【Interview】乱交するヴィジョン――ルーシァン・キャステーヌ=テイラー+ヴェレナ・パラヴェル監督が語る「ハント・ザ・ワールド ハーバード大学感覚民族誌学ラボ傑作選」 text 萩野亮
6月12日より渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開中の特集上映「ハント・ザ・ワールド [ハーバード大学感覚民族誌ラボ 傑作選]」では、人類学者にして映像作家である6名による4作品が上映されている。 『モンタナ 最後の
【Book Review】ヒトはなぜ結婚をするのか〜『恋する文化人類学者』鈴木裕之著 text 指田文夫
1949年の映画『晩春』以後、なぜ小津安二郎は、ほとんどの作品で、親が娘を嫁つがせる話を延々と作り続けたのだろうか。筋も役者もほとんど同じなので、どれがどれだかよく分からなくなるほどである。この本は、そうした私の疑問にも
【News】6月13~26日、下北沢で音楽ドキュメンタリー映画を特集上映!@下北沢トリウッド
梅雨のジメジメを、下北沢トリウッドがロック・ムービーでふきとばす!『ニック・ケイヴ/20,000デイズ・オン・アース』の上映にあわせて6月13日から26日まで、音楽ドキュメンタリー映画の傑作が特集上映されます。 『NO
【News】6/13-7/3開催 『教室の子供たち』公開から60年 “映画の天才”羽仁進映画祭 @大阪シネ・ヌーヴォ
ドキュメンタリーに新風を巻き起こした『教室の子供たち』公開から60年“映画の天才”羽仁進映画祭 開催のご案内『教室の子供たち』(1955)で、授業中の子供達の姿を生き生きとフィルムにおさめ、ドキュメンタリー映画に新風を巻
【対談】「表現」を撮るということ――『THE COCKPIT』×『フリーダ・カーロの遺品』特別企画 三宅唱+小谷忠典 12,000字対談
広くはないマンションの一室でMPCに向かい、ひたすらトラックづくりに打ち込むラッパーと、彼を好きずきにとりかこむ男たち。いまはいない女性画家の遺品を、白い部屋で対話するように撮りつづける写真家。音楽と写真という違いはあれ
【ワールドワイドNOW★カンヌ発】カンヌ国際映画祭マーケット「マルシェ・ド・フィルム」を訪ねて③[最終回] text 植山英美
*第1回、第2回はこちら。 |「審査は批評家のためではない」(コーエン兄弟) 大手国際セールス会社ワイルドバンチの取り扱い作品が、カンヌ・コンペティション、ある視点、監督週間、批評家週間、ミッドナイト、と主要部門のうち、
【News】ことしの見どころ一挙紹介!! 6/26(金)-28(日)★第18回ゆふいん文化・記録映画祭 text 大塚大輔
(デザイン:渕野 恵太) 梅雨の時期、九州からneoneo読者のみなさまにお届けするささやかなプレゼントといえばこの企画。 『ゆふいん文化・記録映画祭』の季節が今年もやってきた。 ゆふいんならではの発掘作、過去作の再評
【Review】建築の歴史を通じた魂の対話―石山友美『誰も知らない建築のはなし』 text 成宮秋仁
映画の始まりは、安藤忠雄のインタビューからだった。安藤は、独学で建築を学び、二度にわたる世界放浪を経て建築における独自の哲学を築いた人物だ。建築家になるための一般的なルートから完全に逸脱して、建築家として名を成したため、
【Review】 変化し続けるテーマ———日本映画大学・第1期生卒業制作から text 細見葉介
日本映画大学の第1期生の卒業制作上映会が2月14、15日、同大学に近い川崎市麻生区のイオンシネマ新百合ケ丘で開かれた。ショッピングセンターに入りエスカレーターを上った先の、カーペット敷きのシネコンという会場で、従来と比べ
【Book Review】ドキュメンタリー史の古典が新装復刊 エリック・バーナウ『ドキュメンタリー映画史』 text 細見葉介
このほど、エリック・バーナウ著『ドキュメンタリー映画史』が筑摩書房より出版された。ドキュメンタリー映画の長い歴史を顧みるとき欠かせない名著として、日本国内でもこれまで数多くの機会に取り上げられてきた『世界ドキュメンタリー
【News】予告編解禁!三宅流監督最新作『躍る旅人−能楽師・津村禮次郎の肖像』6/27(土)より新宿ケイズシネマで公開!
『躍る旅人−能楽師・津村禮次郎の肖像』能楽師・津村禮次郎の身体と活動を通して、伝統文化「能」の新たな魅力と表現の可能性を発見するドキュメンタリー映画6/27より新宿K’sシネマでモーニングロードショー! 《そ
【News】6/6〜7/24 沖島勲監督の全七作品を七週に亘り一挙公開!! 過激で、キュートな、ユートピア。@ラピュタ阿佐ケ谷
沖島勲監督の全七作品、七週に亘り、一挙公開!! 過激で、キュートな、ユートピア。 2015年6月6日(土)~7月24日(金)連日20:40よりラピュタ阿佐ヶ谷にて 沖島勲監督の全七作品、七週に亘り、一挙公開!!それぞれが
【News】6月は毎週末上映!「テレビドキュメンタリー ’80年代からの検証」@川崎市市民ミュージアム
※写真はイメージです テレビドキュメンタリー ’80年代からの検証 ※無料上映 1981年から2001年まで、川崎市・神奈川県・NHKと民放各局の協力で「地方の時代」映像祭を市民ミュージアムが開館(’88)以来、開催
【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第10話 text 中野理惠
開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして <前回(第9話)はこちら> 第10話 事務所立ち上げのころ ヘルスメーターの会社からは、翌年以降も毎年、大量に注文をいただいた。その会社の現在の社名は
【News】リティ・パン監督来日!6/9(火)京都・6/11(木)東京にて 映画『S21クメール・ルージュの虐殺者たち』上映&対談
平和構築における文化芸術の役割:自分の声を探すための記憶の重要性 映画『S21クメール・ルージュの虐殺者たち』上映&対談 6月9日:京都/6月11日:東京 国際交流基金アジアセンターは、ドキュメンタリー映画を中心に国際的
【News】今年も6/1(月)に開催!<追悼 大野一雄>大津幸四郎監督『大野一雄 ひとりごとのように』上映
今年も6月1日に<追悼 大野一雄>を開催します。スペシャルゲストに大野慶人さんをお迎えして、一夜限りのパフォーマンスも決定しました。************************6月1日は、舞踏家・大野一雄さんの命日で
【News】初日決定&予告篇解禁★ヴィム・ヴェンダース監督『セバスチャン・サルガド/地球へのラブレター』8/1[土]より公開
名匠ヴィム・ヴェンダースの心を捉えた、一枚の写真――。それは稀代の写真家の驚くべき人生を辿る旅へと繋がっていった。 ブラジルに生まれ、40年に渡って世界を撮り続けた高名な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境
【News】5/29(金)発売★写真をゆっくり読む雑誌『IMA』Vol.12 特集「ドキュメンタリーの新境地」
写真をゆっくり読む雑誌 『IMA』 Vol.12 [2015 Summer] 特集 「ドキュメンタリーの新境地」 現在におけるツールの進化や報道の信憑性のゆらぎは、写真に即時性、リアリティ、現場主義といった旧来の枠組みか
【Review】シネマ・キャンプ第二期 最終課題優秀作品『ザ・トライブ』評 2編 text 水野由美子・宮本匡崇
2015年1月から4月末にかけて「シネマ・キャンプ」映画批評・ライター講座の第二期が開催された。neoneo編集室からは金子と萩野が講師として参加することになった。第一期以上に多彩な才能が集まり、さらに受講者の人数も増加
【Interview】『若さ』トム・ショヴァル監督インタビュー 東京フィルメックス2013上映作品
以下のインタビューは2013年、第14回東京フィルメックスの際に取材されたものですが、諸般の事情で掲載が大幅に遅れてしまったものです。関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしましたことを、ここに深くお詫び申し上げます。(neo
【News】5/30(土)映画一揆外伝「破れかぶれ」〜井土紀州『LEFT ALONE』連続上映@space&cafe ポレポレ坐
2014年5月にスタートした連続上映・映画一揆外伝「破れかぶれ」は新年度に突入し、第2期が開幕する。シーズン2の先陣を切るのは『LEFT ALONE』一挙上映。1968年の思想を探る異色ドキュメンタリー映画『LEFT A
【ワールドワイドNOW★カンヌ発】カンヌ国際映画祭マーケット「マルシェ・ド・フィルム」を訪ねて② text 植山英美
*連載第一覧はこちら。 |シャルリ・エブド誌事件の余波 今年で68回目を迎えたカンヌ国際映画祭は快晴の中の開幕となった。ここ2,3年は、日程の半分ほどが豪雨で、寒くてダウンジャケットの着用が大げさではないほどの悪天候に見