New【Interview】『鉱 ARAGANE』 小田香監督 ボスニアの鉱山という“未知の異世界”とのコミュニケーション

ちょうど2年前、2015年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で初上映され、特別賞を受賞した小田香監督の『鉱 ARAGANE』が、いま劇場公開されている。小田監督には、いちど雑誌「neoneo 6号〜ドキュメンタリーの方法〜

【自作を語る】『デンジャラス・ドックス』 text ガスパール・クエンツ (『渦 UZU』監督)

毎年秋に松山道後で行われる喧嘩祭りの話を初めて聞いたのは、2014年の夏、映画プロデューサー辻本好二氏からだった。日本に「喧嘩祭り」と呼ばれる激しい祭りがあることは知っていたものの、向かい合った二体の大神輿が真正面でぶつ

【Review】新しいうたよ眼ざめよ 映画『SHIDAMYOJIN』(遠藤ミチロウ、小沢和史監督)text 鈴木並木

20代の頃。どの本に載っていた言葉だとか、正確な文言だとかは記憶していないのだけど、大江健三郎の小説に出てきた、「どんなに偉くなったからといって、誰か自分の身代わりになって死んでくれるひとがいるだなんて思い上がってはいけ

【Review】―待ちつづけた昭和の侍—日比遊一『健さん』text辻 秋之

高倉健映画の世代ではないが、このドキュメンタリー映画に出逢えたこともなにかのご縁。この文章では、あえて「健さん」と呼ばせてもらいます。 ドキュメンタリー映画『健さん』は日本の名優・高倉健にゆかりのある方達(監督、俳優、ス

【Review】『台湾新電影(ニューシネマ)時代』台湾ニューシネマを外から見つめる text 稲見公仁子

ドキュメンタリー『台湾新電影時代』より 気が付けば、1982年の『光陰的故事』から34年も経ってしまった。台湾ニューシネマの先駆けと言われるエドワード・ヤンらによるオムニバスだ。アイドル映画を撮っていたホウ・シャオシェン

【Interview】遠藤ミチロウインタビュー『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』 text 植山英美

80年代初頭にザ・スターリンの中心人物として、日本のインディーズ・シーンを牽引、フラワーカンパニーズから黒猫チェルシーに至るまで、多くのミュージシャンに多大な影響を与えてきた遠藤ミチロウ。遠藤が初監督をつとめたドキュメン

【Review】人はなぜ踊るのか 『躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像』によせて text 志賀信夫

古希から見えるもの 70を越えて、なぜ、これほどさまざまな人々と、舞台でコラボレーションを繰り広げるのか。この映画を見た、最初の感想である。 能の重要無形文化財、一般には人間国宝といわれる津村禮次郎。柔和な表情の好々爺と