【ゲスト連載】Camera-Eye Myth/郊外映画の風景論 #04「Mothers(1)/Isotopia/イゾトピックな白壁の裏」 image/text 佐々木友輔
Camera-Eye Myth : Episode. 4 Mothers(1) / Isotopia 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈 ― 郊
【連載】ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー 第3回『~砂漠のレコード~サラート(祈り)』
けっこう強引に演出した、耳で聞く幻想(幻聴)の旅 今回はこんなレコード。〈レコード界初のアラブ・現地取材に成功!〉と帯で銘打つ、1979年のLP。 みなさんは、アラブを旅したことがありますか? 広大な砂漠に足を踏み入れ、
【ゲスト連載】Camera-Eye Myth / 郊外映画の風景論 #03「Fathers(2) / Illness|郊外/映画のヘテロトピー」 image/text 佐々木友輔
Camera-Eye Myth : Episode.3 Fathers(2)/Illness 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈 ― 郊外映
【新連載】documentary(s) ドキュメンタリーの複数形 #01「SとOの肖像:佐村河内守と小保方晴子の会見映像を見る」 text 萩野亮
|左、あるいは心臓の搏動を感じる場所 たとえば、「左」ということばを辞書で引いてみる。手もとの新明解国語辞典(第四版)にはこうある。 ひだり【左】⇔右 ①アナログ式時計の文字盤に向かった時に、7時から 11
【連載】ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー 第2回『東宝SF特撮映画予告篇集』
|いくらまでなら出す? 「聴くメンタリー」の適正値段連載2回目はこれだ。『東宝SF特撮映画予告篇集』。怪獣だぞ、ゴジラだぞ。ガオーなんだぞ。 いったんは、1970年代に美人スチュワーデスさんがアラブで録音したサウンドを“
【リレー連載】ワールドワイドNOW★香港・広州発/香港国際映画祭にみる香港人の焦り text 中山大樹
アジア有数の歴史をもつ映画祭にも忍び寄る“中国政府”の影——北京から広州に移り住んだ「中国インディペンデント映画祭」代表による 上映作品見たままレポート! この数年、北京で暮らしていたのだが、北京の環境の悪さに嫌気がさし
【新連載】ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー 第1回「ダーリンと和枝」(「平凡」1962年12月号第2付録)
|ちょっと長い前説―レコードがアナログだったころの記憶子どもの頃、家に変なLPがあった。音楽じゃないレコードだ。 たしか、≪激動の日中国交ドキュメント≫のようなタイトルで、ジャケットは、いかめしい顔の老人ふたりが握手して
【ゲスト連載】Camera-Eye Myth / 郊外映画の風景論 #02 「Fathers(1)/Heterotopia/ふたつの均質な風景」 image/text 佐々木友輔
Camera-Eye Myth : Episode.2 Fathers(1) / Heterotopia 朗読:菊地裕貴音楽:田中文久主題歌『さよならのうた』作詞・作曲:田中文久歌:植田裕子ヴァイオリン:秋山利奈
【ゲスト連載】Camera-Eye Myth / 郊外映画の風景論 #01「Authors/Memory/郊外という立場なき場所をめぐって」 image/text 佐々木友輔
すでになく、いまだない場所――立場なき「郊外」とその風景の神話をときほぐす、来たるべき映像作家・佐々木友輔が思考=試行する「映画による場所論」/「場所による映画論」 「neoneo web」リニューアル記念企画第一弾とし
【ドキュメンタリストの眼⑧】ラヴ・ディアス監督インタビュー text 金子遊
国際的にその作品が高い評価を得ているものの、なかなか国内で長編作品を見ることができなかったフィリピンの映画作家ラヴ・ディアスの作品。ドストエフスキーの『罪と罰』に材を得たという、その250分の長尺の映画『北(ノルテ)歴史
【記録文学論】第9回 須藤洋平『あなたが最期の最期まで生きようと、むき出しで立ち向かったから』text 中里勇太
500mlのペットボトルの重さくらいの 暴力を内包して みな、何かを伝えたがっている ――「現状」 宮城県南三陸町在住の詩人・須藤洋平。2011年3月11日以降、彼が七
【リレー連載】列島通信★沖縄発/沖縄の3つのミニシアターとプラス1 text 真喜屋 力
首里劇場 沖縄県には3つのミニシアターがある。有名なのは《桜坂劇場》だが、日本最南端の映画館《シネマパニック宮古島》と、由緒ある首里の城下町で、60年間営業を続ける沖縄最古の映画館の《首里劇場》だ。今回はちょっと小ネタ的
【リレー連載】列島通信★山形発/映画祭の舞台裏〜YIDFF 2013閉幕 text 畑あゆみ
YIDFF2013 ウェルカムパーティーにて/エヴァ・ヴィラ監督(中:『ジプシー・バルセロナ』)と エラ・プリーセ監督(右『何があったのか、知りたい(知ってほしい)』) 提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭 2013年の
【リレー連載】列島通信★大分発/SNSと映画館 text 田井肇
大分『シネマ5』ホームページ 間もなく2013年が終わろうとしている大晦日にこの原稿を書いている。前回(5月)この通信に、「日
【リレー連載】ワールドワイドNOW★パリ発/新しいドキュメンタリーのかたち:WEBドキュメンタリー text 高橋晶子
『gare du nord』 フランスで「ウェブドキュメンタリー」という言葉を耳にするようになって数年が経つが、ここ最近になってようやく変化を見せ始めた。劇場公開やテレビ放映がすでに終わった既製のドキュメンタリーをオンデ
【リレー連載】列島通信★名古屋発/「あいちトリエンナーレ2013」映像プログラムから、「第18回アートフィルム・フェスティバル」へ text 越後谷卓司
今年、愛知県では、8月10日(土)から10月27日(日)まで、2010年に続き2回目となる「あいちトリエンナーレ2013」を開催した。五十嵐太郎芸術監督が提示した、テーマ「揺れる大地-われわれはどこに立って
【リレー連載】ワールドワイドNOW★メキシコ発/モレリア国際映画祭とメキシコシティ国際ドキュメンタリー映画祭レポート text 濱 治佳
モレリア映画祭のメイン会場 日本で山形国際ドキュメンタリー映画祭が閉幕し、東京国際映画祭が始まった頃、メキシコではモレリア国際映画祭(Festival Internacional de Cine de Morelia)
【リレー連載】列島通信★大阪発/「山形国際ドキュメンタリー映画祭2013」私的リポート text 江利川 憲
クリス・マルケル特集の会場で。プログラム・コーディネーターの小野聖子さん(左)と、『A.K. ドキュメント黒澤明』の成立に尽力した、カトリーヌ・カドゥさん。大阪から山形へ 天安門事件があり、ベルリンの壁が崩れた1989年
【記録文学論】第8回 井上光晴『地の群れ』 text 中里勇太
曇天の空の下、ひどく短い咆哮が耳をつんざき、獣なのか、地を這い駆けるひび割れなのか、気づいたときにはもう取り囲まれている。 『地の群れ』という表題から、思い浮かべた光景だった。物語は、長崎原爆の被爆者が身を寄せて暮らす「
【リレー連載】ワールドワイドNOW★北京発/中国での独立映画祭の現状 text 中山大樹
今年の「北京独立映像展」のポスター。前年の中止の告示がデザインされている。以前から、このワールドワイドnowでも何度か中国のインディペンデント系映画祭が政府の圧力によって中止に追い込まれたという
【リレー連載】列島通信★沖縄発/QAB製作『標的の村』とこれからの沖縄ドキュメンタリーのこと text 真喜屋力(映画作家)
映画の内容に触れる前に、沖縄の民放テレビ局の動きについて書いておこうと思う。実は『標的の村』公開の直前。夏休みの期間中、琉球放送(RBC)が自社コンテンツである、ホラードラマ、『オキナワノコワイハナシ』を
【はじめての小川紳介 特集③】 ドキュメンタリストの眼⑥全長版 大津幸四郎 text 金子遊
大津幸四郎はドキュメンタリー界を代表するカメラマンである。岩波映画製作所の助手時代を経て、映画監督の小川紳介と組んで『圧殺の森』や『日本解放戦線 三里塚の夏』といった不朽の政治映画を撮り、土本典昭の「水俣シリーズ」の撮影