【News】3/23-25開催 第3回 グリーンイメージ国際環境映像祭 @日比谷図書文化館コンベンションホール

今年も3/23−25に開催!
第3回 グリーンイメージ国際環境映像祭

世界各地の応募映像から選ばれた作品を一挙上映!
受賞監督も参加して映像と環境のいまを語る国際交流の機会
様々な取り組みを実践する各地の担い手が集まるシンポジウム 環境といま注目の地域創生を語る

●特別上映プログラム「映像で伝える森を活かす古くて新しい技術・馬搬」
かつて、日本各地の農山村では、馬を使って木材・荷物などの運搬や田畑を耕してきました。馬と暮らし、日々の作業する光景は今ではほとんど見ることはできません。馬搬は「馬方」と呼ばれる人たちが、専門職として山から木を搬出する作業を行なってきましたが、今では岩手県遠野を中心に、青森や木曽地域など数名の技術保持者が残るのみとなりました。

グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会は、昨年度より馬搬の調査・映像制作プロジェクトを実施、ついに第3回グリーンイメージ国際環境映像祭で完成映像を上映します。上映と併せて馬に関わるみなさんを招き、シンポジウムを開催します。稀少となったこの伝統技術をぜひご覧ください。

【日時】2016年3月23日(水)、24日(木)、25日(金)
【会場】日比谷図書文化館コンベンションホール

    (東京都千代田区日比谷公園1-4 地下1階)
     http://hibiyal.jp/hibiya/access.html

【参加協力費】協力費1日1,500円 学生協力費1日1,000円 3日間通し券3,000円
中学生以下無料・事前予約不要
【問い合わせ】グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会 
       Tel 03-6451-2411

公式サイト:http://green-image.jp
twitter: https://twitter.com/Green_Image_jp
facebook: https://www.facebook.com/GREENIMAGEjp


プログラム

 3月23日(水) 【開場 15:15】15:30 – 21:40

15:30 太陽が落ちた日 The Day the Sun Fell
(スイス・フィンランド / 2015 / プロデューサー:Mirjam von ARX, Tanja MEDING / 監督:Aya DOMENIG / 制作:ican films gmbh / 配給:MAGNETFILM GmbH / 78分 / 本語、ドイツ語(日本語・英語字幕))
赤十字病院に勤め、広島の原爆後の被害者を診てきた祖父はその体験を語ることはなかった。なぜ祖父は語らなかったのか?孫である監督の探求は、福島での原発事故後に新たな局面を迎える。広島国際映画祭ヒロシマEYE作品

17:00 波伝谷に生きる人びと The People Living in HADENYA
(日本 / 2014 / プロデューサー:我妻 和樹 / 監督:我妻 和樹 / 制作:ピーストゥリー・プロダクツ / 配給:ピーストゥリー・プロダクツ / 135分 / 日本語)
東日本大震災の津波により壊滅した宮城県南三陸町の小さな漁村、波伝谷(はでんや)の、2008年3月から2011年3月11日にかけての日常を追ったドキュメンタリー。自然の豊かさと厳しさに寄り添い、地域と深く関わりあいながら生きる人びとの営みが描かれる。

19:25 新地町の漁師たち Fukushima Fishermen
(日本 / 2015 / プロデューサー:山田 徹 / 監督:山田 徹 / 制作:山田 徹 / 95分 / 日本語)
東日本大震災で被災した福島県新地町の漁師たちを、2011年6月から2014年11月3日の安波祭までの3年半記録したドキュメンタリー。生まれ育った町や伝統行事、漁師という家業、漁業組合、放射能汚染水が排出された海、幾重もの関わりの中で生きる漁師たちを静かに見つめる。

【上映後トーク】我妻 和樹さん『波伝谷に生きる人びと』監督 ×山田 徹さん『新地町の漁師たち』監督

『新地町の漁師たち』

3月24日(木) 【開場 12:15】12:30– 21:30

いのちと食・農を考える特集上映

12:30 シード・ハンター Seed Hunter
(オーストラリア / 2008 / プロデューサー:サリー・イングルトン / 監督:サリー・イングルトン / 制作:360 Degree Films / 53分 / 英語・日本語字幕)
気候変動が進む中、危惧される食料危機。多様な遺伝子を保存し、環境変化に耐える農作物の原種を求めて中央アジア・タジキスタンの険しい山々へ足を踏み入れる科学者たちの姿を追う。

13:25 農民ジャック Farmer Jack
(オランダ・アイルランド・ベルギー / 2013 / プロデューサー:クリス・マウ / 監督:アールヤン・ウィルシュット / 制作:il Luster Films / 14分 / 言語なし)
ジャック・ジャンセンは農民として幸せな生活を送っていた。ところが農作物の価格が下がり、懸命に働けど収入は一向に増えない悪循環が続く事に。そこに現れたセールスマンと科学者は解決策を持っているらしいが、それが果たして彼の危機を終わらせることとなるのか?

13:40 ビギア Vigia
(スイス / 2013 / プロデューサー:Nadasdy film、ニコラ・ブュルレ / 監督:マルセル・バレリ / 制作:Nadasdy Film / 8分 / フランス語・日本語および英語字幕)
環境汚染や化学物質にさらされたミツバチは巣を捨てることを決心し、安住の地を求めて旅をする。祖父の語るおとぎ話から紡がれるアニメーション。

ヤーミー監督 追悼上映
13:50「ふしぎのヤッポ島プキプキとポイ―ヤポブタのちょうせん & ブツブツコウカン & ふしぎな石」
Yappo Island〜Pukipuki and Poi: Just The Way You Are, Let’s Trade! & The Magical Stone of Life
(日本 / 2012 / プロデューサー:柴田 新 / 監督:ヤーミー / 制作: / 15分 / 日本語)
どこかの海にプカプカと浮かんでいる小さな島・ヤッポ島。風や海、星と話しながらゆっくりと動いている。ゆっくりとしか歩けないヤポブタ、プキプキと島の仲間との物々交換、種から生まれてきた不思議な石をめぐる3つの物語。第1回グリーンイメージ賞ほか

14:55 最後のハンダハン The Last Moose of Ao Lu Gu Ya
(中国 / 2013 / プロデューサー:SI Jing / 監督:GU Tao / 制作:Gutao Documentary Studio / 100分 / 中国語(日本語・英語字幕))
狩猟を生業としてきた先住民のWeijia。土地を奪われ、銃を没収された彼は酒に溺れ、かつての良き日々の記憶を絵にしていた。そんな彼に転機が訪れる。山形国際ドキュメンタリー映画祭2013アジア千波万波作品。

16:45 BALAZHER ― 現実の修正(仮題) BALAZHER. The Corrections of Reality
(スイス・ウクライナ / 2013 / プロデューサー:Zürcher Hochschule der Künste / 監督:Lesia KORDONETS / 制作:Zürcher Hochschule der Künste ZHdK / 配給:aug&ohr medien / 30分 / ハンガリー語、ウクライナ語、ロシア語(日本語・英語字幕))
社会体制は変わったが、人々は取り残された。ソ連時代からいまも使われているウクライナの古びたバスはEU境界線のすぐ外側を走り続けている。バスは来るのか来ないのか。バス停で人々は忍耐強くバスを待ち、夢見る。バスがよりよい未来へ連れていってくれることを。

17:15 ロンリーレイク(仮題)Lonely Lake
(イラン / 2015 / プロデューサー:Mohammad EHSANI / 監督:Mohammad EHSANI / 制作:Ehsanipictures / 配給:Ehsanipictures / 46分 / ペルシャ語(日本語・英語字幕))
イラン北西部のオルーミーイェ湖は、死海に次いで世界で2番目に大きい塩湖であった。かつては渡り鳥が数多く飛来し、人々の暮らしを支えた豊かな湖は、いまや消滅の危機に直面している。

18:30 魚道―長良川河口堰運用から20年
(日本 / 2015 / プロデューサー:濱崎 憲一 / 監督:吉田 修、鎌倉 英也 / 制作:日本放送協会 / 43分 / 日本語)
長良川を「世界農業遺産」に登録申請し、国連視察も受けた岐阜県。その対象地域から下流域は外された。そこには川と共に生きた人々の生活を変えた河口堰がある。豊富な鮎の漁場だった下流域漁師は次々廃業。その中で漁を続ける唯一最後の兄弟漁師の「魚道」と言うべき人生。建設反対から賛成に転じた自治体の思惑。背景にあった公共事業の枠組み。その構造的問題を検証し、変貌した長良川下流で今を生きる人々の思いを描く。

【上映後トーク】吉田 修さん、鎌倉 英也さん『魚道―長良川河口堰運用から20年』監督

19:45 テラキスの帰郷 Millets Back Home
(台湾 / 2013 / プロデューサー:SAYUN Simug / 監督:SAYUN Simug / 制作:Sqoyaw Film Studio / 72分 / タイヤル語、中国語(日本語・英語字幕))
台湾山岳地域の原住民族の村。伝統的な文化と生活が失われていく中、村に生きる3家族が織り成す物語。かつて主食だった雑穀を育て、料理して食卓を囲むことを通して、再生する繋がりが映し出される。山形国際ドキュメンタリー映画祭2015アジア千波万波作品。

【上映後トーク】SAYUN Simugさん『テラキスの帰郷』監督

『ロンリーレイク』

3月25日(金) 【開場 11:00】 11:15 – 19:00

11:15 100万回のステップ(仮題)One Million Steps
(ドイツ・トルコ / / プロデューサー:Eva STOTZ, Marije NIE / 監督:Eva STOTZ / 制作:ronjafilm / 配給:aug&ohr medien / 20分 / 英語(日本語字幕))
イスタンブールの街に飛び込んだタップダンサーは踊り目撃する。生きる場所と自由を求める大規模デモと警察の催涙ガスに逃げ惑う大勢の人々。踊りはやがて人々への連帯の表明へと変わっていく。

11:40 スティックス & ストーンズ(仮題)Sticks and Stones
(カナダ / 2014 / プロデューサー:Isaac KING / 監督:Isaac KING / 制作:Head Gear Animation / 4分 / 言語なし)
技術とソーシャルメディアを手に世界へ踏み出していく少年のアニメーション。人は自然の一部それとも外部?人は生来残酷なもの?共感を通じて私たちはすべてが繋がっていることを知る。

11:45 縄文号とパクール号の航海 Passage of Jomon and Pakur
(日本 / 2014 / プロデューサー:関野 吉晴 / 監督:水本 博之 / 制作:『縄文号とパクール号の航海』製作委員会・クリエイト21 / 122分 / 日本語)
『グレートジャーニー』の探検家、関野吉晴の企画した途方もない旅、自然から素材を集め鉄器を作り、その鉄器で舟を作り、エンジンを使わず島影と星を頼りにインドネシアから日本へ。圧倒的な自然の力に翻弄されながら進む10人のクルーと旅を見つめる。

【上映後トーク】水本 博之さん『縄文号とパクール号の航海』監督 ×関野 吉晴さん『縄文号とパクール号の航海』プロデューサー×竹山 史朗さん(モンベル広報部本部長)

15:15 特別上映「映像で伝える森を活かす古くて新しい技術・馬搬」(仮題)
(日本 / 2016 / プロデューサー: / 監督: / 制作:くりこま高原・地球の暮らしと自然教育研究所・グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会 助成:三井物産環境基金 / 60分 / 日本語)
かつて日本各地の農山村では、馬を使い木材・荷物などを運搬し田畑を耕した。しかしいま馬と暮らし、日々作業する光景はほとんど見ることはできない。馬搬は「馬方」と呼ばれる専門職が馬を使って山から木を搬出する作業。今では岩手県遠野を中心に数名の技術保持者が残るのみである。

16:15 シンポジウム「馬と暮らす里山」(仮題)

[パネリスト]
岩間 敬さん(遠野馬搬振興会・馬力舎)
加藤 大吾さん(NPO法人都留環境フォーラム理事長・はたらく馬協会代表)
中川 剛さん(木曽馬保存会事務局)
尾立 愛子(グリーンイメージ国際環境映像祭実行委員会事務局長)

18:00 表彰式
【審査委員】
佐藤 忠男さん(審査委員長 / 映画評論家)
鵜飼 哲さん(一橋大学大学院 言語社会研究科教授)
田中 加奈子さん(科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター主任研究員)
千田 良仁さん(一般社団法人村楽 代表理事)


『スティック&ストーンズ』

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