【Review/Interview】ヘイトスピーチに対抗する人たちを扱ったドキュメンタリー『レイシスト・カウンター』わたなべりんたろう監督 text 名久井梨香

流行語大賞にノミネートもされた「ヘイトスピーチ」。社会問題に疎い若者でも、新大久保辺りで行われているぐらいは知っているだろう。しかしどれだけの人が、ヘイトスピーチの実態を理解しているだろうか。 2013年2月、ヘイトスピ

【News】4/17-25『優れたドキュメンタリーを観る会 vol.31』@下高井戸シネマ

優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.31“来し方、行く末”1999年4月からスタートした「優れたドキュメンタリー映画を観る会」は、今年も下高井戸シネマと日大文理学部をはじめ、沢山の地域の団

【News】5/9[金]より開催★代表作9作品を上映、名キャメラマンの足跡をたどる――「追悼特集 大津幸四郎からのメッセージ」 横浜シネマリンにて

人間を撮る、存在をじっと見つめる、そこから語られないものが浮かんでくる キャメラマン大津幸四郎。その仕事は、日本のドキュメンタリー史の軌跡そのものであると言っても過言ではない――。 横浜シネマリンでは、5月9日(土)-5

【Review】私たちはいかに「敵」と向きあうか―鎌仲ひとみ監督『小さき声のカノン』に寄せて text若林良

東日本大震災、またそれに端を発した東京電力福島第一原子力発電所事故をうけて、2015年3月現在に至るまで「原発」をテーマとした数々の映画が制作された。 たとえば、放射線の影響に焦点をあてた劇映画『おだやかな日常』(201

【News】『フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように』 チョンジュ国際映画祭上映決定!

近代メキシコを代表する画家であるフリーダ・カーロの遺品を、世界的な写真家・石内都が撮影する過程を捉えたドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品 石内都、織るように』が、第16回チョンジュ国際映画祭(2015.4.30

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第6話 text 中野理惠

開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして〜 <前回(第5話)はこちら> 第6話 お金をいただく人生の始まり 1972年、新卒で就職したのは、大手建築会社であった。志望していた新聞社が、その年だけ

【Review】映画と現実の間の裂け目を歩く-ソ・ヒョンソク『From the Sea』(後編)text 夏目深雪

映画と現実の間の裂け目を歩く-ソ・ヒョンソク『From the Sea』(後編)前編 はこちら 映画の自動性 『タツノオトシゴ』(1934年)や『ミジンコ』(1929年)といった科学映画のパイオニアである映画作家パンルヴ

【Interview】「いのちを肯定する」というメッセージを届けたい〜『スーパーローカルヒーロー』主演ノブエさん&田中トシノリ監督

先日、『スーパーローカルヒーロー』の試写を拝見し、ぜひ、主演のノブエさんと田中監督にお会いしたり、登場するミュージシャンのライブを観たいとおもっていた。折よく「東京公開記念ライブイベント」が開催されたので、足を運び、イン

【Review/Report 】音楽で人を包む、尾道の『スーパーローカルヒーロー』text 小林蓮実

魅力に富む、錚々たるミュージシャンが名を連ねるドキュメンタリー。山に抱かれ、坂から海が見渡せる尾道の、CDショップオーナーとは? まずは、好ましいミュージシャンが名を連ねるドキュメンタリーということに惹かれた。EGO-W

【Review】むきだしの混沌――アレクセイ・ゲルマン監督作品『神々のたそがれ』 text 越後谷研

  その名はゲルマン。アレクセイ・ゲルマン。我々の前に、60年目にしてようやく現れた曙光。あの怪物的小説を映画化できる、唯一にして最高最良の映画監督。ナチスの戦法に想を得て、アレクサンドル・デュマを換骨奪胎し、

【News】4/10[金]より★築50年の一軒家をまるごと<舞台>にした「家プロジェクト」最後の本公演――贅沢貧乏vol.6「ヘイセイ・アパートメント」 @江東区北砂の一軒家

この世の中がひっくり返ったって、生きていかなきゃいけない。どんな世の中になったって、わたしたちは、食べて眠って、暮らすことをやめられない。 一軒家を借り、そこで稽古をし、そこで演劇作品を発表する、という家プロジェクトを始

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第5話 text 中野理惠

開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして〜 第5話 大島渚監督  <前回(第4話)はこちら> 大島さんの著書では、もうひとつ、記憶に残っていることがある。松竹の助監督仲間で脚本を批評し合っていた

【Review】私達は映画を恐れている――三浦哲哉著『映画とは何か フランス映画思想史』 text 奥平詩野

様々なメディアの出現過程を知らない、いわゆるデジタルネイティブと呼ばれる世代に当たる私達は、コンピューターや携帯電話などのメディアの発展について毎回新鮮さを感じて驚きながらもそれを疑わず、当たり前の、一種の世界の決まり事

【Review】映画と現実の間の裂け目を歩く-ソ・ヒョンソク『From the Sea』(前編) text 夏目深雪 

 映画と現実の間の裂け目を歩く-ソ・ヒョンソク『From the Sea』(前編)  夏目深雪 あれは映画ではなかったか 観客参加型ツアーパフォーマンス演劇。2014年秋にF/T(フェスティバル/トーキョー) 14の「ア

【News】全国公開中★『パリよ、永遠に』ドイツ映画の巨匠フォルカー・シュレンドルフ監督が語るパリ解放70年

もしも「パリ」が消えていたら―――世界は、どうなっていただろう。第二次世界大戦末期、ヒトラーによる「パリ」壊滅作戦が、今まさに実行されようとしていた。この美しき街を救ったのは、一人の男の一世一代の「駆け引き」だった。 1

【Book / 自作を語る】ノンフィクション書籍『福島 未来を切り拓く』 text 平井有太

4年目の311に刊行される拙著「福島 未来を切り拓く」(SEEDS出版)。 その一見した肝は、日々隣に机を置かせていただいている福島県生活協同組合連合会の、金賞数日本一の酒ドコロにあって日本酒をこよなく愛す専務理事をして

【News】3/14(土)、15(日) TKY 2015参加作家の作品を一挙上映!@映画美学校

TKY 2015 3月14日(土)、15日(日) 参加作家の作品を一挙上映!  東京のある街/エリアをテーマとして、人々や街、そこにある文化について掘り下げていきながら、短編映像を制作するプロジェクト「TKY2015」。

【News】3/13(金)、3/14(土)本邦初公開!封印された中国現代史に向かい合うインディペンデント映画 胡傑監督『星火』上映!

封印された中国現代史に向かい合う 中国インディペンデント映画監督胡傑の最新作品『星火』が 専修大学神田校舎で本邦初公開!  公開研究会 封印された中国現代史に向かい合う(第2回)「中国知識人の地下活動と映像歴史学」中国イ

【News】テアトル新宿にて公開中!「思春期のモヤモヤ」を鮮やかに描く、新時代の青春エンタテイメント!『死んだ目をした少年』

誰もが抱えていた「思春期のモヤモヤ」を鮮やかに描く!人気漫画家×映画界期待の新星が送る、新時代の青春エンタテイメント!  『死んだ目をした少年』2015年2月21日~テアトル新宿にてレイトショー公開中! 思春期という多感

【News】3/27-29 開催! 第2回 グリーンイメージ国際環境映像祭 @日比谷図書文化館コンベンションホール

3/27ー29 開催 今年も見どころが満載!第2回 グリーンイメージ国際環境映像祭 ★多様で多彩な映像作品、制作者との出会い★ 映像祭で上映するのは、アイルランド、アメリカ、イタリア、中国、ノルウェー、日本、フランス、ル

【News】3/22(日)大津幸四郎さん お別れの会 開催

『大津幸四郎さん お別れの会』のご案内皆様、ご健勝でお過ごしのことと存じます。すでに新聞の報道などでご承知のことと存じますが、カメラマンの大津幸四郎さんが昨年11月28日逝去されました。肺がんの治療のため、足立区の 財団

【News】3/8(日)開催 逗子オーガニック映画祭

―海と食の街“逗子”で、映画を通して人と食とのつながりを発見する―3月8日(日)逗子オーガニック映画祭 開催 3月8日、逗子シネマアミーゴにて「逗子オーガニック映画祭」を開催いたします。“オーガニック”というと私たちは、