【Review】セルゲイ・ロズニツァを日本に導入する――『アウステルリッツ』『粛清裁判』『国葬』text 吉田孝行

日本では映画祭やミニシアターなどで世界中の様々な映画が上映されているが、それでもその世界的な評価とは裏腹に、なかなか上映される機会に恵まれない映画作家がいる。数年前までは、ドイツのペーター・ネストラーやフィリピンのラヴ・

【Review】映画の始まりについて―佐藤零郎監督『長居青春酔夢歌』text 吉田孝行

   映画はいきなり始まる。白色を投影しただけの真っ白のスクリーンに、怒り、泣き、叫ぶ人達の声が響き渡る。しばらく映像は現れない。しかし、真っ白のスクリーンには、何かが映っているように見えるのであり、怒り、泣き、叫ぶ人達

【News】カンヌ映画祭で二度受賞のウクライナの映画監督セルゲイ・ロズニツァのドキュメンタリー3作品をサニーフィルムが配給権取得!

  2月10日(月)、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルで、『セメントの記憶』(ジアード・クルスーム監督)上映後のトークイベントに登壇した配給会社サニーフィルムの有田浩介氏は、同社の次回配給作品を発表し、

【Review】『隣る人』 text 吉田孝行

ある映画を観るときの醍醐味の一つは、間違いなく「始まり」と「終わり」の二つのショットを迎えるときの緊張や驚き、感動や失望にあると思うが、その二つのショットの素晴らしさにおいて、『隣る人』と題されたこのドキュメンタリー映画