【好評発売中】最新刊!ドキュメンタリーマガジン「neoneo」08 総特集 アジアのドキュメンタリー
12月17日新発売!ドキュメンタリーマガジン「neoneo」#08総特集 アジアのドキュメンタリー巻頭インタビュー 佐藤忠男テーマ別アジアドキュメンタリー論考/作品ガイド「アジアと日本」「ジェンダー」「少数民族」「虐殺の
【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」22回 『園遊会 昭和四十七年~五十三年春』
春と秋、天皇皇后両陛下主催で行われる園遊会。おなじみの、陛下と出席者の懇談が音盤になっていた。思わぬ角度で貴重!な昭和天皇ドキュメント。廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす「DIG!聴
【連載】 ポルトガル・食と映画の旅 第2回「アレンテージョの春」text 福間恵子
ヴィディゲイラの「パンとお菓子の祭り」のメイン会場のブースのひとつ。どれもこれもアレンテージョの伝統菓子で、作った本人やその家族が売っている。ポルトガル、食と映画の旅第2回 アレンテージョの春2006年3月、ポルトガル5
【連載】ドキュメンタリストの眼⑮『kapiwとapappo アイヌの姉妹の物語』出演者インタビュー text 金子遊
姉の絵美さん(左)と妹の富貴子さん(右)本作は、北海道阿寒湖にあるアイヌコタンに生まれた姉妹が、伝統音楽を披露するユニットを組み、ライブを成功させるまでを追ったドキュメンタリー映画である。姉の絵美は、故
【Review】伝説は、バードランドで創られる。~フィクションゆえに迫れた1人のジャズメンの本質~『ブルーに生まれついて』 text 藤澤貞彦
「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」 ウエスト・コースト・ジャズのトランペッター、チェット・ベイカーの代表曲のひとつであり、彼の人生そのものが、タイトルとなったこの作品は、その中でも彼が一番苦しんだ時代、1966年の出来事に
【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜 中野理惠 すきな映画を仕事にして 第38話
1999年頃 真ん中は筆者、右は友人の吉岡さん開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして<前回第37話はこちら> 第38話 レンフィルム祭と『フルスタリョフ、車を!』2000年問題2000年を迎え
【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第21回 『東本願寺 声明集 1』
ゴスペルを探していて見つけた盤廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメンタリーを掘り起こす「DIG!聴くメンタリー」。今回も、よろしくどうぞ。 実際に聴いてもらう会(東中野ポレポレ坐を会場にしての2回目)を、
【Review】──私の知らないどこかで──『あたらしい野生の地 リワイルディング』 text藤野 みさき
「この世の中にあるものは何かの役に立つんだ。何の役に立つのか、それは僕にはわからない。でも、例えばこの小石だって、何かの役に立っている。この夜空に輝く星々だってそうなんだ。君もそうさ」──映画『道』より デジタル文化の
【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第37話 text 中野理惠
1998年、第一回ソウル国際女性映画祭にて。右は通訳でパンドラのスタッフだった尹さん。 開拓者(フロンティア)たちの肖像〜 中野理惠 すきな映画を仕事にして <前回第36話はこちら> 第37話『コリン・マッケンジー/もう
【Review】戦場の真実を撮る/録ることの(不)可能性―トビアス・リンホルム監督『ある戦争』text 安里和哲
© 2015 NORDISK FILM PRODUCTION A/S かつての西部劇を思わせるようなアフガニスタンの荒野をパトロールしている兵士たちが、突然の爆音に見舞われる。兵士のひとりが地雷を踏んだのだ。彼は両足を吹
【新連載】ポルトガル、食と映画の旅 第1回『トラス・オス・モンテス』 text 福間恵子
ミランダ・ド・ドウロの町からスペイン側を見る。川は、映画監督オリヴェイラの愛したドウロ川本流の上流の一部。スペインとの国境になっている。スペインに入ると、ドウロ川はドゥエロ川となり、こちらでもまた美味しいワインの土壌をつ
【Review】辺境からのささやかな贈り物『神聖なる一族24人の娘たち』 text 小林耕二
現代ロシアを代表する新鋭作家であるデニス・オソーキンの原案・脚本を同じくロシア映画界を代表する新進気鋭監督アレクセイ・フェドルチェンコが映画化した『神聖なる一族24人の娘たち』は、マリ人の信仰、習俗、慣習を豊かな自然を背
【Review】「物語る瞬間」-奥間勝也監督『ギフト』&『ラダック それぞれの物語』text 長谷部友子
『ラダック それぞれの物語』すっと吸う息。 語りはじめようと、吸いこむ息の音が聞こえる。 物語ろうとしはじめた者から、どうして人は目をそらせないのだろう。 ケサル物語。勇胆の王ケサルと彼が治めたという伝説の国家リン王国に
【Review】ドキュメンタリー作家・羽田澄子の世界 text 山石幸雄
羽田澄子監督(撮影:金子遊)東京・京橋のフィルムセンター小ホールで2016年8月9日から28日まで「ドキュメンタリー作家 羽田澄子」が行われた。 羽田澄子監督の『薄墨の桜』以降の自由工房の作品はよく上映されるが、今回はデ
【Report】思考が祝祭される場所 「虹のキャラヴァンサライ あいちトリエンナーレ2016」展 text長谷部友子
トリエンナーレとはイタリア語で3年に一度の意で、3年に一度開かれる国際美術展覧会のことである。美術館やギャラリーで作品を見ることができるものを展覧会と呼ぶならば、そういった施設に限らない場所で多くのアーティストたちが出品
【連載】開拓者(フロンティア)たちの肖像〜中野理惠 すきな映画を仕事にして 〜 第35話,第36話 text 中野理惠
父に抱かれて。恐らく5才くらい 開拓者(フロンティア)たちの肖像〜 中野理惠 すきな映画を仕事にして <前回第34話はこちら> 第35話 Devotion〜小川紳介と生きた人々〜 バーバラは、何をどう調べたのかについては
【Interview】9月17日(土)に開幕。『第4回なら国際映画祭』 中野 聖子さんインタビュー 聞き手:向井 啓太
「なら国際映画祭」は奈良出身の世界的な映画監督・河瀬直美がエグゼクティブ・ディレクターを務め、2010年に始まってから隔年開催で行われ、今年で第4回目を迎える国際映画祭である。まだ歴史が浅いにもかかわらず、国内外で優れた
【Interview】ひとりの声に耳を澄ませた、その先に見えたもの―『人間爆弾「桜花」 特攻を命じた兵士の遺言』澤田正道監督インタビュー text 若林良
(C)Comme des Cinemas シアター・イメージフォーラムにて、「特攻」を題材にした一本の映画が公開されている。フランスを拠点として、長年数多くの映画のプロデュースに携わってきた澤田正道監督の満を持してのデビ
【連載】「ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー」第20回
誰もが知る「歌謡曲の女王」は1970年代、逆境にあった。バッシングのさなかに発売された〈ニッポン対ひばり〉の音楽ドキュメント。 段ボールの中から出てきた、大当たり盤 廃盤アナログレコードの「その他」ジャンルからドキュメ
【Review】「在日」問題を照射する近代野球という鏡―『海峡を越えた野球少年』 text 大内啓輔
先日までのリオデジャネイロ・オリンピックに関して、連日、日本人選手のメダル獲得が報じられるなか、日本の獲得したメダルの数が過去最高となったということが、否がおうにも耳に飛び込んできたはずだ。これらの過熱化する報道の仕方を
【連載】ドキュメンタリストの眼⑭ ベン・ラッセル監督インタビュー text 金子遊
ベン・ラッセルは1976年生まれのアメリカの映像作家である。ファウンド・フッテージやインスタレーションなどの実験的な映像の作風から、近年は16ミリフィルムで撮影した民族誌的なアプローチのドキュメンタリー作品まで発表してい
【Review】―待ちつづけた昭和の侍—日比遊一『健さん』text辻 秋之
高倉健映画の世代ではないが、このドキュメンタリー映画に出逢えたこともなにかのご縁。この文章では、あえて「健さん」と呼ばせてもらいます。 ドキュメンタリー映画『健さん』は日本の名優・高倉健にゆかりのある方達(監督、俳優、ス