優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.30
“もうひとつの家族”
誰にも 家族同然と呼べる仲間がいる。
心開いて 生きる喜びを 分かち合うことの出来る もうひとつの家族。
—優れたドキュメンタリー映画を観る会 飯田光代
【期間】2014年4月18日(金)~2014年4月26日(土)
【場所】下高井戸シネマ(京王線下高井戸駅下車 徒歩2分)
〒156-0043 東京都世田谷区松原3-27-26 電話03-3328-1008
【料金】当日:一般 1300円/大学・専門学校 1100円
小・中・高・シニア・障がい者・火曜みなさま 1000円/会員 900円
※『シバ 縄文犬のゆめ』のみ、一般 1800円/大学・専門学校 1500円
<共通前売券 発売中!>
劇場窓口にて販売:1回券 1000円 / 5回券 4500円
チケットぴあ にて販売 :1回券 1000円(Pコード:465-401)
※4/18(金)の前夜祭にはご利用いただけません。
▶レイトショーは当日正午より整理番号付チケットを販売。
▶ロビーにて本橋成一さんの写真展を開催。
▶各回先着5名様にポストカードをプレゼント♪
▶世田谷区手をつなぐ親の会の手作りクッキーや雑貨を販売。
【主催】優れたドキュメンタリー映画を観る会
【応援サイト】http://documentary30.web.fc2.com/index.html
※4月18日(金)前夜祭のチケットは完売いたしました。ご了承ください。
【上映作品・スケジュール】
★は監督によるトークを予定。
『人間の街』:山上徹二郎さん(プロデューサー)
『異国に生きる』:出演のチョウチョウソーさん
4/19(土)10:40- 消えた炭鉱離職者を追って・サンパウロ編
監督:岡村淳(『あもーる あもれいら』)
2013(撮影1999)/ブラジル/114分
1974年、元炭坑夫の記録文学者・上野英信は、農業移民として送り出されたかつての同僚たちを追って南米を回り「出ニッポン記」を出版した。彼の逝去から12年、筑豊の閉山炭住地域で働く犬養牧師が、上野の足跡と炭鉱離職者の今を訪ねてブラジルを訪問した―。
*岡村監督トークあり
4/19(土)20:50− 人間の街ー大阪・被差別部落ー
監督:小池征人『葦牙(あしかび)ーこどもが拓く未来』
1986/日本/80分/配給:シグロ
ある郵便局員の男性のもとには名指しで職場をやめろ、死んでしまえという手紙が来る。映画は被差別部落の人々の様々な語りから厳然と存在する差別の重さを感じさせる。またいくつかの物語をつなぎ合わせて人間のもつ輝きを拾い集めようとしている。
*山上徹二郎プロデューサーのトークあり。予定しておりました一之瀬正史さん(撮影)のトークは中止となりました。
4/20(日)10:50- さなぎ〜学校に行きたくない〜
監督:三浦淳子『孤独の輪郭』『空とコムローイ』
2012/日本/103分/配給:トリステロ・フィルムズ
友達と野山を転げまわったり、花を摘んでままごとをするのが大好きな愛ちゃん。小学校に入学して間もなく不登校になった娘と、困惑しつつも寄り添う母との14年間。人間にとっての”さなぎ”の時間を静かに見つめ、子どもの成長と命について問いかける。
*三浦監督のトークあり
【Review】『さなぎ〜学校に行きたくない〜』(三浦淳子監督)text 中村のり子
4/21(月)10:50- 4/23(水)20:50- 祭の馬
監督:松林要樹『相馬看花 ー第一部 奪われた土地の記憶』
2013/日本/74分/配給:東風
震災後の南相馬で元競走馬・ミラーズクエストに出会った松林監督。怪我をしたおちんちんが大きくハレたまま元に戻らなくなってしまったこの馬が、原発事故に翻弄されて辿る、数奇な運命を見つめる。2012年に公開された『相馬看花』の第二部。
*4/23(水)関係者によるトークを予定。予定しておりました監督のトークは中止となりました。
【Review】『祭の馬』(松林要樹監督)クロスレビュー
4/21(月)20:50- 異国に生きる 日本の中のビルマ人
監督:土井敏邦『沈黙を破る』『“私”を生きる』
2012/日本/100分/配給:浦安ドキュメンタリーオフィス
1992年、ビルマ(ミャンマー)軍事政権の弾圧を逃れ、日本に渡ったビルマ人青年チョウ。妻とビルマ料理店を営みながら祖国の民主化運動を続けて21年になる彼の、現在までの14年間を追う。誰のために、何のために、遠い”異国”で生きるのか―。
*チョウチョウソーさん(出演)のトークあり
【自作を語る】『異国に生きる 日本の中のビルマ人』 text 土井敏邦 (監督)
4/22(火)10:50- 4/26(土)21:00-(終11:00) SAYAMA みえない手錠をはずすまで
監督:金 聖雄(キム・ソンウン)『花はんめ』
2013/日本/105分/配給:映画「SAYAMA」製作委員会
1963年、埼玉県狭山市で女子高校生が殺害され、被差別部落に住む石川一雄さんが犯人とされた”狭山事件”。50年間無実を訴える彼と支える妻。殺人犯というレッテルを背負いながらも泣き笑い、日々を凛と生きる夫婦の物語。
*両日・金監督のトークあり
4/22(火)20:50- 歌は人生
監督:趙 剛(チャオ・ガン)
2013/中国/62分/提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭
京劇のみならず様々な芸を披露し、一人何役もこなす四川歌劇団。芝居小屋は連日、年配客たちの笑いと涙に包まれる。夫婦喧嘩の耐えない女座長や、思春期の悩みを抱えながらも練習に励む16歳の若き花形女優。大家族のような一座の生活を見つめる。
4/23(水)10:50- 空想劇場 若竹ミュージカル物語
監督:金 聖雄(キム・ソンウン)『花はんめ』
2012/日本/107分/配給:Kimoon Film
“歌はへた、踊りもいまいち、でもなんだか感動する!” 不思議な魅力が沢山つまった若竹ミュージカルは特別支援学校の卒業生が孤立することなく、より豊かな人生を送れるように、集い、語り、発散できる場として作られた。彼らの日常にカメラが寄り添う。
*金監督のトークあり
4/24(木)10:50- 4/24(木)20:50- シバ 縄文犬のゆめ
監督:伊勢真一『奈緒ちゃん』『ルーペ』
2013/日本/99分/配給:いせフィルム
日本犬の祖先に近いとされ、縄文犬と呼ばれることもある柴犬と、人間が織りなす愛にあふれたヒューマンドキュメンタリー。「シバ」と共に生きる人々の姿には、人と犬との深い絆、そして太古から続く「いのち」の巡りが映しだされていた。
*伊勢監督のトークあり
4/25(金)10:50- ある精肉店のはなし
監督:纐纈あや『祝の島』
2013/日本/108分/配給:やしほ映画社 ポレポレタイムス社
“いのちを食べて いのちは生きる”
大阪府貝塚市。先祖代々精肉店を営み、 牛を育て、屠畜し、捌いて、売ってきた北出家の人々。「生」の本質を見続けてきた一家の四季にわたる穏やかな日常があたたかなまなざしで捉えられていく。
【Interview】『ある精肉店のはなし』纐纈あや監督
4/25(金)20:50- ソレイユのこどもたち
監督:奥谷洋一郎『ニッポンの、みせものやさん』
2012/日本/104分/配給:スリーピン
多摩川の河口。モーターボートの修理をしながら捨てられた船で暮らす一人の老人と、彼が”ソレイユ”(フランス語で太陽)と呼ぶ傍らの犬。太陽の下で静かに水上生活をする彼らを追い、東京という大都会の片隅で消えゆく人々と風景を静謐に描き出す。
*奥谷監督のトークあり
【Interview】『ソレイユのこどもたち』奥谷洋一郎監督インタビュー