【NEWS】7/11-19 日本で初めて劇場公開されるブータン・ドキュメンタリー 「ゲンボとタシの夢見るブータン」公開&監督来日記念イベント


世界ではじめて劇場一般公開!!ブータンのドキュメンタリー
『ゲンボとタシの夢見るブータン』(8/18~ポレポレ東中野)
監督が来日!様々なイベントにゲストとして参加します

この7月、『ゲンボとタシの夢見るブータン』(8/18ポレポレ東中野にて公開)の監督2名、アルム・バッタライ(監督)、ドロッチャ・ズルボー(監督)が来日します。昨年11月、アムステルダムで開催されたidfa(アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭)で彼らと出会い、日本で劇場公開する約束をしました。ブータンのドキュメンタリーが劇場で一般公開されることは、世界で初めてです。
映画は、急速な近代化に直面するブータンにおいて、先祖代々家族が受け継いできたお寺の継承問題を土台に、近代化と伝統の間で翻弄されるブータンのある家族の葛藤を描いています。世代間で異なる価値観、少年少女(兄妹)の青春、子を想う親の真理、一部性同一性などをとらえています。
この映画の大きな特徴は、国際共同製作という枠組みで成功を収めた作品であることです。リズボンで開講されたドキュメンタリー制作の修士課程コースで本作品の監督たちは出会い、映画の元となる企画書を作り、世界中のドキュメンタリーピッチングフォーラムに参加し、国をまたいで多くの支援者・支援金を得て映画を完成させました。彼らが出会ったのは2012年。それから6年の時を経て、この映画が日本に届きました。どんなフットステップがあったのか。そこにどんな物語があるのか。来日を機に多くを聞きたいと思います。
様々な方の協力のもと、以下イベントが実現しました。興味のあるイベントがありましたら是非お越しください。
(サニーフィルム 有田)


第1回 T o k y o D o c s A c a d e m y 2 0 1 8

世界のドキュメンタリー制作者の間でも、国際共同製作の重要なイベントとして位置付ける、今年で8 回目の開催となるTokyo Docs が主催する「第1回Tokyo Docs Academy 2018」に、8 月18 日よりポレポレ東中野ほか全国ロードショーが決まっている、 『ゲンボとタシの夢見るブータン』の監督が緊急出演します。国際共同製作の枠組で成功した国内外2つのドキュメンタリー企 画を実例に、世界を視野に入れた番組製作を志す多くのドキュメンタリスト、映画ファンに向けての報告会を実施します。

【日時】7 月11 日(水) 17 時00 分~20 時45 分
※16 時30 分受付開始
【場所】スタンダード会議室 虎ノ門ヒルズFRONT 店 5 階小ホール
    〒105-0001 港区虎ノ門1-22-14 ミツヤ虎ノ門ビル
【参加費】
一般:1,000 円 / N P O 法人東京T V フォーラム会員(賛助、団体、個人) :無料 

【お問い合わせ】
Tokyo Docs 実行委員会事務局
TEL:03-6205-7858/E-Mail:info@tokyodocs.jp /
http://tokyodocs.jp/

《第1 部 17:00〜18:00》
Tokyo Docs 史上、最速!ピッチングから半年のうちに国内放送&北米上映!さらに国内 ではギャラクシー賞選奨およびATP 賞奨励賞のダブル受賞!ショート・ドキュメンタリ ーの先駆作「東京クルド」の世界展開とは!?

報告者:日向史有(ドキュメンタリージャパン/企画提案者・ディレクター)
    牧哲雄、本木敦子(ドキュメンタリージャパン/プロデューサー)

内容:国内ではギャラクシー賞選奨およびATP 賞奨励賞のダブル受賞!
   ショート・ドキュメンタリ ーの先駆作「東京クルド」の世界展開とは!?

昨年11 月のTokyo Docs 2017 では、短編ドキュメンタリーを対象と した「ショート・ドキュメンタリー・ショーケース」が初めて行われました。そこに応募され優秀賞を受賞、明けて2018 年2 月 18 日にテレビ朝日系「テレメンタリー」で放送、さらにこの5 月にカナダのトロントで行なわれた北米最大のドキュメンタリー 映画祭Hot Docs 2018 の正式招待作品に選出された「東京クルド」を世界展開の実例として第1部で取り上げます。短編ドキュ メンタリーの可能性、そしてTokyo Docs 史上最速で国内放送を達成し、さらに世界の舞台に躍り出た経験を、ケーススタディと して発表します。

東京クルド(監督:日向史有)

《第2 部 18:10〜18:25》
Tokyo Docs 2018 企画応募要項のご説明・質疑
※Tokyo Docs 2018 企画応募要項
http://tokyodocs.jp/apply/guideline.html
※ショート・ドキュメンタリー・ショーケース応募要項
http://tokyodocs.jp/sds/guideline_sds.html

《第3部 18:35〜19:35》
Tokyo Docs 含めた世界の7 つのピッチング・セッションを経て、この8/18に日本でもいよいよ劇場公開!ブータン発のドキュメンタリー作品『ゲンボとタシの夢見るブータン』アルム・バッタライ監督の来日に 合わせて、制作の経緯と世界戦略を緊急報告!

報告者:アルム・バッタライ(監督)、ドロッチャ・ズルボー(監督)

内容:Tokyo Docs 2016 のピッチング・セッション(企画提案会議)に応募し、この夏に日本でも劇場公開される ブータン発のドキュメンタリー映画「ゲンボとタシの夢見るブータン」を取り上げます。本作は、ブータン出身の アルム・バッタライ監督が、ハンガリー出身のドロッチャ・ズルボー監督とともにTokyo Docs を含めた世界7つ のピッチング・セッションで企画提案を行い、国をまたがる6つの財団から資金の支援を得て国際共同製作の枠組 みを成立させ、そして完成させたものです。二人の監督の来日に合わせて、アジアから世界のピッチング・セッシ ョンを目指した経緯、そして世界中から多くの支援を獲得した舞台裏を報告してもらい、世界戦略のケーススタデ ィとして報告します。

《第4 部 19:35〜19:45》
懇親会準備 『ゲンボとタシの夢見るブータン』

その他来日中のイベント
◎7 月13 日(金) 第13 回ブータン文化講座「ブータンにおける近代化と伝統との衝突」監督来日記念講演 

▽時間:17:00~19:00(16:30 開場)
▽場所:京都大学稲盛財団記念館3 階大会議室(京都市左京区吉田下阿達町46)
▽講演者:アルム・バッタライ監督、ドロッチャ・ズルボー監督、熊谷誠慈(京都大学こころの未来研究センター 上 廣倫理財団寄付研究部門長 特定准教授)
▽講演題目:「ブータンにおける近代化と伝統との衝突」
※映画ドキュメンタリー『ゲンボとタシの夢見るブータ ン』の部分上映を予定
▽参加費:無料/定員:100 名(先着順)
▽申込方法:(E-mail)kokoro-bh@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp に、 件名「第13 回ブータン文化講座申込み」と明記していただき、 ①お名前(ふりがな)、②ご所属、③返信用ご連絡先(メールアドレス)を記入して送信。
▽お問い合わせ:(Tel)075-753-9681 (E-mail)kokoro-bh@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
▽ホームページ:https://bit.ly/2IyCF2U

◎7 月19 日(木)「ブータンに学ぶ、近代化と伝統の衝突」
▽時間:19:00~21:00(18:30 開場)
▽場所:カフェゆっくり堂(JR 戸塚駅東口から徒歩7 分/横浜市戸塚区矢部町125 善了寺内)
▽講演者:アルム・バッタライ監督、ドロッチャ・ズルボー監督
 聞き手:辻信一(文化人類学者、明治学院大学国際学部教授)
▽講演題目:ブータンの近代化と「幸福」のゆくえについて
▽参加費:1000 円+1 オーダー
▽申込方法:(E-mail)info@sloth.gr.jpM<ナマケモノ倶楽部>に、
①イベントタイトル ②お名前 ②人数 ③返信用ご連絡先(メールアドレス)を記入して送信
▽お問い合わせ:(Tel)045-443-5954
▽ホームページ:https://bit.ly/2KcBpYS


【映画情報】

ゲンボとタシの夢見るブータン
(2017/74分/ブータン、ハンガリー/ドキュメンタリー/ゾンカ語)

英題 :The Next Guardian
監督:アルム・バッタライ、ドロッチャ・ズルボー
字幕:吉川美奈子/字幕協力:磯真理子/字幕監修:熊谷誠慈
配給:サニーフィルム

8月18日よりポレポレ東中野にて公開
 

公式ホームページ https://www.gembototashi.com/

 

【監督プロフィール】

アルム・バッタライ/映画監督
1985年生まれ。ブータン出身。ブータン放送公社で若者をテーマにしたドキュメンタリー番組の制作に5年間携わる。ドキュメンタリー修士課程コースの第1回ドック・ノマッズに参加し、ドロッチャ・ズルボー(ハンガリー)と出会い多くの短編作品を共同監督する。その後、世界7か国で開催されたドキュメンタリー企画のピッチング・イベントで企画提案し、国をまたがる6つの財団から製作資金を集め、初長編ドキュメンタリー作品『ゲンボとタシの夢見るブータン』を完成させる。

ドロッチャ・ズルボー/映画監督
1988年生まれ。ハンガリー出身。ブダペストのエトヴェシュ・ロラーンド大学の映画史映画理論を首席で卒業する。ドキュメンタリー修士課程コースの第1回ドック・ノマッズに参加し、アルム・バッタライ(ブータン)と出会い多くの短編作品を共同監督する。その後、世界7か国で開催されたドキュメンタリー企画のピッチング・イベントで企画提案し、国をまたがる6つの財団から製作資金を集め、初長編ドキュメンタリー作品『ゲンボとタシの夢見るブータン』を完成させる。