【News】7/29 ふつうに読める日本語の雑誌「トラベシア」Vol.2 リリース記念イベント「渋谷並木座 Vol.1」

小学生兄妹DJ miro & nika「トラベシア」Vol.2 リリース記念イベント「渋谷並木座 Vol.1」普通に読める日本語の雑誌「トラベシア」第2号のリリース記念イヴェントです。中短篇映画3本の上映と、DJ

【座談会】リテラシーとリアリティ『テラスハウス クロージング・ドア』をめぐって text 鈴木並木

湘南の海沿い、オーシャン・ヴューの一軒家で男女が共同生活をする様子を“台本なし”でとらえた“リアリティショー”「テラスハウス」。2012年から2014年にかけてのTV放送に続き、2015年2月には劇場版『テラスハウス ク

【Review】わたしはタイには行かない――映画『リトル・ファイター』 text 鈴木並木

見たくない。でも見たい。贅沢で倒錯したこの欲望が、ドキュメンタリーの需要のある一定部分を支えていることは、わざわざ指摘するまでもない。戦争の悲惨さ。郊外の空洞化。権力の横暴。現代の混迷。家庭内暴力。人種差別。就職難。心の

【Review】本人になるための旅 『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』text 鈴木並木

もらった試写の案内を眺めていて、「出演」の欄を思わず二度見する。いわく、「ニール・ショーン(本人)/ジョナサン・ケイン(本人)/ロス・ヴァロリー(本人)/ディーン・カストロノヴォ(本人)/アーネル・ピネダ(本人)」。「本

【Essay】鏡よ鏡―オンライン・アーカイヴの時代がやってきた text 鈴木並木

2012年になってからだけでも、韓国映像資料院がYouTubeに開設した専門チャンネル「Korean Film Archive」(*1)、あるいはイタリアのチネチッタ・ルーチェによる同種の試み(*2)と、大規模なオンライ

【Essay】すべてのレコードはドキュメンタリーである text 鈴木並木

我が家にやってきたステレオには、レコードが付属品についていた。汽車の走る音を録音したレコードだった。レコードをターンテーブルの上に乗せて針を落とすと、右から左へと汽車が駆け抜けていった。そして今後は左から右へ。