟津潔デザイン室

昨年は戦後70年という節目の年でした。にもかかわらず現政権は集団的自衛権の行使を含む安保法案を強引に成立させてしまいました。
また、3.11東日本大震災から今年で5年が経ちますが、福島第1原発事故の収束の見通しすら未だに立たないまま、反対を押し切って各地で原発の再稼働が始まっています。被災地の復旧・復興が遅れる中、2020年オリンピック開催に向けて巨額の予算が計上され、自然を破壊しても着工しているリニア新幹線、むなしく響く一億総活躍社会の掛け声と、うわついた前のめりの姿、全く成果の出ないどころか、ますます貧富の差は拡大しています。わたしたちの生活感からかけ離れた政治、市民の声が届かない国会には不安が募るばかりです。

東日本大震災後に日本に帰化することを決めたドナルド・キーンさんは、現在の日本の報道の在り方について、「スポーツや会社の人事、殺人事件は大きな記事となり、それを望む読者もいるが、伝えるべきニュースがある」、と被災地や原発事故後の「その後」を伝える重要性を語り、報道が一過性になりがちな傾向を指摘し、継続的に伝える重要性を説いています。

今回上映する12作品は、経済優先の社会で起きている様々な出来事を映画作家たちの視点から見せてくれます。現在進行形の「負の連鎖」を断ち切らなければなりません。キーンさんが語るように、決して一過性としてはなりません。これらの作品は何が現実に起きているのかを次の世代に継続して伝えてくれることでしょう。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

優れたドキュメンタリー映画を観る会 
飯田 光代

優れたドキュメンタリー映画を観る会vol.32 “未来への伝言”

【日程】2016年4月16日(土)~4月23日(土)
【時間】モーニングショーとレイトショーにて日替り上映

【場所】下高井戸シネマ    【地図・行き方】
京王線・世田谷線「下高井戸」駅徒歩2分
TEL:03-3328-1008

【料金】
<全作品共通前売券 >劇場窓口にて販売
1回券 1000円 / 5回券 4500円
※4/15(金)の前夜祭にはご利用いただけません。

<当日料金>
一般 1300円/大学・専門学校 1100円
小・中・高・シニア・障がい者手帳をお持ちの方・火曜日みなさま 1000円/会員 900円
*『さとにきたらええやん』 『鉱毒悲歌』は、一般 1600円/大学・専門 1300円

特集HP:http://www.shimotakaidocinema.com/schedule/tokusyu/dokyu.html


【上映詳細】
4/15(金)公開前夜祭『無音の叫び声』上映

▶木村迪夫さん詩の朗読
▶原村政樹監督トークショー

『無音の叫び声 農民詩人 木村迪夫の牧野村物語』
(監督:原村政樹/2015/日本/122分)
配給:映画「無音の叫び声」製作委員会
農業を営みながら、暮らしに根ざした詩を綴ってきた木村迪夫77歳。戦争と平和を思い続けた彼の戦後日本社会との格闘の記録。

2016年4月15日(金)
開場18:30 開演19:00(22:00終了予定)
【限定150席】前売券販売&電話予約受付中
一般・大学・専門学校 1800円
小・中・高・シニア・障がい者手帳をお持ちの方・会員 1600円 
*特別イベントのため招待券等はご利用いただけません。
*特集の前売り券はご利用いただけません。
*予定枚数終了次第締め切りとなります。

 

 『ギアナ高地の伝言 橋本梧郎南米博物誌』 
(監督:岡村淳/2005/ブラジル/103分)
軍国化する日本に背を向け、21歳でブラジルへ渡った植物学者・橋本梧郎。満92歳を迎える彼の、地上最古の秘境といわれるベネズエラ奥地のギアナ高地への旅の記録。

 

4/16(土)10:40〜
*上映後、岡村淳監督のトークあり

 『未来をなぞる 写真家 畠山直哉』 
(監督:畠山容平/2015/日本/87分/配給:プレイタイム)
自然と人間の関係を緻密に構成した作品で知られる世界的写真家、畠山直哉。東日本大震災を経て、変貌する故郷・岩手県陸前高田市を撮影し続けるその眼差しの先を追う。

4/16(土)20:45〜
*上映後、畠山容平監督のトークあり

さとにきたらええやん 
(監督:重江良樹/2015/日本/100分/配給:ノンデライコ)
日雇い労働者の街・釜ヶ崎で38年間続く子供の集い場「こどもの里」。様々な困難にぶつかりながらも、全力で生きる子供達と彼らを支える大人達の奮闘を描く。

4/17(日)10:40〜
*上映後、重江良樹監督、岩岡いづみさん(「フリースペース寺子屋」主宰)のトークあり

PYRAMID ― 破壊の記憶の走馬灯 
(監督:笹久保伸/2015/日本/50分/配給:秩父前衛派)
秩父で古くから神の山として崇められてきた武甲山。鉱山として日常的に採掘されているこの山の破壊の記憶を、アート集団・秩父前衛派が8mmフィルムを使い走馬灯のように描く。

 

4/17(日)20:45〜
*上映後、笹久保伸監督のトーク+「秩父前衛派」によるライブあり!
<笹久保伸(ギター)、青木大輔(サンポーニャ)>

谷川さん、詩をひとつ作ってください。 
(監督:杉本信昭/2014/日本/82分/配給:モンタージュ)
東京の農家や諫早湾の漁師、釜ヶ崎の日雇い労働者、福島の女子高生や青森の巫女。生業、年齢も異なる人々との出会い。谷川俊太郎が新しい詩を創り出すまでを捉える。

4/18(月)11:00〜
4/22(金)20:45〜
*4/22(金)上映後、杉本信昭監督のトークあり

鉱毒悲歌 
制作:蘇る「鉱毒悲歌」制作委員会
(1983=2014/日本/103分/配給:パンドラ)
日本最初の公害事件、足尾銅山鉱毒事件。生活基盤を破壊された農民、鉱夫の苦難の歴史。制作開始から40年がかりで完成した記録映画。

4/18(月)20:45〜
*上映後、亀田博さん(「金子文子研究会」代表)のトークあり

ゆめのほとり―認知症グループホーム 福寿荘― 
(監督:伊勢真一/2015/日本/85分/配給:いせフィルム)
認知症の人は”何もわからない人”ではありません!グループホーム福寿荘で暮らす人々の生き生きとした心を2年間に渡ってスケッチした心温まる作品。

4/19(火)11:00〜
*上映後、伊勢真一監督のトークあり

“記憶”と生きる
第一部 分かち合いの家
第二部 姜徳景(カン・ドクキョン) 
監督:土井敏邦/2015/日本/配給:きろくびと)

「第一部 分かち合いの家」124分
太平洋戦争下”慰安婦”にされた朝鮮人女性が肩を寄せ合って暮らす韓国の「ナヌム(分かち合い)の家」。彼女たちのありのままの日常生活と、消せない記憶を語る声を丹念に映す。

「第二部 姜徳景(カン・ドクキョン)」91分
「女子挺身隊」として日本に渡るが、脱走したことで慰安婦にされた姜徳景。その体験と心情を絵で表現する彼女の帰国後の半生と、死を迎えるまでの2年間を記録。
4/19(火)第一部 20:45〜
4/20(水)第二部 20:45〜
*4/20(水)上映前、土井敏邦監督のトークあり

 

アラヤシキの住人たち 
(監督:本橋成一/2015/日本/117分/配給:ポレポレタイムス社)
北アルプスの山裾、長野県小谷村。障がいを持つ人も、そうでない人も、それぞれの能力を尊重しあい共に暮らす真木共働学舎の個性溢れる住人の春から春への日々に寄り添う。

4/20(水)10:40〜
*上映後、本橋成一監督のトークあり

戦場ぬ止み <いくさばぬとぅどぅみ> 
(監督:三上智恵/2015/日本/129分/配給:東風)
辺野古の海で起きている現実、地域の人々の思い。いくさに翻弄され続けた70年に終止符を打ちたいという沖縄の切なる願いを世界に問う。

 

4/21(木)10:40〜
4/23(土)20:05〜
*4/23(土)上映後、根本善之さん(世田谷地区労事務局長)のトークあり

袴田巖 夢の間の世の中 
(監督:金聖雄/2016/日本/119分/配給:kimoon Film)
一家四人殺人事件の犯人とされ、48年間という途方もない時間を獄中で過ごした冤罪死刑囚・袴田巖。再審開始決定後に釈放された彼の生活を追いながら、魂の再生を見つめる。

4/21(木)20:45〜
4/22(金)10:40〜
*連日上映後、金聖雄監督のトークあり

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