ワカキコースケのDIG!聴くメンタリーVOL.14
ジャパニーズ・レディース・アンド・ジェントルマン、プリーズ・ハヴ・ア・シート!
昭和のドキュメント・レコードを聴きましょう
【日時】2020年8月7日(金) 開場18:30 開始:19:00
(※休憩含め2時間半の予定)
【会場】東中野 space&cafe ポレポレ坐
(中野区東中野4-4-1ポレポレ座ビル1F)
【料金】2,000円(1ドリンク付き・当日券のみ)
※「ポレポレ坐予約サイト」よりご予約可能/限定50席になりますので是非お早めにご予約下さい
出演:ワカキコースケ(若木康輔)
協力:大澤一生(nondelaico)・小林和貴(クオリアノート)
【コロナウィルス感染対策と来場時のお願い】
※コロナ感染対策を考慮して定員を50席といたします。予約で満席になった場合は当日券の販売はいたしません。お早めにご予約をお願いいたします。
※ご来場の際は必ずマスクをご着用下さいますよう、お願いいたします。
※入口での手指の消毒にご協力ください。
※席間、ステージと客席の間をいつもより開け、こまめな換気を行います。
〈不要不急〉の逆襲がはじまるぞ ワカキコースケ
聴くメンタリー、前回のポレポレ坐は2月7日でしたから、ぴったり半年ぶりの再開となります。
ちょうどこの後あたりから、賞味期限が1週間過ぎた食材や床に落ちたアメでも平気で口にいれる僕には珍しく、
○手洗いは指のすきまや爪、手首までしつこくやる
○特に、なにかつまんで食べる前ほど手を洗う
○マスクは人にうつさないためにかける
○すぐに会わなくてもいい人なら無理に会わない
を実践していました。「神経質だなあ」と言われて、「そうなんだけどねえ、なんか今回はね」と答えていたのが、春が近づくほどズバズバと当たっちゃって、ちょっと呆然となるほどでした。
この間は、ポレポレ坐の定例の予定が立たず、依頼を頂いていた都内イベントの出演も中止。このまま自然消滅を迎えてもおかしくなかったのですが、自分でも拍子抜けするほど、自然と再開することになりました。
考えてみれば聴くメンタリーは、昭和の廃盤から音楽じゃないレコード、ドキュメントの音声を引っ張り出してただ聴いてもらうという、〈不要不急〉の最たるもの。やってもやらなくてもいい道楽なので、もとから新型コロナウイルス感染拡大の影響でどうにかなりようがないのでした!
今は逆に、やってもやらなくてもいい、この感じを大事にしたいと思います。
今回のちらしは、YMOの1980年のアルバム『増殖』のもじりです。風刺画の発想としては初歩の初歩なので説明するまでもないとしまして。『増殖』のアメリカ版は、「ライディーン」「テクノポリス」などの既発の代表曲も収録された半分ベスト盤のような、変則的な選曲となっています。これに因んで今回、8月7日のポレポレ坐では、新しく仕入れた音源にプラスして、これまでに紹介したなかから人気の高い盤も織り交ぜる予定です。
1960年代からアメリカ進出に成功していたキッコーマンによる、かまやつひろし、山内テツらがBGMを担当した謎多き英会話レコード『ハロー・イングリッシュ』や、人気F1漫画をもとに架空の日本グランプリ実況を作り込んだ”フェイク聴くメンタリー”「赤いペガサス」などなどを新ネタでご用意しつつ、小津の唯一残された肉声が聴ける『小津安二郎の世界』、爆弾を落とされる側は何度疑似体験してもおそろしい『空襲下の北ベトナム』、お盆の近い時期にこそじっくり耳を傾けたい『実録・恐山』、そして……超話題の本『女帝 小池百合子』で、みどりのタヌキ女史と制作者との縁が明らかになった『砂漠のレコード~サラート(祈り)~』も緊急プレイ!
聴かなくても損することは全くない。だけど、聴けばものすごく濃い。そんな夜になります。