黒田育世、長宗我部陽子、飴屋法水、神村恵が出演する異色の映画作品!
そして、青柳いづみ、原マスミが「声」の出演。
映画を音から作り始める前例の無い制作のワーク・イン・プログレス第3弾。
異才・七里圭監督の最新作『サロメの娘 アナザサイド in progress』
渋谷UPLINK で再上映、京都 立誠シネマで初上映!
本映画は、映像作家・七里圭が2014 年から取り組み続けている「音から作る映画プロジェクト」の一環で制作されたもので、プロジェクト第1 弾『映画としての音楽』 ライブ上映、第2 弾『サロメの娘』アクースモニウム上映に続く、第3 弾『サロメの娘 アナザサイド』の完成に向けた試作品(in progress)となっております。
「 音から作る映画」プロジェクト第3弾となる本映画は、フランスの国際電子音楽祭FUTURA でも好評を博した前作『サロメの娘』アクースモニウム上映のサウンドが引き継がれます。このサウンド・トラックは、国際的に活躍する音楽家・檜垣智也が担当し、台本は七里作品の常連である新柵未成が執筆、マームとジプシーの青柳いづみやアーティストの原マスミが声の出演をしております。そして、本作品では新たに、BATIK の主宰でダ ンサーの黒田育世と、女優の長宗我部陽子、美術家の飴屋法水が出演し、母と娘の相剋を描いた物語が展開します。さらに劇中ではダンサーの神村恵、 core of bells の山形育弘による謎のサークル「ワンゲル」が始動し、メンバーには美術家の小林耕平など、数多くのアーティストが参加しています。
2016 年3月にもUPLINK で上映され、連日好評を博しましたが、今回の上映では新たに豪華なアフタートークのゲストを迎えて再上映いたします。 今までに無い制作方法で、実験映画、アート、劇映画を縦横無尽に行き来する七里圭監督の新作にご注目ください。
【上映詳細】
☆渋谷UPLINK http://www.uplink.co.jp/movie/2016/43030
日時:2016 年6月4 日(土)~6 月10 日(金)連日21 時開映
料金:一般1800 円/ 学生1500 円/ シニア1100 円/UPLINK 会員1000 円
☆京都 立誠シネマ http://risseicinema.com/movies/16500
日時:2016 年6 月25 日(土)~7 月1 日(金)連日19 時10 分開映
料金:一般1500 円/学生・シニア1300 円/立誠シネマ会員1000 円
※アフタートークあり
【映画概要】
『サロメの娘 アナザサイド in progress』
(2016/HD/70 分)
制作・配給:charm point(チャームポイント)
助成: アーツカウンシル東京( 公益財団法人東京都歴史文化財団)
公式website:http://keishichiri.com/jp/events/salome_anotherside/
予告編:https://youtu.be/jvqlbWxnIlo
監督:七里圭 脚本:新柵未成 音楽:檜垣智也
出演:黒田育世/ 長宗我部陽子/ 工藤美岬/ 飴屋法水/ 神村恵/ 山形育弘
小林耕平/ 宇波拓/ 岡啓輔/ 三鶴泰正/ 外島貴幸/ 原牧生/ 手塚真生/ 菊地敦子/ 八ツ田裕美/ 中村 ゆい/ 田中真琴/ 足立靖明/ 澤田太衛/ 鵜飼友美/ 北川裕介/ 福田桃加/ 山口美衣奈/ 関浪彩可/ 根本悠太/ 中村佳子/ 黒川幸則/ 鈴木啓士朗/ 山川宗則
声の出演:青柳いづみ/ 原マスミ/ sei / 山崎阿弥/ さとうじゅんこ ほか
食卓に謎めいた書き置きが残されている。「ちょっと山へ行ってきます」 そう書いたのは、あの頃の母か、今のわたしか。
女は世界の終わりと始まりの薄明へ疾走する。
映画を音から作り始める実験的制作の、ワーク・イン・プログレス第3弾。
ダンス 音 映像 闇 静寂 混沌 燃える草原 とうめいなうま 記憶の中の美しい母
【アフタートークゲスト】
☆渋谷UPLINK にて上映後アフタートーク開催!
6 月4 日(土) 佐々木敦さん(批評家・音楽レーベルHEADZ 主宰)
6 月6 日(月) 小林耕平さん(美術家)
6 月7 日(火) 黒川幸則さん(映画監督『VILLAGE ON THE VILLAGE』)
6 月9 日(木) 中原昌也さん(ミュージシャン・作家)
【関連イベント開催】
☆京都 同志社大学 寒梅館クローバーホール
詳細→ http://bit.ly/1YVXOqg
連続講座 映画以内、映画以後、映画辺境~京都編
『映画に音はつきものか?~サウンドトラックと映像の結びつきについての歴史的、原理的考察~』
2016 年6 月21 日(火)18 時開場・18 時30 分開演
細馬宏通さん(滋賀県立大学人間文化学部教授)× 七里圭監督
「映画が“映画のようなもの” にすり替わっているような気がする」という七里監督の違和感をきっかけに2014 年からスタートし、毎回多彩なゲストとともに「映画」について考察してきた人気連続講座を、京都にて初開催。
今回は細馬宏通さんをお招きし、シンクロや物音など映像の「音」を中心に、お話をしていただきます。
また七里監督の一大プロジェクトをまとめたドキュメンタリーも特別上映します。
【監督プロフィール】
七里圭( 映画監督)
1967 年生まれ。高校時代に制作した 8 ミリ映画『時をかける症状』(84) が大島渚の推薦で第 8 回ぴあフィルムフェスティバル入選。早稲田大学在学中から映画現場で働き始め、廣木隆一などの助監督を約十年間経験後、監督及び脚本家となる。劇場公開長編映画として『のんきな姉さん』(04)『ホッテントットエプロン- スケッチ』(06)『眠り姫』(07)『マリッジリング』(07)。建築家・鈴木了二と共作した短編映画『DUBHOUSE』(12) で 2013 年25FPS 国際映画祭グランプリ受賞。イメージフォーラムフェスティバル 2015 の最終審査員を務める。「音から作る映画」プロジェクトなど、既存の映画製作にとどまらない試みに取り組んでいる。