【連載】ポルトガル、食と映画の旅 第5回 リスボンのシネマテカ text 福間恵子

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ポルトガル、食と映画の旅

generic cialis 第5回 リスボンのシネマテカ

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ポルトガルへのフライトはどれぐらい時間がかかるの? とよく尋ねられる。大陸の西の果てポルトガルと日本を結ぶ直行便はない。ヨーロッパのどこかの都市で乗り換えていくのがふつうである。最短で、10時間+乗り継ぎ2時間+2時間=14時間。格安エコノミーチケットで、こんな便にめぐりあえることはめったになくて、16〜18時間かかることがしばしばだ。到着地はリスボンが多いけれど、ポルトやファーロ(南部地中海沿いの都市)に飛んでいる航空会社もある。ただその乗り継ぎ便は本数が多くはないので、日本から行くとなるとリスボン着が一番便利である。値段と時間の効率からよく使うのは、ブリティッシュエアウェイズ、エールフランス、スイスエアラインなど。成田を午前中に発って、同日の21時前後にリスボンに着く。戻りは、リスボンを早朝に発って成田に翌朝到着。そういうフライト事情もあって、ポルトガルへの旅は、行きと帰りでのリスボン最低2泊は避けて通れない。フライトの疲れをとるために、もう1、2泊することだってよくある。そうでなくてもリスボンはおもしろい街だから、もう少しここに留まろうと予定を変更することだってある。

そんなふうに避けて通れないリスボン滞在のなかで、シネマテークの存在を知った。

リスボンのシネマテーク、シネマテカ・ポルトゥゲザ(Cinemateca Portuguesa)は、日本で言えば京橋のフィルムセンターにあたるもので、リスボンの旧市街からほど近い中心地にある。旧市街のバイシャ地区に向かう広いリベルダーデ通りの、ポンパル公爵広場とロッシオ広場のほぼ中間あたりを少し西に入ったところにある2階建ての建物だ。高級ホテルやブティック、大手企業のオフィスなどが並ぶリベルダーデ通りの裏手に位置する。ここにシネマテカが建てられたのは1980年。1958年からその時点までは、ロッシオ広場近くにあるフォス王宮(Palácio Foz)の一部がシネマテカだったそうだ。その旧シネマテカは、2007年からシネマテカ・ジュニア(Cinematica Júnir)として、子どもと少年少女向けの映画の上映を行なっている。

シネマテカの1階にはスクリーンが二つと展示室、2階にはテラスもある広いカフェと書店と事務所。入り口も廊下もスクリーンも座席も、どこもかしこもゆったりしたスペースをとってあり、まるで博物館のような雰囲気がある。カフェは軽食も出すから、開館する15時前後から深夜までここにいても、しっかり楽しめる贅沢な施設である。

二つのスクリーンにはそれぞれに名前がついている。227席の広い方が「Dr. Félix Ribeiro」(フェリックス・リベイロ)で、1948年にシネマテカを創設した人の名前、47席の小さい方は「Luís de Pina」(ルイス・デ・ピナ)で、1982年から1991年まで館長を務めた人の名前である。
シネマテカの中、2階への吹き抜けになっているロビーのようなところ。フィルム缶を縦につなぎあわせた「円柱」は2階の天井にまで届いていて、まるでこれが支えているように見える。

シネマテカを初めて訪ねたのは2004年。中に入って、正直、そのりっぱさにおどろいた。ポルトガル映画の、世界での知名度の低さからして、きっと貧相なところだろうと想像していたのだ。失礼なことだった!(と心で謝りました)。海外のシネマテークは、マドリードとダブリンとロンドンしか知らなくて、確かにロンドンは立派だけれど、いやはや、リスボン、負けてないです!

2004年の秋9月から10月にかけて、かつて1年間暮らしたUKのウェールズの首都カーディフと、ポルトガルとをあわせた旅をした。このフライトは、ブリティッシュエアウェイズだからこそ組み合わせが容易にできたし、ストップオーバーも無料だった。後半のポルトガルは、アレンテージョの町に行くことが一番の目的だったので、リスボン滞在は到着日の1泊と帰りの3泊のみ。ポルトガル3度目の旅で、夫と一緒だった。

このとき初めて、リスボンの観光案内所でシネマテカのプログラムを入手した。猶予の3日間のうち、観ることのできるポルトガル映画は1プログラムだけ。1920年代の無声映画。内容はよくわからないけれど、とにかくこれを観ることを予定に入れた。

当時のシネマテカのプログラムは、B2に近いサイズの紙を7面に折り曲げてさらに縦半分に折ったかたちで、マット紙に両面二色印刷で、毎月発行。ちょうど山や都市などの地図のような、蛇腹折りみたいな姿だ。その表にも裏にも上映作品の情報がぎっしり載っている。これに、別紙一枚ものの上映カレンダーが付いてセットになっている。どちらのデザインもセンスがよくて、初めて手にしたときからわたしはとても気に入っていて、大事にとってある。

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