【Magazine】「neoneo」#02 特集「原発とドキュメンタリー」& 「21 年目の不在 小川紳介トライアングル」


neoneo #02(2013年Spring)

特集「原発とドキュメンタリー」
小特集「21年目の不在:小川紳介トライアングル」

巻頭写真構成+インタビュー:武田慎平
座談会:舩橋淳+藤原敏史+松林要樹+瀬々敬久
連載:春田実・土居伸彰・金子遊

A4変型版80ページ 953円+税
ISBN978-4-906960-01-9
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●好評既刊
「neoneo」#01 創刊特集「さようならドキュメンタリー」
「neoneo」#03 特集「〈ゼロ年代〉(プラスワン)とドキュメンタリー」

「原発」は記録できるか?

今回は特集『原発とドキュメンタリー』と小特集『21年目の不在 小川紳介トライアングル』の二本立て!

 福島第一原発の事故から2年。「原発」は「目に見えなかった」ものを含め、様々な「現実」を私たちの前に突きつけました。ドキュメンタリーは、そのような「原発」を今までどう描いてきたのでしょうか? そして今、何を描き、これから何を、どのように描こうとしているのでしょうか? 報道記者から映画監督、アーティストまで、それぞれの現場の最前線からお届けする総力特集です!

もうひとつは、日本のドキュメンタリー映画史に燦然と輝く小川紳介監督を特集。没後21年を経て、今なお多くの人を魅了して止まない彼の映画と精神は、どこにどのような形で受け継がれているのでしょうか。また21年の時の流れは、彼の描いた世界をどのように変容させたのでしょうか。関係者のインタビューや撮影地のレポートを交え、多様なかたちで「小川紳介のいま」を見つめます。

contents

 ●特集 原発とドキュメンタリー

[ Photogravure & Interview] 
武田慎平『痕─写真感光材による放射能汚染の記録』 インタビュー/土の記憶を記録する

 福島、現場から
[ Roundtable] 座談会・舩橋淳×藤原敏史×松林要樹×瀬々敬久原発事故と福島を撮る

[ Essay] 地元報道の日々/村上雅信
[ Essay] 「イメージ福島」の七三〇日/三浦哲哉
[ Monograph] 野性のアクティビズム/金子遊
[ Column] 3・11と漫画の世界/九龍ジョー

 ニッポン国原子力ムラ
[ Reportage] 女川原発と山道/岩淵弘樹

[ Essay] 「海外」の放送局は原発事故をどう伝えたか/想田和弘
[ Esaay] テレビドキュメンタリーは原発の「今」を撮れるか/開沼博
[ Monograph] 「聖戦」と「反戦」─原発をめぐる映像史─/清水浩之
[ Reportage] 『原発切抜帖』を訪ねて/中村のり子
[ Poetry] テンペルホーフ主義宣言/大崎清夏

放射能と生きる
[ Interview] インタビュー・高山明/時代の〈空気〉を記録するために

[ Review] 「フクシマ」を真正面から見つめること
       ─イェリネク「光のない」をめぐって/夏目深雪
[ Report]『内部被ばくを生き抜く』上映会レポート・ミツバチの問いかけ/碓井千鶴
[ Essay]  チェルノブイリ原発事故とソ連映画/井上徹
[ Column]『未来派宣言』から三輪眞弘『中部電力芸術宣言』を読む/藤井光
[ Document] ニッポン原発MAP 2013

 ※原発ドキュメンタリー映画ミニガイドつき

 ●小特集 21 年目の不在 小川紳介トライアングル
[ Roundtable] 鼎談・内藤正敏×飯塚俊男×伏屋博雄

        寂しがりやで、「ホラ吹き」で─小川プロ関係者が語る小川紳介─
[ Illustration] 小川紳介を歩く・三里塚マップ/若木康輔
[ Essay] 村が消えた─「辺田部落」再訪/伏屋博雄
[ Triangle Essay] 三里塚篇 眼の限定/松本潤一郎
[ Triangle Essay] 山形篇 百年後もリアルな映像を求めて/畑あゆみ
[ Triangle Essay] 中国篇 高山を仰ぎ、なお止むことなし/呉文光(ウー・ウェンガン)           
[ Essay] 映画で“恋文”を書く小川紳介/馮艶(フォン・イェン)
[ Essay] 存在し得ない義人たちの連帯─山形での小川紳介/阿部マーク・ノーネス
[ Document] 小川プロ 映画のつくり方/小川紳介・小川プロ関係の書籍と資料
[ Interview] 金子遊のドキュメンタリストの眼 第6 回 大津幸四郎

●連載
[ Column] ドキュメンタリー激烈辛口採点表 第1 回 春田実

[ Column] アニメーションとドキュメンタリーが交わるとき 第1 回 土居伸彰

編集後記

 カバーイラスト|河野達典