Author Archives: neoneoweb2017

【Review】東京に残る「ぬかるみ」の感覚と記録『東京干潟』『蟹の惑星』(村上浩康監督)text 細見葉介

『東京干潟』 村上浩康監督のドキュメンタリー『東京干潟』と『蟹の惑星』が公開された。東京湾に注ぐ多摩川の河口部にある干潟が、2作品の共通した舞台だ。東京都大田区と川崎市川崎区を結ぶ大師橋下の左岸、羽田空港や京浜工業地帯に

【連載】「視線の病」としての認知症 第10回「視線の病」に気づく text 川村雄次 (NHKディレクター)

クリスティーンとポール 「視線の病」としての認知症 第10回 「視線の病」に気づく 【前回 第9回 はこちら】 クリスティーンが帰国して半年経った2004年4月19日の夜。私は、2人のスタッフとともに成田空港の待合室にい

【News】6/28(金)開催! ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー Vol.11

ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー Vol.11 平成が終わったというのなら、それは平成の勝手でしょう 昭和の廃盤アナログからドキュメンタリーを探す夜。 今回は原点に立ち返り2時間半たっぷりワンマン! 構成作家 /

【Interview】ドキュメンタリーでは自分の中の他性を捉える 『7月の物語』『勇者たちの休息』 ギヨーム・ブラック監督

『女っ気なし』や『やさしい人』で知られるフランスのギヨーム・ブラック監督による短編ドキュメンタリー『勇者たちの休息』と、彼がフランス国立高等演劇学校の学生たちとのワークショップをもとに作り上げた『7月の物語』が公開中だ。

【Review】ウィーンの黄金時代を彩った二人の画家の軌跡を追うーー『クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代』text 舘由花子

  © Belvedere, Wien 日本で『クリムト展 ウィーンと日本 1900』が始まったのは今年の4月。上野の東京都美術館に集められたグスタフ・クリムト(1862−1918)の代表作、『女の三世代』や『

【Review】「負の遺産」では終わらせない――熊谷博子監督『三池 終わらない炭鉱の物語』『作兵衛さんと日本を掘る』 text 柴垣萌子

  「月が出た出た。月が出たヨイヨイ」 このフレーズを聞いてメロディーが自然と浮かんでくるのは、『炭坑節』が炭鉱労働者によって歌われていた民謡がもとになっていると知っている人にとどまらない。全国の祭りや盆踊りで

【News】ポレポレ東中野で6/14まで再延長上映!全国でも続々公開!『沈没家族 劇場版』 大ヒット上映中

ポレポレ東中野でさらに延長上映中! あたらしい“家族のカタチ”を問いかける ファミリーヒストリー・ドキュメンタリー 『沈没家族・劇場版』 1990年代半ば東京は東中野。小さな街の片隅で、様々な若者がひとつの“家”に寄り合

【News】2019/05/28 (火) 19:00~21:30  「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」がDOMMUNEに登場!

2019/05/28 (火)19:00~21:30  ワカキコースケ Presents 「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」DOMMUNE編|BROADJ#2748 〜大都会の片隅で響く謎の録音、古きドキュメント・

【News】東京ドキュメンタリー映画祭準グランプリ作品『破天荒ボクサー』が劇場公開!7月6日より新宿ケイズシネマで

たったひとりで日本ボクシング界に闘いを挑んだ男の姿を追ったドキュメンタリー映画『破天荒ボクサー』公開決定!!  昨年「東京ドキュメンタリー映画際2018」で大きな反響を呼び、準グランプリを受賞した映画『破天荒ボクサー』の

【News】今年は10/10(木)−17(木)開催「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」速報ビジュアル公開!(各プログラム決定予定時期など)

開催に向け本格始動! 山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 今年は10/10(木)-17(木)開催! 山形県山形市で2年に一度10月に開催されているドキュメンタリー映画の祭典「山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF

【Book Review】ドキュメンタリーの教科書——『文化人類学の思考法』text 岡本和樹

「あたりまえの外へ」。編者の松村圭一郎さんにサインをいただくと、その言葉が添えられていた。本の帯にも【文化人類学は「これまでのあたりまえ」の外へと出ていくための「思考のギア(装備)」だ】という若林恵さんの言葉もある。この

【Review】『映像の新境地を求めてー第11回 恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」から』 text 吉田悠樹彦

Hardcore Ambience企画「Another World」:大野松雄《タージ・マハル旅行団「旅」について》+スペシャルライヴより 提供:東京都写真美術館 撮影:新井孝明 変わる術としての映像文化 映像はバタイユ

【Review】その図書館は、まるでユートピアーー『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 text 舘由花子

『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の監督、フレデリック・ワイズマンはディレクターズ・ノートでこう語った。「ニューヨーク公共図書館は最も民主的な施設です。すべての人が歓迎されるこの場所では、あらゆる人種、民族、社

【News】東京ドキュメンタリー映画祭でも上映! 映画『OKINAWA1965』DVD 好評発売中!

東京ドキュメンタリー映画祭2018の長編部門コンペティションノミネート作品 ドキュメンタリー映画『OKINAWA1965』のDVDが好評発売中! 有限会社 ロングラン・映像メディア事業部(岩手県北上市鬼柳町)が製作したド

【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第31回『1975 4.13.』キャロル

日本にロックンロールを広めたバンド、キャロルの解散ライブ盤には矢沢永吉と内田裕也の挨拶が収録されていた。 この2人はMCもバリバリ! 矢沢永ちゃんと内田裕也、武田鉄矢が同じ場にいた 廃盤アナログレコードの「その他」ジャン

【連載】「視線の病」としての認知症 第9回 スタートラインに立つ text 川村雄次

小澤勲さんとクリスティーンの出会い 「視線の病」としての認知症 第9回 スタートラインに立つ 前回< 第8回> はこちら  この連載の第1回に私は、クリスティーンの言葉との出会いを「希望の光」と捉えた人々がいて、そうした

【News】5/8(水)より全5回 映画の教室 2019 PR映画にみる映画作家たち Film Class of 2019

映画の教室 2019 PR映画にみる映画作家たち Film Class of 2019 2019年5月8日(水)、22日(水)、6月5日(水)、19日(水)、7月3日(水) 全5回、隔週水曜、7:20pm開始 (研究員に

【News】5月6日(祝)にIID世田谷ものづくり学校で「こどもドキュメンタリー教室 せたがや2019春」が開催!

こども向けの映画鑑賞会とワークショップを開催します! ドキュメンタリー映画の名作『極北のナヌーク』を観て、 チラシ作りに挑戦してみよう! 【開催日】2019年5月6日(月・祝) 【開催時間】13時30分〜16時30分(受

【Interview】自然の中で暮らす一家の「丸ごとの成長」を追い続けて 〜『山懐に抱かれて』遠藤隆監督インタビュー

日本テレビ系列の「NNNドキュメント」から、またひとつ素敵なドキュメンタリー映画が誕生した。テレビ岩手製作の『山懐に抱かれて』。三陸海岸にほど近い岩手県田野畑村で、限りなく自然に近い環境で牛を育てる「山地酪農」を移住し実

【Review】日本国憲法、御年72歳! 平成最後の4月にその意義を問うーー『誰がために憲法はある』text 宮﨑千尋

  『誰がために憲法はある』は大きく分けて、二つの事柄から成り立つドキュメンタリー映画だ。一つは、改正がいよいよ実現化するのではないかと囁かれる日本国憲法を「憲法くん」と擬人化し私達に訴えかける、女優・渡辺美佐

【News】4/27(土)よりポレポレ東中野にて!酪農大家族の24年を追いかけた、地元発・ドキュメンタリー映画『山懐に抱かれて』公開記念イベント開催

地元ローカル局が丹念に追った“酪農大家族の24年”の記録 『山懐に抱かれて』4/27(土)GWより いよいよ公開! “ふるまい牛乳”や室井滋さん(本作ナレーション)来場など、公開記念イベント決定 映画登場の吉塚夫妻や農業

【News】『天皇と軍隊』(渡辺謙一監督) 元号改定に伴い、各地で再アンコール上映!

天皇と自衛隊を正面から見据えた フランス制作ドキュメンタリー 元号改定に伴い、特別アンコール上映! 象徴天皇制や自衛隊など、日本の戦後史を問うフランス発のドキュメンタリー映画『天皇と軍隊』が、天皇の代替わりおよび元号改定