Author Archives: neoneoweb2017

【Review】青春Hの意欲作『 ボン脳即菩薩 』 text 杉本穂高

青春と性をテーマにした作品シリーズ青春Hの第34作目である『ボン脳即菩薩』は性と青春のほか、信仰もテーマに盛り込んだ意欲作だ。 性と信仰は古来より関係の深いもので、神聖娼婦なるものが古代にはあったと言われている。(キリス

【News】品川区 中延エリア一帯で初のマチの文化祭 「中延EXPO」で50のイベントを開催!クリエイターと商店主が技を披露!

地元商店やクリエイターによる施設公開やファッションショー、ワークショップなど盛り沢山の3日間! 中延のまちづくりと芸術文化振興を目的としたインストールの途中だビルオープンアトリエ事務局(品川区戸越6)は、「がんばる商店街

【Pickup】特集★山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 「生きる意欲をくれた映画祭」藤岡朝子さん(ディレクター)インタビュー 聞き手=萩野亮

 いよいよ10/10(木)より開催される山形国際ドキュメンタリー映画祭2013。1989年に山形市制100周年を記念して誕生した映画祭は、世界中から最先端のドキュメンタリー映画を集めるコンペティション部門と「アジア千波万

【NEWS】10/5−13 第19回 KAWASAKI しんゆり映画祭

川崎市麻生区新百合ヶ丘を中心に開催され、今年で19回目を迎える市民と街がつくる映画祭「KAWASAKI しんゆり映画祭」。すっかり≪秋のしんゆり名物≫となった映画祭ですが、今年は「映画は人生を変える?」というテーマで、1

【Review】行き交う人を刻みてー映画『書くことの重さ 作家 佐藤泰志』 text 中里勇太

5度も芥川賞候補にのぼりながら、受賞を果たせず、1990年に自ら死を選んだ作家・佐藤泰志。故郷・函館を舞台とし、未完に終わった小説『海炭市叙景』が、2010年に公開され(加瀬亮主演・熊切和嘉監督)、唯一の長編小説『そこの

【リレー連載】列島通信★沖縄発/QAB製作『標的の村』とこれからの沖縄ドキュメンタリーのこと text 真喜屋力(映画作家)

   映画の内容に触れる前に、沖縄の民放テレビ局の動きについて書いておこうと思う。実は『標的の村』公開の直前。夏休みの期間中、琉球放送(RBC)が自社コンテンツである、ホラードラマ、『オキナワノコワイハナシ』を

【News】『福島原発事故 東電テレビ会議49時間の記録』『福島原発事故 タイムライン2011–2012』発売 

岩波書店より、福島原発事故を考えるうえで貴重な書籍2冊が同時発売! 事故直後の49時間の初期対応を網羅した『東電テレビ会議 49時間の記録』。その後、2012年12月までに発売された公表資料や書籍、映画等の情報を時系列上

【投稿】福島映像祭『東電テレビ会議』を見て text 石本恵美

9月14日、福島映像祭にて『報道ドキュメント 東電テレビ会議』(※1)を観た。これは、2012年7月より東京電力のホームページに公開されているテレビ会議の映像を、Our  Planet-TVのスタッフが、約4時間の映像に

【Report】映像イメージへの応答をめぐって――あいちトリエンナーレ2013 text 影山虎徹

|震災経験の風化に抗して 愛知県で3年に1度開催されている芸術祭「あいちトリエンナーレ」が、8月10日より始まっている。今回のテーマは「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」であり、震災後の

【Book】「この本を読めば、“コロンボ”の見方がわかる!」…のか?~ムック本をドキュメンタリーとして考える~ text 山本達也

まだ未婚の僕は、将来もし結婚出来たらお相手の方のことを「カミさん」と呼びたいと思っています。と、かなりしょうもない告白から始めてみましたが、まぁ要は『刑事コロンボ』のファンだ、ということです。なんだったら、メモした紙とか

【Review】「宙吊りの日常へ」ー牛腸茂雄写真展『見慣れた街の中で』 text 岡本和樹

日々は無為に過ぎていく。視線は宙を漂い、その視線がなにかを捉えることはない。それが日常というものだ。 人が生きることを実感するのは、この視線が何かを捉えたと感じる瞬間ではないだろうか。だが、その瞬間も、永遠に続いていく現

【自作を語る】『言葉のきずな』text 田村周(監督)

この映画の登場人物たちは、失語症や構音障害・高次機能障害など、誰もが言葉の不自由を感じています。たとえば、失語症の人が野菜のトマトをみて、頭の中では分かるのに言葉が出ない。言えてもキュウリと言ってしまう。そんなもどかしさ

【News】9/22 エキストラ募集中! 映画「ASAHIZA」

「文化なしごと 創造事業」の”研修プログラム”の一環として製作された、福島県南相馬市に残る映画館「朝日座」をめぐるドキュメンタリー映画『朝日座』(監督:藤井光)。現在も制作途上である『朝日座』の最

【Interview】特集・福島映像祭のここがツボ!

本日(9/14)より一週間、ポレポレ東中野と「Space&Caféポレポレ坐」で開催される「福島映像祭2013」は、ありとあらゆる福島のドキュメンタリー映像を集めた、極めて画期的な映像祭である。「東電テレビ会議」

【News】大ヒット上映中!『美輪明宏ドキュメンタリー ~黒蜥蜴を探して~』 美輪明宏さんオフィシャル・インタビュー「いまこそ私は日本人に目覚めてほしい」

ジャンルを超えたビジョンのもと、新しいアーティスト像を作り上げた美輪明宏さん。自身初となるドキュメンタリー映画『美輪明宏ドキュメンタリー~黒蜥蜴を探して~』が8/31(土)より東京都写真美術館ホール、渋谷アップリンクで公

【Review】灰色の「日本」の裸像―映画『日本の悲劇』を観て text 中村剛彦

愚問とも呼べる問いが頭のなかをぐるぐる巡っている。 果たして「日本」という国家は存在するのか。「日本人」は存在するのか。そして「日本人」である前に、一人の「人間」は存在するのか。 あたかも小学生が抱く質問に、私の頭の中の

【News】大ヒット上映中!『トラブゾン狂騒曲 ~小さな村の大きなゴミ騒動~』“他人事ではない”トークショーレポート 第一弾:井部正之さん/第二弾:松江哲明さん

渋谷シアター・イメージフォーラム、横浜シネマ・ジャック&ベティにて大ヒット上映中のファティ・アキン監督最新作『トラブゾン狂騒曲~小さな村の大きなゴミ騒動~』。公開を記念して、“他人事ではない”トークショーと題したトークイ

【News】9/12(木)開催!「大津幸四郎 キャメラの置き方、世界の見方 」稀代のキャメラマンの足跡といまをめぐる充実の3プログラム!

 ― 著書『撮影術ー映画キャメラマン大津幸四郎の全仕事』(以文社)が出版され、45年ぶりに「三里塚」に挑んだ最新作がクランクアップ、完成間近の大津幸四郎キャメラマン。その撮影哲学を、佐藤真、土本典昭、小川紳介各監督との仕

【自作を語る】 カメラと記憶――『アナ・ボトル』を現地で上映して text 森田良成

大阪の路上から西ティモールへ――「アナ・ボトル」との出会い 学部生のころから文化人類学を学んでいた私は、11年前(2002年)に博士課程に進んだ。それまで大阪駅周辺で生活するホームレスたちの調査をしていたが、博士課程では

【News】山形映画祭 ヤマガタ映画批評ワークショップ参加者募集/Seeking participants for Yamagata Film Criticism Workshop

□*■* ヤマガタ映画批評ワークショップ参加者募集 *■*□ YIDFF 2013では、前回好評だった「ヤマガタ映画批評ワークショップ」を、今年も開催することになりました。映画祭というライブな環境に身を置きながら、ドキュ

【News】9/14〜20 福島映像祭2013 ポレポレ東中野&Space&Cafe ポレポレ坐

『飯舘村 わたしの記録』 〜福島映像祭2013上映作品決定〜「東電テレビ会議」が劇場公開 !そして、飯舘村の酪農家が映画監督デビュー。 様々な映像を通じて、福島のおかれた現状を共有しようと、9月14日(土)~9月20日(

【Review】沖縄、内部の声――映画『標的の村』に寄せて text岩崎孝正

沖縄県東村高江の集落を取り囲むように、米軍(海兵隊)の北部演習場はある。やんばるの美しい森にかこまれた上空から、狙いをつけるようにオスプレイが飛行する。新設されるヘリパッドの建設の予定地を、旋回するように飛び回る。 かり