【Report】東京国際映画祭で見つける!ドキュメンタリー(中編)text 中村のり子
28日に終幕したTIFFだが、今年はドキュメンタリーばかりを上映する部門があった。トヨタがスポンサーにつき、環境問題に関わる作品を取り上げる「natural TIFF」だ。こうした切り口でドキュメンタリーを見せることは、
【自作を語る】『タケヤネの里』の道程 text 青原さとし
かつて東京都新宿区に民族文化映像研究所(通称・民映研)というドキュメンタリーの製作会社があった。(現在は中央区日本橋馬喰町)。民映研は、主に日本列島に暮らす農山漁村の庶民文化を映像で記録してきた研究所で、活動は1961年
【Review】天皇と棄民 『フタバから遠く離れて』 text 加瀬修一
「舩橋淳監督にインタビューしてみない?」、久しぶりにneoneo編集部の若木康輔さんから電話があった。「また~、なんかプロレス的に面白くしようとしてるでしょ?」と私は軽く応じた。と言うのも、以前「映画芸術DIARY」とい
【info】11/8 11/13「太陽のコンサート2012」
もらったのは、生きる目標― モンゴル国の孤児が来日、伝統芸能を披露します「太陽のコンサート2012」 11月8日(木)国立オリンピックセンター記念青少年総合センター 大ホール11月13日(火)銀座ブロッサム 【太陽のコン
【info】10/27〜11/2「川映画特集」@ポレポレ東中野
川と人間の関わりの歴史を紐解くと、 現在の環境問題、政治、生き方についての答えが見えてくる!! このたびポレポレ東中野では、神奈川県中津川の生態を守る人々を追った『流 ながれ』(村上浩康監督)、長良川の河口堰に翻弄される
【Interview】『演劇1』『演劇2』想田和弘監督 12,000字インタビュー text 萩野亮
渋谷シアターイメージフォーラムでは、独自の「観察映画」シリーズを 撮りつづけている想田和弘監督の最新作『演劇1』と『演劇2』が、10/20より公開されている(他全国順次公開)。合計5時間42分。この数字だけでも、この2部
【鼎談】「ローカル・ドキュメンタリー」が拓くテレビと映画の新しい関係 阿武野勝彦×伊東英朗×大槻貴宏
『平成ジレンマ』に『青空どろぼう』、今年の『死刑弁護人』と公開のたびに大きな反響を呼ぶ東海テレピ放送作品。第4弾の『長良川ド根性』が、11月からのロードショーを控えている。南海放送の『放射線を浴びたX年後』も、現在ヒット
【Report】東京国際映画祭で見つける!ドキュメンタリー(前編)text 中村のり子
10月20日より、東京・六本木で東京国際映画祭(TIFF)が始まった。鳴り物入りの招待作品が前面に出た、大型で華やかな作品ばかり上映する観光向け映画祭というイメージが強いが、実はここ数年で静かに変化してきている。コンペテ
【Review】独裁者になりたくないあなたへ――デイヴィッド・リンチ『大きな魚をつかまえよう』 text 港岳彦
作家の脳内に閃いた「アイデア」こそが、映画制作におけるαでありΩである。アイデアを「インスピレーション」や「イメージ」と言い換えてもいい。それは一個人の頭の中にしか存在しないものだから、極私的であり、抽象的であり、第三者
【リレー連載】列島通信★大分発/「映画館のデジタル化」がもたらす真の問題 text 田井肇
1年前に「映画館のデジタル化」問題について書いた。その時点ではまだ、デジタル化を喫緊の課題だと考える人は、インディペンデント映画業界(製作者、配給会社、ミニシアター)には多くなかった。当時、僕が喚起しようとした、インディ
【Report】「neoneo meets!! vol.00 さようならドキュメンタリー」報告 text neoneo編集室
去る8月23日、雑誌『neoneo』の創刊を記念したイベント『neoneo meets!! vol.00 さようならドキュメンタリー』が、オーディトリウム渋谷で行われた。会場には約120名が集まってくださり、上映後のトー
【自作を語る】『生き抜く 南三陸町 人々の一年』プロデューサーのことば text 井本里士
なぜ、テレビではなく、映画なのか。作品を発表するにあたり、この問いには真正面から答えなければならない、と思う。もうすこし具体的に言うなら、テレビ局の人間にはドキュメンタリーを放送する場があるくせに、なぜわざわざスクリーン
【Review】「アラブ・エクスプレス展 アラブ美術の今を知る」 text 成澤智美
森タワーの最上階、54階に鎮座する森美術館。そこで、アラブ圏の現代美術をフューチャーする企画展「アラブ・エクスプレス展 アラブ美術の今を知る」が、6月16日から10月28日にかけて行われている。この展示は、
【Review】『光太郎 智恵子 うつくしきもの』 真摯な対話者が紹介する高村光太郎の「うつくしき」遺産 text 須田茂
本書は高村光太郎と北川太一を著者として今年6月に二玄社から出版された。高村光太郎が昭和6年10月に「時事新報」に掲載した紀行文「三陸廻り」と昭和25年から26年まで歌誌「スバル」に連載した「みちのく便り」の全文を掲載し、
【info】KENTARO!! 雨が降ると晴れる.2 at こまばアゴラ劇場 10/17~28
振付・ダンス/オリジナル音楽 KENTARO!! 雨が降ると晴れる.2 at こまばアゴラ劇場 10/17~28 前代未聞のソロダンスロングラン(多分)!いっそチリになる この頃の君は、よくない。しかしなが
【Essay】鏡よ鏡―オンライン・アーカイヴの時代がやってきた text 鈴木並木
2012年になってからだけでも、韓国映像資料院がYouTubeに開設した専門チャンネル「Korean Film Archive」(*1)、あるいはイタリアのチネチッタ・ルーチェによる同種の試み(*2)と、大規模なオンライ
【info】世界自然・野生生物映像祭in東京 10/7~8
10月7~8日、「世界自然・野生生物映像祭in東京」開催!「今、見つめなおす命」 日頃見ることの出来ない大自然のドラマ、ひたむきな生命の営み。それらを映像を通してみた時、動物たちが厳しい世界で生き抜いて生きたからこそ、私
【ドキュメンタリストの眼①】 小泉修吉監督インタビュー text 金子遊 (映像アーカイヴⅠ)
『neoneo』の紙媒体とWEB媒体に、連載が開始された「ドキュメンタリストの眼」。重要なドキュメンタリストの証言に、ロング・インタビューで迫っていくコーナーです。そしてまたneoneo webでは、WEB媒体ならではの
【リレー連載】列島通信★山形発/今、なぜNDUか〜DDS2012「伝説の映画集団NDUと布川徹郎」に寄せて〜 text 畑あゆみ
「山形発」と銘打っているにも関わらず、初回から東京で行われたイベントについて書き記すのをお許し頂きたい。本サイトneoneo webでも開催前からPRさせて頂いていたドキュメンタリー・ドリーム・ショー 山形in東京(DD