【Info】演劇ユニット鵺的第6回公演『幻戯【改訂版】』2/20~26
時代に取り残されたような遊郭で女を知らない男はふたりの娼婦と出会うその日から彼らのなかで何かが歪み何かが軋み見えなかった見たくなかったはずのものがおぞましくもうつくしいその姿をあらわしはじめた
【Interview】『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』 齊藤潤一監督インタビュー
今井正の『真昼の暗黒』(56)以来、戦後の日本映画は、冤罪の存在を広く知らしめ、組織優先の精神構造へ疑義を呈することを重要な役割のひとつとしてきた。冤罪事件を扱う作品が継続的に生まれることで、娯楽産業のなかにある精神の健
【特集】発表!わが一押しのドキュメンタリー2012
まずは結果をご覧いただきたい。二十数名の投票いただいた方、全員が違う作品を押している。 この結果は、ドキュメンタリーの多様性の現れとも言えるし、あるいは2012年は傑出した作品が無かった、と言えるのかもしれない。いずれに
【記録文学論⑥】姜信子『棄郷ノート』text 中里勇太
「一九九八年八月一〇日。わたしは「故郷」を棄てる旅に出た」。 故郷を棄てる、という衝撃的な宣言からはじまる本書『棄郷ノート』(作品社、2000年)は、作家・姜信子が韓国、上海、満州を巡る旅の記録である。 横浜で生まれ育ち
【Inerview】山崎裕に聞く 三木茂さんのこと/座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルのこと text 佐藤寛朗
2月7日から開催される『第4回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル』。 この映画祭のプログラム・ディレクターは山崎裕。neoneoの読者には、是枝裕和・河瀨直美らの作品のカメラマンとして、あるいは『トルソ』(201
【info】2/7〜11 第4回・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
テレビ、映画を問わずドキュメンタリーの魅力を発見、発信する『座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル』が今年も開催されます。今年は新たな取り組みとして、特集上映のほかシンポジウムなどにも挑戦することになりました。 【開催
【ドキュメンタリストの眼④】 岩佐寿弥監督インタビュー(前編) text 金子遊
neoneo編集委員の金子遊が、この列島を代表するドキュメンタリストにロング・インタビューを試みるシリーズ。2012年に、新作映画『オロ』が全国で劇場公開されて、『ねじ式映画―私は女優?―』(69)、『叛軍No.4』(7
【Report】『愛のゆくえ(仮)』 上祐史浩(「ひかりの輪」代表)×木村文洋監督 トーク
『愛のゆくえ(仮)』は、「犯罪者を美化するな」「映画化など不謹慎」という一句のもとに、公開前からひどく叩かれた映画だった。観ていない作品の存在自体を否定する。映画にして考えること自体を否定する。あまりにそういう声が多い結
【Review】写真の深淵 ~亀山亮『AFRIKA』に寄せて~ text 丹羽理
まだペンキの匂い新しい白を基調としたギャラリーの壁に、亀山亮(かめやま りょう)氏が今回の写真展のために厳選した大伸ばしの写真25点がダイナミックに展示されていた。 亀山亮写真展『AFRIKA WAR JOURNAL』。
【Info】にしすがも創造舎オープンファクトリーvol.2「教室で限定ラジオ!」
アーティストの創作過程を公開するにしすがも創造舎のプロジェクト「オープンファクトリー」の第2弾は―中野成樹とフランケンズのメンバーによる施設内限定ラジオ放送! 豊島区の旧朝日中学校を転用したアートファクトリ
【Info】七里圭監督作品『DUBHOUSE:物質試行52』 2/2(土)より 緊急アンコール上映!!
ロッテルダム国際映画祭招待記念!『DUBHOUSE:物質試行52』 緊急アンコール上映のご案内 この度、七里圭監督の最新短編作品『DUBHOUSE:物質試行52』[※共同監督:鈴木了二(建築家)]が、1月23 日より開催
【Review】『さなぎ〜学校に行きたくない〜』(三浦淳子監督)text 中村のり子
南信州の豊かな自然の中を駆けめぐる一人の少女。まるで物語のようなシーンから、作り手と登場人物との交友録は始まる。はじめはどこか心許なく、感情の見えにくかった主人公・木下愛ちゃんが、年を重ねるごとにだんだんと頼もしい顔つき
【info】『阿賀に生きる』アンコール、『阿賀の記憶』ニュープリント上映
昨年、20年ぶりにリバイバル上映を果たし、大好評を博した『阿賀に生きる』(佐藤真監督 1992)が、1月19日(土)より東京・ユーロスペースにて、再びアンコール上映される。 今回は『阿賀に生きる』の10年後に撮られた、記
【Info】学生プロデュースによる映画上映会「film for smile」 2/10(日)
Vantan 学生プロデュース上映会 学生が映画で提案する、未来に必要な教育film for smile ~ぼくたちが考えるこれからの教育~ 2013年2月10日(日) 世田谷ものづくり学校にて開催 バ
【Monograph】地域映画と映像教育の文化史 第1回 藤川治水と熊本映画サークル運動(1)text 佐野亨
藤川治水と熊本映画サークル運動(1) 本稿は、2009年9月刊行の「シネリテラシー vol.1 映像文化の未来を考える」(日本映画学校監修・早美出版社)に掲載された文章に、2012年11月以降、加筆修正を施したものである
【Review】『このショットを見よ』フィルムアート社編集部編 text 村松健太郎
映画を構成する最小単位であるショット。そこに心血を注ぐ日本映画界を代表する監督29名が、自作を俎上に上げて計算に計算を重ねながらも起きる想定外、完全にして偶然の産物である“決定的ショット” との出会いや、製作プロセス・そ
【Info】日本鉄道史が蘇る!新番組『鉄道伝説』 1/12(土)よりBSフジでスタート
莫大な数の人材と英知を尽くして発展してきた日本鉄道史―その「伝説」が蘇る『鉄道伝説』 2013年1月12日(土)スタート! 毎週土曜 23:30~24:00 1972年ごろが第一次ピークといわれる「鉄道
【Info】1/14(月)緊急開催*シンポジウム「ミニシアターで考えるデジタルシネマについて」
映画上映のデジタル化が焦眉の問題として浮かび上がっているなか、来たる1月14日(月)、ユーロスペースでは「ミニシアターで考えるデジタルシネマについて」と題したシンポジウムが緊急開催される。ミニシアターにおいても映画の上映
【Info】名古屋シアターカフェ 世界の短編ドキュメンタリー上映 1/26~2/1
名古屋シアターカフェ世界の短編映画 The World According To Shorts ドキュメンタリー編 世界の短編映画を紹介する好評シリーズ第4弾は、ドキュメンタリー編。出張先のニューヨークで合
【ドキュメンタリストの眼③】 足立正生監督インタビュー text 金子遊
足立正生。映画監督にして元日本赤軍のメンバー。その名前はすでに60年代前半に日大映研を率いて完成させた実験映画『鎖陰』(63)で伝説となり、自主製作『銀河系』(67)、そして若松プロ作品の脚本を多作し、『女学生ゲリラ』(
【Interview】『はちみつ色のユン』 ユン監督インタビュー
12月22日よりポレポレ東中野と下北沢トリウッドでロードショーが始まった『はちみつ色のユン』。この作品を愛する観客が現在、着実に増えている。国際養子縁組で韓国からベルギー人の家庭に引き取られた少年が、人種の差異のなかで自
【新年のごあいさつ】neoneo編集室より
新年のごあいさつ 迎春 2013年 元旦 昨年は『neoneo web』 をご愛読くださり、誠にありがとうございました。みなさまのお力添えで、メールマガジン「neoneo」からwebサイト「neoneo web」、および