莫大な数の人材と英知を尽くして発展してきた日本鉄道史―
その「伝説」が蘇る
『鉄道伝説』
2013年1月12日(土)スタート! 毎週土曜 23:30~24:00
1972年ごろが第一次ピークといわれる「鉄道ブーム」。
2008年あたりから続く現在の盛り上がりは、「第四次鉄道ブーム」と言われています。
様々な鉄道の新型運行や廃止イベントには数千~数万のファンが押し掛け、鉄道書の刊行も史上最多。
そんななかでも、特に熱い視線が集まっているのは、国鉄型車輛や鉄道遺産などの「昭和モノ」。
明治に初めて開業運行され、昭和時代にピークを迎えた日本の鉄道史は、そのまま日本近代史、産業史です。『鉄道伝説』は、その百数十年の歴史、ドラマを描いていきます。
鉄路に命をかけた「男」たちがいた。時代をつくった「列車」たちがあった。
番組が追うのは、「人」「車両」「路線」「新技術」「トラブル」など鉄道のすべてです。
様々なプロジェクトや開発等を取り上げ、いかにして行われたかを検証。鉄道史に輝く功績を紹介し、また陰に埋もれているエピソードにも光を当てます。
鉄道は、伝説とロマンの宝庫なのです!
http://www.bsfuji.tv/top/pub/tetsudo_densetsu.html
<放送予定>
1月12日 #1 「ビジネス特急こだま ~東京―大阪間を日帰りせよ~」
時は昭和30年代前半。高度経済成長期に合わせて登場し、東京~大阪間を日帰り可能にした「ビジネス特急こだま」。それまでの列車にはなかったスピードと快適性。それらを可能にしたのは従来長距離・高速運転に耐えられないと考えられていた「電車」を用いることだった。従来の発想から転換する事でうまれ、その後誕生する新幹線などにも影響を与えることになる。
1月19日 #2 「キハ181 ~高速鉄道網を全国に完備せよ~」
昭和30年代。まだまだ蒸気機関車が多くの国鉄路線に残り、その近代化を図ることが急務だった。そこで国鉄が作成した「動力近代化計画」に基づき、電化とディーゼル化を順次実施する事に。そこで、非電化区間の特急列車用として開発されたのがキハ80系である。そして、故障が相次ぐそれらの車両に対して、矢継ぎ早に改善策を示し、改良型となるキハ82、さらに勾配に強い車両として設計されたキハ181の3世代に渡るディーゼルカー開発の物語。