【News】『飯舘村』監督のことば text by 土井敏邦

3・11という未曽有の惨事を前に、30年近くパレスチナ”を追い続けてきた私は、ジャーナリストとして何を伝えるべきなのかがわからず、金縛りにあったように、まったく身動きができなかった。そして長く自問し、もがいて出た結論は、

【Info】5/11より/伝説の傑作が甦る!『三姉妹〜雲南の子』公開記念 ワン・ビン監督作『鉄西区』『鳳鳴―中国の記憶』ニューマスター版公開!

|上映作品 鉄西区(全三部)1999 – 2003|中国語 山形国際ドキュメンタリー映画祭2003大賞/2002リスボン国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ/2003マルセイユ国際ドキュメンタリー映画祭グランプリ/200

【Info】5/7-9開催中! 「HUMONIUM Vol.2」気鋭の映像集団によるジャンルを越えた短編・中編の最新作をオーディトリウム渋谷で一挙公開!

この度はオルタナティブスペースとしての映画館であるオーディトリウム渋谷にて、HUMONIUMによる上映会「HUMONIUM Vol.2」を開催する運びとなりました。わたしたちがここで試みるのは、今日のデジタル化した映像表

【追悼】岩佐寿弥監督を悼む text 佐藤寛朗 (neoneo編集室)

  さる5月4日、岩佐寿弥監督が亡くなられた。78歳だった。 5月3日に宮城県大河原市で行われた『オロ』上映会の後、宿泊先で階段から転落し、脳内出血で亡くなったという。このゴールデンウィークも各地で上映会が予定されており

【Interview】第27回イメージフォーラムフェスティバル 山下宏洋さんインタビュー

今年もゴールデンウィーク(4/27〜5/7)期間中、新宿パークタワーホールと渋谷・シアターイメージフォーラムで、「イメージフォーラムフェスティバル2013」が開かれている(その後京都、福岡、名古屋、横浜で順次開催)。イメ

【Report】アジア映画の潮流を肌で感じる10日間@第8回大阪アジアン映画祭(後編)text 江口由美

後編:女性監督の活躍とそれぞれの“越境”~注目作品紹介 前編では、大阪アジアン映画祭(以下OAFF)とその変遷について触れ、OAFFの特色や他映画祭にはない試みを紹介してきた。 特別招待作品部門、コンペティション部門のア

【info】延長上映決定!『わすれない ふくしま』(四ノ宮浩監督)

この映画は、2011年5月福島第一原発から北西に40キロの福島県飯舘村から始まります。そこから避難したある家族と、いまだ警戒区域で300頭の牛を飼い続けている畜産家の日常を追った記録です。その背景には、原発事故後、牛を殺

【Info】4/27より 特別企画「憲法の話をしよう。」/『映画 日本国憲法』『ベアテの贈りもの』緊急上映!!

5月3日[金]は憲法記念日。 知っていますか? 私たちの憲法のこと。 考えませんか? これからの未来のこと。 日本国憲法が施行されたのは1947年5月3日。 当時の吉田茂首相は「主権在民」「戦力の不保持と交戦権を放棄する

【info】4/20〜27  優れたドキュメンタリーを観る会 vol.29

優れたドキュメンタリー映画を観る会 vol.29 特集「わたしの仕事、わたしの生き方」 就職氷河期と呼ばれたバブル崩壊後の就職難は現在も続いています。東日本大震災の残した大きなダメージ、隣国との領土問題等による国交も厳し

【Report】アジア映画の潮流を肌で感じる10日間@第8回大阪アジアン映画祭(前編)text 江口由美

 前編:大阪アジアン映画祭の特色を探る 私が大阪アジアン映画祭(以降OAFF:http://www.oaff.jp/2013/index.html)に携わってから早いものでもう5年が経とうとしている。地元大阪の一映画ファ

【Interview】『観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88』編集者・尾形誠規さんインタビュー

 『neoneo 02』と期を同じくして発売されたこの一冊の本に、私は正直、やられた!と思った。表紙のインパクトもさることながら、中身がとにかく面白い。執筆者たちが実に生き生きと、自分本位に作品への思いを語っている。この

【自作を語る】カネミ油症の被害者たちに出あって―『食卓の肖像』制作記 text 金子サトシ

皆さんは、「カネミ油症事件」をご存知でしょうか。1968年、福岡、長崎をはじめ、西日本一帯で、カネミ倉庫株式会社が製造した食用油、「カネミライスオイル」を食した人たちが様々な健康被害を訴えたものです。被害者数は実態調査自

【自作を語る】『異国に生きる 日本の中のビルマ人』 text 土井敏邦 (監督)

長年、パレスチナを追いかけてきた私が、「在日ビルマ人」を追うことを思い立ったのは、1988年8月のビルマ民主化運動から10周年迎える1998年の夏だった。遠い異国・日本で祖国の民主化のために闘い続けている青年たちの姿に、

【Review】福島(フクシマ)から長崎(ナガサキ)へ――映画『夏の祈り』を観る text 岩崎孝正

 1945年8月9日午前11時2分、太陽のような明るい光はあたりをつつんで一つの街が吹きとんだ。熱線と爆風は数㎞におよび、病院、橋梁、家屋をはじめ先人の築いた英知は一瞬で姿を消した。長崎県松山町の土地の者は故郷を失い、亡

【Interview】『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』 大宮浩一監督インタビュー

まず、完全に手前味噌な話から。『ただいま それぞれの居場所』のマスコミ試写が始まった2010年春。レギュラーで参加していた「映画芸術DIARY」の編集者と、「やんわりした介護福祉もののようで、なにかもうヒトクセあるよね」

【Review】本人になるための旅 『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』text 鈴木並木

もらった試写の案内を眺めていて、「出演」の欄を思わず二度見する。いわく、「ニール・ショーン(本人)/ジョナサン・ケイン(本人)/ロス・ヴァロリー(本人)/ディーン・カストロノヴォ(本人)/アーネル・ピネダ(本人)」。「本

【Report】映画『遺体 明日への十日間』石井光太(原作)×君塚良一(監督・脚本) 対談

  “僕たち”が『遺体』を通して本当に伝えたかったこと  東日本大震災から2年――。死者・行方不明者・負傷者の数は合計2万人を超え、津波による壊滅的な被害、それに伴う原発事故の収束はいまだ見通しが立っておらず、

【Book】 評論は夜空に星座を描くように:書評『日本映画オルタナティブ』 text 杉本穂高

  ■はじめに 2012年は、日本映画の興行収入が過去最高となりました。肌感覚ではあまり実感はなかったのですが、実は2012年日本映画はおおいに盛り上がっていたのですね。 ◆朝日新聞デジタル:邦画大躍進 過去最高のシェア

【News】Image.Fukushima vol.9 映画と紡ぐ、春の七夜 IN 東京 オーディトリウム渋谷

Image.Fukushimaは「福島」について、「福島以後」の未来についての「知見」を交換し、「イメージ」を分かち合う、そのような場を作るための映画上映&トークプロジェクトです。震災の後、おもに福島・東京・金沢の三都市

【Review】『ひかりのおと』(山崎樹一郎監督)text 小林耕二

  『ひかりのおと』は劇映画である。しかし監督の山崎樹一郎が岡山県に移住し、農業を営みながら本作を撮影していることや、完成した映画が、岡山県内をくまなく巡回上映していることなどは、東京に住むneoneo編集室のメンバー周

【Interview】『約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯』 齊藤潤一監督インタビュー

今井正の『真昼の暗黒』(56)以来、戦後の日本映画は、冤罪の存在を広く知らしめ、組織優先の精神構造へ疑義を呈することを重要な役割のひとつとしてきた。冤罪事件を扱う作品が継続的に生まれることで、娯楽産業のなかにある精神の健

【特集】発表!わが一押しのドキュメンタリー2012 

まずは結果をご覧いただきたい。二十数名の投票いただいた方、全員が違う作品を押している。 この結果は、ドキュメンタリーの多様性の現れとも言えるし、あるいは2012年は傑出した作品が無かった、と言えるのかもしれない。いずれに