Author Archives: neoneoweb2017

【Review】現在の映画の「場所」を巡る旅〜『映画はどこにある インディペンデント映画の新しい波』text 小岩貴寛 

なぜ「映画はどこにあるのか」を探さなくてはならないのか?映画の居場所を探ることでいまの社会を見つめ直す「探求の書」もしあなたが「インディペンデント映画」や「新しい波」といった言葉の並びから、この本を手に取ることをやめるの

【News】5/3(土)公開★アスペルガー症候群の青年をポップに描いたスウェーディッシュ・ラブコメディ『シンプル・シモン』

さわやかなスウェーディッシュ・ポップにのせて送る、満足度100%のハートフル・ラブコメディ。 2011年のアカデミー賞外国語映画賞のスウェーデン代表に選出され、国内でもトーキョーノーザンライツフェスティバル2012をはじ

【News】6月開講★映画を、学ぶ。映画で、遊ぶ。――人と映画を繋げる「シネマ・キャンプ」映画ライター講座&配給・宣伝講座

「シネマ・キャンプ」とは、映画に「より一歩近づきたい」人のための映画講座です。観客として、映画を観るだけでなく、能動的にもう少し映画と関わりたい。でも何から関わっていけばよいのか分からない、という人は意外と多いのではない

【News】いよいよ5/3よりユーロスペースで公開!『おとなのかがく』忠地裕子監督のことば

夢見るすべての大人とこどもたちへ贈るドキュメント人気雑誌の付録が「できるまで」 オランダの鬼才、テオ・ヤンセンによる巨大オブジェのミニチュアが、人気の雑誌「大人の科学マガジン」(学研教育出版)の付録になるまでの過程を追っ

【Review】原発推進のためのコピー&ペースト『パンドラの約束』text 青木ポンチ

話題の“原発推進映画”そのロジックの“核”をライター・青木ポンチが読み解く! 報道にしろドキュメンタリーにしろ、“中立公正”をうたうメディアほどいかがわしいものだ。一つの番組や記事(=コンテンツ)の中で都度両論併記するの

【Review】“ウェルメイド”のその先に―『あなたを抱きしめる日まで』 text 若林良

今年の3月11日、つまり東日本大震災から3年が経過したその前後には、震災を振り返るコメントがSNSでも氾濫を見せていた。内容はさまざまだったが、私が見た中では「まだ何も終わっていない、今後とも継続的な支援が必要だ」といっ

【Interview】 生誕100年★トーベ・ヤンソンの映画3部作/ムーミンからフィンランドの映画事情まで――リーッカ・タンネル監督

2014年2月に渋谷・ユーロスペースにて開催されたトーキョーノーザンライツフェスティバル2014では、ムーミンの原作者トーベ・ヤンソン生誕100年を記念して、トーベに関する8ミリフィルムをもとにした映画3部作のうちの2本

【Interview】なぜ今、セルフドキュメンタリーを探るのか〜newCINEMA塾  原一男監督10,000字インタビュー

「CINEMA塾」は、原一男監督による“映画の私塾”である。1995年以来、山口・東京・大阪など様々な場所とかたちで、映画に関する合宿・講座・ワークショップが断続的に行われてきた。小林聖太郎(『かぞくのひけつ』)、リム・

【新連載】ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー 第1回「ダーリンと和枝」(「平凡」1962年12月号第2付録)

|ちょっと長い前説―レコードがアナログだったころの記憶子どもの頃、家に変なLPがあった。音楽じゃないレコードだ。 たしか、≪激動の日中国交ドキュメント≫のようなタイトルで、ジャケットは、いかめしい顔の老人ふたりが握手して

【News】4/26いよいよ開講! new CINEMA塾『極私の系譜〜映像の中の欲望(わたくし)たち〜』

 映画監督の原一男です。今年の春、4月から、new「CINEMA塾」講座を開講します。1年かけて、計12回。場所は、アテネフランセ。 私は、ドキュメンタリーに関わって40年。この年になり、ドキュメンタリーとはなんだろうか

【Review】赤の〈リアル〉と日々の〈断片〉――「『驚くべきリアル』展 スペイン、ラテンアメリカの現代アート」&「MOTアニュアル2014フラグメント」 text 成澤智美

現在、東京都立現代美術館(MOT)にて、「驚くべきリアル スペイン、ラテンアメリカの現代アート―MUSACコレクション―」が開催されている。同時に「MOTアニュアル2014フラグメント―未完のはじまり」が開催されており、

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth / 郊外映画の風景論 #02 「Fathers(1)/Heterotopia/ふたつの均質な風景」 image/text 佐々木友輔

  Camera-Eye Myth : Episode.2  Fathers(1) / Heterotopia  朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈

【News】5/9(金)-11(日)公演★ダンスの価値観を覆す進化系ダンスエンターテインメント 「*ASTERISK(アスタリスク)」

総獲得タイトル100冠以上! 100名以上の日本のトップストリートダンサーが紡ぐひとつの壮大な物語   総獲得タイトル 100 冠以上・100 名以上の日本の最高峰パフォーマーが一堂に介し、ひとつの物語を紡ぐ進

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth / 郊外映画の風景論 #01「Authors/Memory/郊外という立場なき場所をめぐって」 image/text 佐々木友輔

すでになく、いまだない場所――立場なき「郊外」とその風景の神話をときほぐす、来たるべき映像作家・佐々木友輔が思考=試行する「映画による場所論」/「場所による映画論」 「neoneo web」リニューアル記念企画第一弾とし

【Report】ドキュメンタリー労働組合による台湾・ひまわり学生運動の撮影活動に寄せて text 林木材 (翻訳:都留俊太郎)

 (Photo from flyingV.cc) 2014年3月18日、中台間の貿易の自由化を大幅に拡大するサービス貿易協定の審議が打ち切られたことに抗議した台湾の学生たちは、(日本の国会にあたる)立法院を占拠した。マス

【News】4/25(金)より★「住むこと」とは何か? 震災後の「土地」を思考した演劇――かもめマシーン『ニューオーダー』東京公演

「住むこと」とは? 「土地」とは?震災後に「住むこと」の確信を得るための演劇による思考 演劇カンパニー「かもめマシーン」(東京都江東区白河 3-8-13-405 主宰:萩原雄太)では、2014 年 4 月に、新作公演『ニ

【News】4/30(水)開催★神木隆之介がライブナビゲーター!オーケストラと映像が融合した「プラネットアースinコンサート」

迫力の生演奏、圧倒的な映像で、大自然のど真ん中へ!BBC最高傑作「プラネットアースinコンサート」が4月30日東京国際フォーラムホールA に登場! 『プラネットアース』は、イギリスBBCの自然ドキュメンタリーシリーズで、

【Interview】 作品選びは、主婦同士の会話から〜『優れたドキュメンタリー映画を観る会』代表 飯田光代さん

新宿から京王線で10分ほどの「下高井戸」。駅のすぐそばにある名画座「下高井戸シネマ」で、毎年この時期(4月下旬の一週間)行われるドキュメンタリーの上映会。それが『優れたドキュメンタリーを観る会』だ。今年で15年目、のべ3

【Review】「ボブ」としてのキャパが見たもの――『101年目のロバート・キャパ-誰もがボブに憧れた』展 text 影山虎徹

報道写真とは、戦場や災害被災地など、「現場」にいない人間にそこで起きていることを伝えるジャーナリズムの役割を一般に担う。その役割には、即興性が必要であり、いわゆるタイムリーな時期を過ぎると、ほとんどの報道写真は価値を失っ

【News】七里圭監督イベント!4/26 音から作る映画1「映画としての音楽」/『眠り姫』アンコール上映(15回目)@UPLINK

映画を音から作り始める実験的制作の、ワーク・イン・プログレス第1弾。まずは、通常の映画制作なら最後にmixされる、音楽を発表する。しかし、これは単なる映画音楽のライブではない。まだ目覚めぬ映画を呼び起こす、声と響き。やが

【News】5/31公開★世界各地で消え続けるみつばちの現状を追ったドキュメンタリー『みつばちの大地』

みつばちがいま、世界各地でいなくなっていることを知っていますか? 大昔から花粉を交配し、地球の生命を育んできたミツバチが、現在、大量にいなくなっている。スイスのイムホーフ監督は世界中を旅して、その実情を取材し、原因を徹底

【News】4/18〜いよいよ開催・恒例『優れたドキュメンタリーを観る会 vol.30』@下高井戸シネマ

優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.30 “もうひとつの家族” 誰にも 家族同然と呼べる仲間がいる。心開いて 生きる喜びを 分かち合うことの出来る もうひとつの家族。—優れたドキュメンタリー映画を観る会  飯田光