イスラーム映画祭3
東京、名古屋、神戸で開催!
世界中に広がるイスラームの文化と共に生きる人々の姿を描いた、よりすぐりの名画を集めてお送りする「イスラーム映画祭」。
第1回目の好評を受け、東京・名古屋・神戸の3都市で開催された第2弾は、さらなる反響を呼び、現代世界における“異文化理解”の重要性を再確認する場となりました。
早くも第3弾となる今回は上映本数を増やし、前回と同じく東京・名古屋・神戸の3都市で開催いたします。
また、映画祭公式ガイドブックとして『映画で旅するイスラーム 知られざる世界へ』の発売が決定いたしました。(論創社刊・3月刊行)
映画は、知られざる世界への扉を開け、わたしたちが生きるこの世界の多様性を教えてくれます。
さあ、映画を通じて、イスラームの国々を旅するように―。
イスラーム映画祭実行委員会
概要
【東 京】
2018年3月17日(土)~23日(金)
会場 : 渋谷ユーロスペース
タイムテーブル ↓ はクリックすると拡大します。
【名古屋】
2018年3月31日(土)~4月6日(金)
会場 : 名古屋シネマテーク
タイムテーブル ↓ はクリックすると拡大します。
【神 戸】
2016年4月28日(土)~5月4日(金)
会場 : 神戸・元町映画館
タイムテーブル は準備中です。
上映作品
『ラヤルの三千夜』 ※日本初公開
監督:メイ・マスリ/2015年/パレスチナ=フランス=ヨルダン=レバノン=カタール=UAE/103分/アラビア語、ヘブライ語
ヨルダン川西岸地区の街に住むパレスチナ人教師のラヤルは、虚偽の告発によってイスラエルの刑務所に収監されてしまう。まるでパレスチナの縮図のような牢獄のなかで、身ごもっていた彼女はやがて子どもを産むが…。実話をモチーフに、パレスチナの現実を描いた社会派ドラマです。
『エクスキューズ・マイ・フレンチ』 ※日本初公開
監督:アムル・サラーマ/2014年/エジプト/93分/アラビア語
父親を急に亡くしたコプト教徒のハーニーは、経済的理由から無償の公立校に転入するものの、周りが全員ムスリムのため素性を隠すことに。ハーニーは持ち前のバイタリティで少しずつ学校になじみ、親友もできるが…。エジプト社会のデリケートな問題に切り込んだ学園コメディです。
『アブ、アダムの息子』 ※日本初公開
監督:サリーム・アフマド/2011年/インド/101分/マラヤーラム語
ケーララ州の農村に暮らす、アブとアイシュンマの夫婦。2人はマッカへの巡礼ハッジのため、つましく資金を蓄えていた。息子は中東に移住したまま帰ってこない。アブは街の旅行会社まで、パスポートを作りに行く…。ムスリムの老夫婦を主人公にした、“信仰”についての物語です。
『熱風』
監督:M・S・サティユー/1973年/インド/138分/ウルドゥー語、ヒンディー語
1947年、アーグラ。ミルザー家の兄ハリームは家族を連れてパキスタンに移住するが、弟サリームの一家はインドに留まる。愛しあっていた両家の娘と息子も離れ離れになり、サリームの商売はしだいに難しくなる…。古都アーグラを舞台に印パ分離独立を題材にした文芸ドラマです。
『イクロ クルアーンと星空』 ※日本初公開
監督:イクバル・アルファジリ/2017年/インドネシア/97分/インドネシア語、アラビア語
科学が大好きな小学生のアキラは、自由研究のため、天文学者の祖父に研究所の大望遠鏡で星を見せてほしいとお願いする。祖父はクルアーンをアラビア語で朗誦できるようになることを条件に、アキラにそれを許すが…。バンドゥン工科大学のサルマンモスクが製作した子ども映画です。
『ボクシング・フォー・フリーダム』
監督:シルビア・ベネガス、ホアン・アントニオ・モレノ
/2015年/スペイン=アフガニスタン/74分/ダリー語、英語
かつて難民だった、アフガニスタン初の女子ボクシングチームに所属するボクサー、サダフ・ラヒミ。彼女は2012年のロンドン五輪出場を夢見て学業と練習の両立に励んでいたが、やがて世間から非難されるように…。ボクシングに夢を懸ける少女を追いかけたドキュメンタリーです。
『モーターラマ』
監督:ディアナ・サケブ、マレク・シャフィイ/2012年/アフガニスタン/60分/ダリー語
2010年ヘラート、ブルカについて語る女性。2009年カブール、デモ行進し、男たちの非難を浴びる女性たち。2011年マザリシャリフ、愛のために死んだ女性詩人に自らを重ねる、12歳で結婚した若き女性…。アフガニスタンの三つの街で、女性たちの声を記録した作品です。
『トゥルー・ヌーン』
監督:ノシール・サイードフ/2009年/タジキスタン/83分/タジク語、ロシア語
上の村の気象観測所に勤めるロシア人キリルは、近く下の村の青年と結婚する助手のニルファに観測所を託して、故郷に帰りたがっていた。しかし、ある日突然二つの村の間に国境ができ、人々の往来が遮られてしまう…。ソ連崩壊からの独立後、初めて製作されたタジキスタン映画です。
『花嫁と角砂糖』
監督:レザ・ミルキャリミ/2011年/イラン/114分/ペルシャ語
五人姉妹の末っ子パサンドの婚約式の準備が始まる。海外に暮らす新郎は不在のままだが、姉たちは祝宴を開くため大忙し。パサンドの結婚に反対していた伯父もようやくそれを受け入れ、黙々と角砂糖を作っていたが…。イランの伝統的家屋や家庭料理など色彩も豊かな人間ドラマです。
『遺灰の顔』
監督:シャフワーン・イドレス/2014年/クルディスタン=イラク/87分/クルド語、アラビア語
イラン・イラク戦争中。クルドの村のムスリム一家のもとに、戦死した息子の柩が届けられるが、遺体には割礼の痕がない。さらには隣のクリスチャン一家が、それは自分たちの息子ではないかと疑い始め村は大騒動に…。遺体の取り違えをめぐって起こる騒動を描いた反戦コメディです。
『私の舌は回らない』 ※日本初公開
監督:セルピル・トゥルハン/2013年/ドイツ/92分/トルコ語、クルド語、ドイツ語
両親は、1973年にトルコ東部の村で結婚。その後ベルリンに移住し、私が生まれた。ある日、祖母は私たちがクルドであることを明かす。私は祖父母がなぜそれを隠していたのかを知るために、カメラを回し始める…。女優でもある移民二世の作者が自らの家族を題材にした作品です。
『ラジオのリクエスト』
監督:アブドゥルラティフ・アブドゥルハミド/2003年/シリア/89分/アラビア語
戦時下のシリアの山村。村人たちは毎日、みんなで紅茶を飲みながらラジオを聴いていた。そんなある日、ジャマールにもついに召集令状が届く。恋人のアジーゼは戦地の彼のため、ラジオにリクエストを出すのだった…。先の見えないシリア内戦を彷彿とせずにはいられない悲喜劇です。
『女房の夫を探して』
監督:ムハンマド・アブデッラハマーン・タージ/1993年/モロッコ/88分/アラビア語
些細なことを理由に三人目の妻フーダと三度目の離婚をしたハッジ。彼はすぐに後悔するが、再々々婚はフーダが一度誰かと結婚して別れない限り許されない。ハッジはフーダとよりを戻すため彼女の夫探しを始める…。もとは戦争未亡人救済の措置である“一夫多妻”が題材の喜劇です。
※その他、詳細は公式サイトをご確認ください。
オフィシャルWEBサイト http://islamicff.com/
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主催 : イスラーム映画祭実行委員会
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