【Info】名古屋シアターカフェ 世界の短編ドキュメンタリー上映 1/26~2/1

名古屋シアターカフェ
世界の短編映画 The World According To Shorts
ドキュメンタリー編

 

世界の短編映画を紹介する好評シリーズ第4弾は、ドキュメンタリー編。
出張先のニューヨークで合唱団を作る日本人ビジネスマンを追った作品や、ドイツ、イラン、インドのドキュメンタリーを紹介します。

2013年01月26日(土) – 2013年02月01日(金)

 

シアターカフェは4月にできた短編とアニメーション作品を上映しているカフェです。
映画館ではなかなか短編映画は上映されにくく、素晴らしい作品であってもなかなか観客に届かないのがはがゆくて、オープンさせました。
海外の作品は字幕の問題もあるので、基本、国内のインディーズで、と思っていたんですが、縁あってプロデューサーと知り合いになり、この「世界の短編映画The world according to shorts」というシリーズを月1ペースで上映してきました。少し年代が古い作品が多いのは、東京でその年くらいに上映されているからです。名古屋とかほかの地方では上映されなかった作品なので、ちょっと古くはありますが、見る機会の少ない作品ばかりなわけです。

東京しか上映されない、短編映画、などというハンデの多い、このシリーズ、見逃すと次のチャンスはないかもしれません。そんな作品たちを少しでも多く、観客の元に届けたい、その思いでいっぱいです。
今回はドキュメンタリー編です。その国や時代を反映する4つのドキュメンタリーをどうぞお楽しみください。

                                                シアターカフェ代表 江尻真奈美

http://www.theatercafe.jp/

 

 

 

 

《上映作品》

「滴が何を知る?」
2007/12分/ドイツ 監督:Jan Zabeil

ベルリンの国会議事堂に刻まれている女流詩人フッフの言葉にアイディアを得て、国会議事堂で働く清掃員たちの視点から、政治と民衆との関連性を見つめた作品。学生作品とは思えない美しい映像を展開している。本作は世界の映画祭30以上で上映され、数々の賞を受賞している。

 

 

「女性の肖像」
 2007/15分/イラン 監督:Tinatin Gurchiani

テヘランのセントラル駅で、様々な女性にカメラを向けて女性の幸せとは何かを問う短編。街頭インタビューで赤裸々になっていくイラン社会の事実。優しくも繊細ながら厳しい現実に目を向けた視点が出色。

 

 

「カルカッタが呼んでいる」
2006/16分/インド 監督:Andre Hormann

ごく普通のカルカッタに住む青年の視点から、生産効率向上の名の下に世界で進むアウトトソーシングのパラドックスとグローバル化の矛盾を、淡々とかつユーモラスに捉えた作品。アカデミー賞を受賞した「スラムドッグ・ミリオネア」でも扱われている題材でもある。

 

 

Shall We Sing?」 
2007/20分/日本・アメリカ 監督:東谷麗奈

出張先ニューヨークで男声合唱団を結成する日本人ビジネスマン達を追った本作は、東京ビデオフェスティバルで優秀作品賞を受賞したほか、全米公共放送PBSで放映されている。主張中のビジネスマン達が合唱団を結成していく中で感じる日本人としてのアイデンティティを確立させる姿に、グローバル化が進む現代社会の複雑な構造を垣間見ることができる。

 

 

■上映スケジュール
1/26(土)27(日) 15:00/19:30
28(月)30(水) 15:00
31(木)2/1(金) 19:30

■鑑賞料 1,000円(1ドリンクつき)