【Review】素顔のままで(遠藤ミチロウ監督『お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました』論) text 鈴木並木

記憶違いだったらスミマセン、とまず最初に謝ってから始めますけど、たしか『オートバイ少女』の公開の際だったか、あがた森魚監督が(もちろん)やや自嘲気味に「異業種監督の中でもミュージシャンはロクな作品を撮らないと言われており

【Review】人が山を下りることの、至上の幸福『ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~』 text 荒井南

大手企業や在韓アメリカ大使館、地方警察庁が立ち並ぶ、ソウルの目抜き通り光化門広場からすぐそこに、標高836メートルの北漢山が見える。韓国は国土の70パーセントが山岳地帯と、その割合は日本とさほど変わらないのだが、こうした

【News】10/31まで「映画評論大賞2016」原稿募集! neoneoは未来の映画批評の担い手を応援します!

neoneoは未来の映画批評の担い手を応援します! 「映画評論大賞2016」原稿募集! neoneoでは、映画評論・批評の書き手を発掘して、執筆の場を提供し、本格派を育成します! 【応募要項】 □原稿 映画に関する日本語

【News】8/2−6開催 現代ヨーロッパ映画(1)-移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―@アテネ・フランセ文化センター

アブデラティフ・ケシシュ監督『クスクス粒の秘密』 現代ヨーロッパ映画(1)-移民・難民・越境・辺境・マイノリティ―2016年8月2日(火)-8月6日(土)(5日間) 会場:アテネ・フランセ文化センター 混迷の時代に生きる

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第32話,第33話 text 中野理惠

2歳のときの筆者(左、1952年11月) 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 すきな映画を仕事にして  <前回 第30,31話はこちら> 第32話 1999年の仕事①「だっせえ」と言われたタイトル  「だっせえ」に

【News】7/17・18 第5回うらやすドキュメンタリー映画祭 日本の夏、浦安の夏。連休は浦安でドキュメンタリーを見よう!

いよいよ今年の映画祭「第5回うらやすドキュメンタリー映画祭」が7月17日(日)~18日(月祝)に開催されます!今年も昨年同様、大ホールで2日間、厳選した8作品を上映します。上映後の監督トークや、シンポジウムなど盛りだくさ

【Interview】 土に生きる夫婦の「日々」を積み重ねて 『ふたりの桃源郷』佐々木聰監督インタビュー

現在ポレポレ東中野で公開中の『ふたりの桃源郷』は、山口県岩国市美和町の山奥で自給自足的な生活を送る老夫婦・田中寅夫さん、フサコさんと、その家族の姿を足掛け25年に渡り追い続けたドキュメンタリーだ。老いてなお山で暮らし続け

【Review】歴史受け止め、アイデンティティ取り戻す営為『シアター・プノンペン』text 小林蓮実

©2014 HANUMAN CO. LTD/パンドラ配給 それぞれの人生から見つめる、歴史や社会の「真実」 映画に限らず、社会派の作品では、主張のみを強調するものも少なくないかもしれない。だが実際、そこに生きるのは1人ひ

【News】7/9−22 監督30周年!ジャン・ユンカーマン監督特集@ポレポレ東中野 7/30〜大阪シアターセブンでも

ジャン・ユンカーマン 映画監督30周年 初の特集上映「アメリカ、日本、沖縄 ―――政治と文化と日常と」 日本の文化や風土を愛し、アメリカ人として自らの責任と向き合い、作品を生み出し続けてきた映画監督ジャン・ユンカーマン。

【News】『シリア・モナムール』絶賛公開中!連日豪華トークゲストが登壇!

渋谷シアター・イメージフォーラムにて『シリア・モナムール』絶賛公開中!連日、豪華トークゲストが登壇! この度、2014年カンヌ国際映画祭でシネフィルに深い衝撃を与え、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で世界中のドキュメ

【News】特報!7/18・19開催 ドキュメンタリーマガジン「neoneo」7号刊行記念イベント「よみがえれ土本典昭」

ドキュメンタリーマガジン「neoneo」7号刊行記念イベントよみがえれ土本典昭 7/18(月祝)『みなまた日記 』(2004)上映+トークゲスト:杉田俊介(評論家)、金子遊(neoneo編集室) 7/19(火)『映画は生

【新刊】好評発売中!ドキュメンタリーマガジン「neoneo」#07 ノンフィクション×ドキュメンタリー/よみがえれ土本典昭

6月末発売! ドキュメンタリーマガジン「neoneo ♯07」[特集1]ノンフィクション×ドキュメンタリー 文章と記録映像のあいだ[特集2]よみがえれ土本典昭 没後8年 水俣病公式確認60年森達也×ノンフィクション、原一

【Report】『シリア・モナムール』公開記念 早稲田大学 映画上映&ディスカッションレポート

さる6月10日(金)夜、早稲田大学早稲田キャンパスで、全履修科目「ドキュメンタリー論」(野中章弘教授)の授業において、6月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムで公開の『シリア・モナムール』の上映が行われた。映画

【Review】「幾千もの視線が紡ぐ」 オサーマ・モハンメド監督『シリア・モナムール』 text 井河澤智子

© 2014 – LES FILMS D’ICI – PROACTION FILM あなたが望むなら故郷も捨てる— 故郷を捨てたのだろうか。彼、オサーマは異国に留まり、遠い地、故郷シリ

【News】震災の後…今年もやります! 6/24(金)〜26(日)開催 ★第19回ゆふいん文化・記録映画祭

震災の後だからこそ 映画館のない小さな盆地の街に、各地から多くの映画ファンが集う梅雨時の恒例行事『ゆふいん文化・記録映画祭』が、今年も6月24日(金)~26日(日)にかけて開催されます。  4月14日以降に熊本県・大分県

【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第30話,第31話 text 中野理惠

1999年2月のベルリン映画祭で 右から『ラン・ローラ・ラン』監督のトム・ティクヴァ 主演のフランカ・ポテンテ 筆者 パンドラスタッフの永井敦子さん マイケルの部下トーステン 開拓者(フロンティア)たちの肖像中野理惠 す

【Interview】しんどくても「人をいたわる心」を “さと”の子らは教えてくれた——『さとにきたらええやん』重江良樹監督 オフィシャルインタビュー

重江良樹監督(撮影:辻井潔) 大阪市西成区。日本最大の日雇い労働者の街「釜ヶ崎」を羅するこの地の中心部に、「子どもの里」(通称“さと”)と呼ばれる小さな遊び場がある。“さと”は、0歳から20歳くら

【News】6/4−10 渋谷UPLINKにて再演決定!七里圭の音から作る映画(3)『サロメの娘 アナザサイド in progress』 

黒田育世、長宗我部陽子、飴屋法水、神村恵が出演する異色の映画作品! そして、青柳いづみ、原マスミが「声」の出演。 映画を音から作り始める前例の無い制作のワーク・イン・プログレス第3弾。 異才・七里圭監督の最新作『サロメの

【Review】コンテンツとしての「ドキュメンタリー入門書」 寺岡裕治編『21世紀を生きのびるためのドキュメンタリー映画カタログ』 text 細見葉介

「ゼロ年代」の初頭に、ドキュメンタリーに興味を持ってイチから知ろうとした時、その敷居は高かった。インターネット上の情報精度が低かったこともあるが、例えば文学少年にとっての「新潮文庫の100冊」のような、分かりやすい作品の

【News】6/26(日)連載がイベントになります~ワカキコースケのDIG!聴くメンタリーatポレポレ坐

昭和のドキュメンタリー・レコードを浴びる一夜がやってくる! ワカキコースケのDIG!聴くメンタリーat ポレポレ坐 2016.6.26(日)PM7~東中野 space&cafeポレポレ坐 neoneowebで連載中、毎回

【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第18回 『ARTHUR MILLER READING』

アメリカを代表する劇作家アーサー・ミラーが、自作『るつぼ』『セールスマンの死』をひとりで朗読。緊張感ただならぬ“聴く演劇”。 作家の朗読も聴くメンタリー 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り

【Interview】ジョルジュ・モリヴァー(元メドヴェトキン集団)独占インタビュー text 東志保

『また、近いうちに』(67)より クリス・マルケルとマリオ・マレの共同監督作品、『また、近いうちに』(1967)は、フランスの東部の都市、ブザンソンのロディアセタ工場で1967年に起きた大規模なストライキを題材にしたドキ