【新連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第1話 text 中野理惠

中野理恵さんの連載にあたって 伏屋博雄(neoneo編集室) かねてから長年に亘って映画を支えてきた「裏方さん」の話を取り上げたいと思っていた。今回、その一人である「パンドラ」の中野理惠さんの登場が叶った。 中野さんは一

【列島通信★山形発】保存と発信、その先へ ~YIDFF「311ドキュメンタリーフィルム・アーカイブ」開設 text 畑あゆみ

今回は、この秋なんとか開設を迎えることができた「311ドキュメンタリーフィルム・アーカイブ」と、先月末に山形で開催した開設記念シンポジウムについてご報告したいと思う。このアーカイブプロジェクトは、企業メセナ協議会GBファ

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #10[最終回]「Readers / Cinema/ドキュメンタリー」 image/text 佐々木友輔

Camera-Eye Myth : Episode. 10 Readers / Cinema 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久キャラクターデザイン・原画:門眞妙主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオ

【連載】documentary(s) ドキュメンタリーの複数形 #02「存在と類似――『美味しんぼ』「福島の真実」編を読む」 text 萩野亮

連載再開にあたって 2014年5月から開始したこの連載は、月に一度のペースで発表する予定でいましたが、筆者の健康状態から、半年のながいお休みをいただくことになってしまいました。読者のかたがた、および本誌編集部にふかくおわ

【連載】ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第7回『梵鐘』

  出落ちかと思いきや。これはかなりの本格盤   廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす、「DIG!聴くメンタリー」の時間がやってまいりました。DJはワカキコースケ。今回もみなさんと、し

【連載】原一男のCINEMA塾’95 ③ 深作欣二×原一男×小林佐智子×荻野目慶子×金久美子「エロス篇」  

原一男監督が1995年、山口県萩市で立ち上げた「CINEMA塾」。第1回目のゲストは故・深作欣二監督。「ヴァイオレス篇」「虚構篇」と続いた連続対談の3日目は「エロス篇」だ。『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(監督:深作欣二、94)

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #09「Brothers(2) / Oblivion/郊外的風景の次の百年に向けて」 image/text 佐々木友輔

Camera-Eye Myth : Episode. 9 Brothers(2) / Oblivion 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈 ― 郊外

【リレー連載】ワールドワイドNOW★中国発 インディペンデント映画祭全滅の中国、それでも上映は続く text 中山大樹

この原稿を書いている現在、北京ではAPECが開かれている最中である。開催期間中、PM2.5を減らすために交通規制をし、工場の操業を停止させ、治安維持のために大量の人員を動員して警戒している。と同時に、公安のブラックリスト

【Interview】ドキュメンタリストの眼⑪ 『イラク・チグリスに浮かぶ平和』綿井健陽監督 インタビュー text 金子遊

 綿井健陽さんといえば、2003年のイラク戦争時にバグダッドから中継を続けたジャーナリストとして知られている。この度、綿井さんの2本目のドキュメンタリー映画『イラク チグリスに浮かぶ平和』が公開された。2005年に発表し

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #08「Brothers(1) / Reset/地域映画の発見」 image/text 佐々木友輔

  Camera-Eye Myth : Episode. 8 Brothers(1) / Reset 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久キャラクターデザイン・原画:門眞妙主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌

【連載】原一男のCINEMA塾’95② 深作欣二×原一男×小林佐智子「虚構篇」

「活動屋の魂」を持った映画人の育成を目的に 原一男監督が1995年、山口県萩市で立ち上げた「CINEMA塾」。第1回目のゲストは故・深作欣二監督。3日間の連続対談を通じて“映画とは何か”の問いを深めた。前回の「ヴァイオレ

【連載】ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第6回『ガッツ!! カープ 《25年の歴史》』

  広島東洋カープ初優勝の年に出た、メモリアル盤   廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす、「DIG!聴くメンタリー」の時間がやってまいりました。DJはワカキコースケ。今回も

【リレー連載】列島通信★広島発 10/5オープン!「横川シネマ」リニューアルにあたって text 溝口徹(支配人)

横川シネマは「洋邦問わず、知名度には乏しくとも見どころの多いインディペンデント作品を中心に、レアな映画の愉しみを発掘する雑食性ミニシアター」を基本コンセプトに、1999年11月27日より広島市西区横川町で営業している映画

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #07「Mothers(2) / Disturbia/描くことのできない権力」 image/text 佐々木友輔

Camera-Eye Myth : Episode. 7 Mothers(2) / Disturbia 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈 ― 郊外

【連載①】原一男の「CINEMA塾」’95 深作欣二×原一男「ヴァイオレンス篇」

1995年、山口県萩市の「HAGI国際映画祭」の場で、私は“活動屋宣言”を掲げて「CINEMA塾」を立ち上げた。“活動屋”の活動とは、活き活きと、ダイナミックに生きること、屋とは、プロフェッショナルでありたい、という意味

【ドキュメンタリストの眼⑩】トニー・ガトリフ監督(フランス映画祭2014 ゲスト団長)インタビュー text 金子遊

アルジェリア出身の映画監督トニー・ガトリフは、フランス人とロマ民族(ジプシー)のハーフであり、ロマについて映画で描くことをライフワークとしている。『ラッチョ・ドローム』(1993)は北インドからヨーロッパへと移動してきた

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #06「Neighbors(2) / Nightmare/悪所と復讐」 image/text 佐々木友輔

  Camera-Eye Myth : Episode. 6 Neighbors(2) / Nightmare 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈

【連載】ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第5回『決定盤!! 長編現地録音 阿波おどり』

「聴くメンタリー」には珍しく! ジャケ買いしました 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす、「DIG!聴くメンタリー」の時間がやってまいりました。DJはワカキコースケ。それなりにマジメに

【ワールドワイドNOW ★ラテンアメリカ特別編②】アルゼンチンの映画祭事情 〜ドキュメンタリーを中心に〜  text 濱 治佳

 春頃、アルゼンチン、メキシコ、キューバでの文化庁の海外研修を終えて帰国した。編集部より滞在した1年間を総合的に振り返ってレポートしてほしいという依頼を受けたのだが、総合的に語ることの困難さを否めず、今回はアルゼンチンの

【連載】ドキュメンタリストの眼⑨ 「パレスチナ映画とその社会」土井敏邦さんトーク

 土井敏邦さんは30年近く、中東情勢とりわけパレスチナを取材してきたジャーナリストである。2010年にその豊富な映像をフッテージを編集して、ドキュメンタリー映画の4部作『届かぬ声—パレスチナ・占領と生きる人々』を完成した

【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #05「Neighbors(1) / Daydream/そこそこ楽しい故郷に生きる」 image/text 佐々木友輔

  Camera-Eye Myth : Episode. 5 Neighbors(1) / Daydream 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋

【連載】ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー 第4回『新日本プロレスの歴史 Vol.Ⅱ』

歴史はナレーションでつくられる 最近はすっかり減ったが、構成作家の仕事を始めてしばらくはスポーツものや歴史ものの番組やビデオを手掛けることが多く、ナレーションを書くのが楽しかった。 両ジャンルには、意外とあそべる要素があ