【Book Review】ドキュメンタリーの教科書——『文化人類学の思考法』text 岡本和樹
「あたりまえの外へ」。編者の松村圭一郎さんにサインをいただくと、その言葉が添えられていた。本の帯にも【文化人類学は「これまでのあたりまえ」の外へと出ていくための「思考のギア(装備)」だ】という若林恵さんの言葉もある。この
【News】参加者募集!8月より開催 埼玉県富士見市のまち、ひとを撮るワークショップ キラリふじみ・ワークショップ 『街のフロッタージュ―ふじみのかたち―』企画・進行 岡本和樹
私がわたしに私があなたに私がせかいに 出逢うために 近づくためにカメラをもってみませんか? その視点が重なり合う時こんにちの「ふじみのかたち」が浮かび上がるのではないかと思っています。
【Review】「宙吊りの日常へ」ー牛腸茂雄写真展『見慣れた街の中で』 text 岡本和樹
日々は無為に過ぎていく。視線は宙を漂い、その視線がなにかを捉えることはない。それが日常というものだ。 人が生きることを実感するのは、この視線が何かを捉えたと感じる瞬間ではないだろうか。だが、その瞬間も、永遠に続いていく現
【特集】20年目の『阿賀に生きる』(佐藤真監督)
故・佐藤真監督のデビュー作『阿賀に生きる』(1992)が、ニュープリントで公開される。この『阿賀に生きる』は、日本のドキュメンタリー史を語る上で“マストアイテム”と言って良い。映画のデジタル化が急速に進む中、あえて16m
【特別対談】それぞれのドキュメンタリー、それぞれのフィクション――『隣ざかいの街‐川口と出逢う‐』をめぐって(後篇) 星野智幸×岡本和樹
岡本和樹監督作『隣ざかいの街−川口と出逢う−』(2010)の上映会が、7/2(月)UPLINK-FACTORYにて開催されます。 この作品は、川口市情報・映像メディアセンター メディアセブンで2009年11月~2010年
【特別対談】それぞれのドキュメンタリー、それぞれのフィクション――『隣ざかいの街‐川口と出逢う‐』をめぐって(前篇) 星野智幸×岡本和樹
岡本和樹監督作『隣ざかいの街−川口と出逢う−』(2010)の上映会が、7/2(月)UPLINK-FACTORYにて開催されます。 この作品は、川口市情報・映像メディアセンター メディアセブンで2009年11月~2010年
【Review】「幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界」 text 岡本和樹
東京都写真美術館で「幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界」が開催され、同名の書籍も発売された。一般的には写真集『カメラ・眼×鉄・構成』(1932年)での機械的な構成美からなるモダニストとしての堀野正雄の姿が有名であるが、