【Review】監督と俳優のコミュニケーション術 なぜあの俳優は言うことを聞いてくれないのか text 神田映良

映画を観る、というと大抵はフィクション、つまり、誰かが書いた物語があり、それを演じる誰かがいて、それを誰かが映像化した、そんな映画の話だ。しかし考えてみれば、映画は基本的に、そこに在るものを視聴覚的に記録して作られるもの

【info】写真専門誌「IMA」創刊イベント シャーロット・コットン特別セミナー9/23-24

    現代写真の第一線で活躍するライター/キュレーター、シャーロット・コットンの特別セミナーが都内で開催!     写真専門誌『IMA』創刊イベントとして、連載「Photography Now」で世

【Review】DDS2012特集『テレビに挑戦した男・牛山純一』 text 吉田孝行

『テレビに挑戦した男・牛山純一』(畠山容平監督)は、牛山純一(1930〜1997)というかつてテレビ界で活躍したあるプロデューサーの軌跡と業績について、関係者22人のインタビューと彼が制作したドキュメンタリー番組の映像引

【Review】『放射線を浴びたX年後』に見る TVドキュメンタリーの映画化の意味 text水上賢治

まず始めに触れておくと、本作「放射線を浴びたX年後」は、今年1月に「NNNドキュメント」で全国放送された地方局・南海放送のTVドキュメンタリーの映画版だ。チラシに“TV放送されたものに新たな映像を加えた”と書かれているの

【リレー連載】ワールドワイドNOW★北京発/北京独立影像展の報告 text 中山大樹

  8月18日から26日まで、北京市郊外の宋荘にて第九回北京独立影像展が行われた。これは栗憲庭電影基金が開催してきた中国紀録片交流週(中国ドキュメンタリー映画祭)と北京独立電影展(北京インディペンデント映画祭)

【info】竹馬靖具監督最新作『蜃気楼』製作発表イベント【9.18-9.19】

竹馬靖具監督最新作『蜃気楼』製作発表イベント9月18日(火)・19日(水) 連日 21:00~  オーディトリウム渋谷にて始動!  国内外問わず、全世界からの寄付(個人:1口3千円/企業・団体:1口3万円)で製作するとい

【記録文学論④】『パウル・ツェラン詩文集』 text 中里勇太

8月、東日本大震災からもうすぐ1年半を迎えようとする南三陸町を訪れた。町内のいくつかのまちが震災時に津波でのみこまれた。仙台で生まれ、大学入学を機に東京へ出た僕にとって「南三陸」という地名にあまり馴染みはなかった。そこは

【Info】ドキュメンタリー映画『百年の谺(こだま)』上映会

ドキュメンタリー新作映画『100年の谺(こだま)』(2012)上映会  1911年(明治44年)、絞首刑12名、無期懲役12名を出した大逆事件。日本の近代史の中で、こんなにひどい思想弾圧事件があっただろうか。 「ルイズ

【Review】DDS2012特集 啓蒙から遠く離れて—『ある方法で』text 笠松勇輔  

本作は、キューバ革命政権が推進するハバナのスラム地区再生プロジェクトを通して、整備工・マリオと女教師・ヨランダという階級も学歴も異なる2人の出会いと、その行方を描いた物語、と要約できるだろうか。いや、正確に言えば、本作は

【Review】DDS2012特集『監獄と楽園』text 吉田未和

   2002年にバリ島で起きた爆弾テロ事件を題材にしたこの作品で、ダニエル・ルディ・ハリヤント監督は、刑務所に収監された実行犯、実行犯の家族、被害者の家族へのインタビューを通じ、テロリズムの問題に真っ正面から

【Info】 にしすがも創造舎オープンファクトリーvol.1「水江未来の細胞ワンダーランド!」

アーティストの創作過程を公開するプロジェクトの第一弾!毎日1秒、原画24枚。アニメーションができるまでの作業を、じかに見学できます。「水江未来の細胞ワンダーランド!」   豊島区の旧朝日中学校を転用したアートファクトリー

【Info】 「シグロ・ドキュメンタリー映画特集」9/8~14

  シグロ・ドキュメンタリー映画特集 9月8日(土)~14日(金)連日13:00~オーディトリウム渋谷にて    2011年秋、パリのシネマテーク・フランセーズでシグロ特集上映が開催された。 主催者で

【Interview】DDS2012特集 『密告者とその家族』 ルーシー・シャツ監督インタビュー text 萩野亮

残暑の厳しいなか、東京近郊のドキュメンタリーファンのみなさんは、きっと今日から東中野に通われていることでしょう。ポレポレ東中野では、いま「ドキュメンタリー・ドリーム・ショー2012 山形in東京」が開催されています。昨年

【Review】『嘘の色、本当の色 脚本家 荒井晴彦の仕事』 text 指田文夫

 荒井晴彦脚本の映画を最初に見たのは、1977年11月牛込文化での『続・レスビアンの世界・愛撫』『私のセックス白書・絶頂度』との曽根中生監督作品3本立ての『新宿乱れ町・いくまで待って』だった。新宿ゴールデン街の店で、内田

【Info】 『マイケル・ジャクソン コンプリート・ワークス』

  没後3年追悼出版 マイケル・ジャクソン「ソロ」時代全作品の創作秘話を収録!   『マイケル・ジャクソン コンプリート・ワークス』 発売中!   KING OF POPが我々に伝える創作へのこだわりと真摯な情

【Info】8/24〜26『第5回シューレ大学国際映画祭 生きたいように生きる』 

この映画祭は「生きたいように生きる」という趣旨の映像表現をドキュメンタリーに軸足を置きながら、フィクション、アニメーションも含め集めています。また、日本のものでも海外のものでも制作者の国籍も問わない映画祭として始めました

【Info】 複数ジャンルの26時間連続イベント「飛ばない本」

  京橋のギャラリーで展開する26時間連続イベント 「飛ばない本」 8月25日(土)夕方6時~26日の日曜夜8時 東京・京橋至近のギャラリー「ルクスギャラリー」にて   「飛ばない本」は、現代詩を中心

【Interview】『毎日がアルツハイマー』関口祐加監督インタビュー text 小林和貴

認知症の母の介護というともすれば重いテーマを、ユーモアたっぷりに描いて好評の映画『毎日がアルツハイマー』。監督の関口祐加は、オーストラリアでドキュメンタリーに出会い、映画監督としてのキャリアを積んできた、異色の履歴を持つ

【Info】名古屋シアターカフェ『ロス暴動の真実』上映 9/1

『ロス暴動の真実 -コリアタウンはなぜ襲われたか-』 9月1日(土)名古屋 シアターカフェ シアターカフェでは9/1(土)に、『ロス暴動の真実 -コリアタウンはなぜ襲われたか-』を上映いたします。ロス暴動から20年、あの

【自作を語る】『さようならUR』 text 早川由美子

今回書く機会を頂いたので、自作「さようならUR」が、昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、新設された「スカパー!IDEHA賞」を頂いた後に起こった”できごと”について書きたい。 「さようならUR」はUR(旧住宅

【記録文学論③】『アメリカの黒人演説集』 text 中里勇太

  トニ・モリスン「ノーベル文学賞受賞演説」 (荒このみ編訳『アメリカの黒人演説集』所収)   Once apon a time———(むかしむかしのことでした……)    1970年に小説

【Info】 映像制作体験イベント「メディアキャンプ新宿」 8/26~29

新宿の魅力再発見をテーマに映像をつくろう! 映像づくりを構想から完成まで合宿で学べる4日間8月26日~29日 —メディアキャンプ新宿—                          映像制作 未経