【Review】美は何処にありや ーー松本貴子監督 『氷の花火 山口小夜子』 text 越後谷研

わたしは、山口小夜子を知らない。 わたしが知る山口小夜子は、一枚のレコード・ジャケット(スティーリー・ダン「Aja〈彩〉」)と数本の出演映画、著名人として世の中に流布されたパブリック・イメージだけである。わたしには、彼女

【News】10月30日(金)まで 締切迫る!第3回グリーンイメージ 国際環境映像祭 作品募集中

作品募集!第3回グリーンイメージ 国際環境映像祭Call for Entries! The 3rd GREEN IMAGE FILM FESTIVAL  環境をテーマとしたグリーンイメージ国際環境映像祭第3回の作品募集を

【News】10/31-11/3 Rising Indies! in Tokyo 開催! フィリピンの熱いエネルギーと実験精神を感じる4日間!

フィリピンと日本のインディペンデント監督・映像作家を紹介し、監督/作家、キュレーター、観客をつなぐRising Indies!。東京では、独自の映画言語を生み出し、目覚ましい躍進を続けているフィリピンの若手映画作家を一挙

【特別掲載】新宿武蔵野館で公開中!『ボーダレス ぼくの船の国境線』アミルホセイン・アスガリ監督インタビュー

現在、新宿武蔵野館で公開が始まった『ボーダレス ぼくの船の国境線』が、静かな反響を呼んでいる。 舞台となるのはイランとイラクの国境沿いの朽ちた廃船。立ち入り禁止区域のその船に、一人の少年が川を潜って入り込み、そこで魚や貝

【連載】ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第14回『レコード図鑑1 昆虫』

 レコードが付いている本も聴くメンタリーの対象です 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす「DIG!聴くメンタリー」。今回も、よろしくどうぞ。日に日に秋も深まり、部屋まで聞こえてくる虫の

【Review】「天皇」を描く意味とは――渡辺謙一監督『天皇と軍隊』text 若林良

日本の125代におよぶ歴代天皇のなかで、その「代表格」のアンケートをとるとしよう。おそらく上位に姿を見せるのは、天武天皇や聖武天皇、また後白河天皇といった、みずからが政治の中心にたった、「傑物」と呼ぶべき存在であるかもし

【Interview】この映画は芸術作品ではない。原発推進派に勝つための訴状です~『日本と原発 4年後』 河合弘之監督インタビュー

去年(2014年)の秋、『日本と原発』というドキュメンタリー映画が有料上映会を都内から始め、多くの観客を動員した。 脱原発弁護団全国連絡会の共同代表であり、原発訴訟を多く手掛けるベテラン弁護士・河合弘之の初監督作品。自ら

【特集 山形国際ドキュメンタリー映画祭2015】名作たちとの出会いの「追憶」〜倉田剛著『山形映画祭を味わう——ドキュメンタリーが激突する街』text 細見葉介

いま参加している人々は、巨大なタイムテーブルと映画紹介を見比べ、作品を観る順を決めて胸躍らせている頃ではないだろうか。———今年も10月8日より、第14回山形国際ドキュメンタリー映画祭が開催されている。 私は2003年の

【特集 山形国際ドキュメンタリー映画祭2015】「パトリシオ・グスマンとクリス・マルケル」text 金子遊 批評≒ドキュメンタリズム②

ラテンアメリカの9・119・11といえば、2011年にアメリカのニューヨークとワシントンを中心に起きた同時多発テロのことを一般的に意味するが、ラテンアメリカで9・11といえば、人びとは1973年のできごとの方を想起するで

【特集 山形国際ドキュメンタリー映画祭2015】コーディネーターに聞く、今年のヤマガタの傾向と対策② 東京事務局篇

東京事務局に集うメンバー。下列左から、今村花さん、加藤初代さん(アラブ/日本)、小林みずほさん(ラテンアメリカ)、濱治佳さん(ラテンアメリカ)上列左から土田環さん(二重の影)、矢野和之さん(東京事務局代表)、衣笠真二郎さ

【特集 山形国際ドキュメンタリー映画祭2015】 コーディネーターに聞く、今年のヤマガタの傾向と対策① 山形事務局篇

いよいよ10月8日(木)から、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015が山形市で開催される。今年で14回目を迎えるこの映画祭は、紛れもなく日本を代表するドキュメンタリーの祭典だが、期間中に上映される作品やイベントは実に多岐

【連載】ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第13回『NHK放送50年 1925~1975』

ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第13回『NHK放送50年 1925~1975』 ラジオ放送も、年月を置くと貴重な音源へと発酵する廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす「DIG!

【Review】「ボケ」と生きる〜田中幸夫監督『徘徊 ママリン87歳の夏』text 佐藤奈緒子

窓からの光がほのかに差し込む落ち着いた室内。ソファに座る老女は不安げに、所在なげに周りを見回しながら「ここ誰の家? 刑務所?」とつぶやく。娘は笑いながら「ちゃうちゃう。あっこちゃん(娘)の家や」と答える。そして慣れた様子

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第18話 text 中野理惠

開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 第18話   1990年も大いそがし<前回(第17話)はこちら> 蓮實重彦先生の言葉 『100人の子供たちが列車を待っている』のチラシ用の文章を蓮實重彦

【Review】映画に見る戦後70年と「天皇の歴史」text 山石幸雄

2015年は多くの戦争映画が上映された。 『野火』『この国の空』『日本のいちばん長い日』『戦争ぬ止み』『沖縄 うりずんの雨』『“記憶”と生きる』『インペリアル 戦争のつくり方』など。今回はその中で『“記憶”と生きる』『イ

【News】10/10(土)-13(火)2015芸工展参加企画 記憶の蔵「東北記録映画三部作」上映会

東北と東京・下町の「記録」と「記憶」が重なります 2015芸工展参加企画 記憶の蔵「東北記録映画三部作」上映会のご案内谷根千〈記憶の蔵〉に集まった妙齢の女子4名が中心となって手弁当で企画し、東日本大震災の被災者へのインタ

【News】下北沢でゴング!第1回プロレス映画ワールドリーグ戦

─ありそうでなかった夢の激突!─ 第1回プロレス映画ワールドリーグ戦 下北沢のミニシアター・トリウッドで、おそらく今まで一度も実現されていない特集上映、プロレス映画のみのバトルロイヤルが実現!今年公開の新作『劇場版プロレ

【News】10月2日(金)から東京・札幌・仙台の三都市で第10回UNHCR難民映画祭が開催!

難民をテーマにした国内外からの選りすぐりの作品を上映してきたUNHCR難民映画祭は、今秋の開催で10 周年を迎えます。今年の映画祭は、10月2日(金)から東京、札幌、そして新たに仙台の計三都市で開催されます。 上映作品1

【Review】人生を正直に生き抜いた男の気高さ―マイク・シーゲル監督『サム・ペキンパー 情熱と美学』text 成宮秋祥

映画が始まると、急に喉が渇くような熱気がスクリーンから伝わってくる。私たちの眼前に広がるのはかんかん晴れのメキシコの荒涼とした大地だ。そこには赤茶けた石ころや萎びた雑草、そして静かに獲物を待つムカデくらいしかない。スクリ

【News】山形国際ドキュメンタリー映画祭で南米チリの巨匠パトリシア・グスマン監督の代表作『チリの闘い 三部作』一挙上映!

山形国際ドキュメンタリー映画祭で一度きり! 南米チリの巨匠パトリシア・グスマン監督の代表作『チリの闘い 三部作』(4時間23分)一挙上映! 10月10日(土)より岩波ホールにて『光のノスタルジア』『真珠のボタン』が公開と

【News】10月1日(木)に早稲田大学でETV特集「薬禍の歳月-サリドマイド事件・50年」上映とトークが開催!

Wasedocu 3 開催!Wドキュメンタリーカフェ 終わらない薬害を考える 2015年10月1日(木)18時から20時30分(開場17時45分) 早稲田大学小野記念講堂 参加費無料(事前申し込み不要)どなたでも参加でき

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第17話 text 中野理惠

開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして第17話 話題作の買い付け競争 <前回(第16話)はこちら>『100人の子供たちが列車を待っている』日本配給の裏話「Aさんが『100人の子供たちが列車を待