【Review】DDS2012特集『テレビに挑戦した男・牛山純一』 text 吉田孝行

『テレビに挑戦した男・牛山純一』(畠山容平監督)は、牛山純一(1930〜1997)というかつてテレビ界で活躍したあるプロデューサーの軌跡と業績について、関係者22人のインタビューと彼が制作したドキュメンタリー番組の映像引

【Review】DDS2012特集 啓蒙から遠く離れて—『ある方法で』text 笠松勇輔  

本作は、キューバ革命政権が推進するハバナのスラム地区再生プロジェクトを通して、整備工・マリオと女教師・ヨランダという階級も学歴も異なる2人の出会いと、その行方を描いた物語、と要約できるだろうか。いや、正確に言えば、本作は

【Review】DDS2012特集『監獄と楽園』text 吉田未和

   2002年にバリ島で起きた爆弾テロ事件を題材にしたこの作品で、ダニエル・ルディ・ハリヤント監督は、刑務所に収監された実行犯、実行犯の家族、被害者の家族へのインタビューを通じ、テロリズムの問題に真っ正面から

【Interview】DDS2012特集 『密告者とその家族』 ルーシー・シャツ監督インタビュー text 萩野亮

残暑の厳しいなか、東京近郊のドキュメンタリーファンのみなさんは、きっと今日から東中野に通われていることでしょう。ポレポレ東中野では、いま「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー2012 山形in東京」が開催されています。昨年

【自作を語る】『さようならUR』 text 早川由美子

今回書く機会を頂いたので、自作「さようならUR」が、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、新設された「スカパー!IDEHA賞」を頂いた後に起こった”できごと”について書きたい。 「さようならUR」はUR(旧住宅

【Info】 DDS2012山形in東京/特別企画 ”イーッカさんがやってきた!!”

DDS2012山形in東京/特別企画 “イーッカさんがやってきた!!” フィンランド公共放送YLEのドキュメンタリー・プロデューサーとして、ヴェルナー・ヘルツォークやシャンタル・アッケルマンらの作

【Essay】ドキュメンタリー「私」の時間「私」の回路 text 濱治佳 

8月18日から開催予定の「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー–山形in東京(DDS 2012)」では、ここ、neoneoとコラボレーションを組み、新しい試みを行っている。映画祭が開始された1989年から山形映画祭では、イ

【特集】DDS2012×neoneo ヤマガタ人気投票プロジェクト関連企画「ヤマガタ・わたしのリクエスト」

「去年、山形までは足を運べなかったなあ」と嘆いておられる皆さん。山形で見逃したあの作品、もう一度見たいあの傑作。今年もやります、山形国際ドキュメンタリー映画祭の東京巡回上映! 今回はなんとDDS2012とneoneo w