Author Archives: neoneoweb2017

【News】2/1開催! ワカキコースケのDIG!聴くメンタリー Vol.10 feat. 保利 透(ぐらもくらぶ)

“スリル! サスペンス! SP盤! 大都会の片隅で響く謎の録音 古きレコオドの肉声に隠された謎とは?―来客の皆様と共に挑む推理の夕べ 構成作家 / ライターとして活動する若木康輔がレコード・コレクションからセレクトした梵

【News】3/31まで「映画評論大賞2019」原稿募集!

neoneoは未来の映画批評の担い手を応援します 「映画評論大賞2019」原稿募集! 映画評論・批評の書き手を発掘して、執筆の場を提供し本格派を育成します! 【応募要項】 □原稿 映画に関する日本語の評論文(作家論、作品

【Book Review】身体によって身体を思考する——室野井洋子『ダンサーは消える』text 中根若恵

ダンスは常に非常である。 我々は圧倒的な日常の中に生きている。 非常の身体は忘却される。 私たちの多くは、自分の身体をおのずとこの場に存在するものと捉え、その自明性に何ら疑いをもたない。例えば、道を歩く、階段を上がる、シ

【Review】クリエイティヴへの指針「ヴィヴィアン・ウェストウッド 最強のエレガンス」をみよ text 吉田悠樹彦

斬新なファッション、パンク誕生、気になる日々はこのように生まれた 英国はファッションの大国である。“ダンディズム”のボー・ブランメルは良く知られている。男性でもスーツはイタリア物よりは英国物という意見が強いぐらいだ。 ヴ

【Review】愛を求め続けた思考の軌跡ーー『クマ・エロヒーム』text 加賀谷健

 主よ、わたしは、どこからここに—————この死んでいる生と言うべきか、それとも生きている死と言うべきか—————来たかをしらない。          —聖アウグスティヌス『告白』—    人はふとした瞬間に不

【連載】「視線の病」としての認知症 第5回 「その人」に会いに行く text 川村雄次

ブリズベンの街 「視線の病」としての認知症 第5回 「その人」に会いに行く <前回 第4回はこちら> 2003年2月22日、私はオーストラリアへと向かう飛行機の中にいた。夜9時半に真っ暗な関西空港を飛び立って、翌朝5時、

【Review】宝物が生まれる瞬間ーー『旅するダンボール』 text 福井さら

   様々な年代の人々が、それぞれの「宝物」についてはにかみながら説明している。そんな冒頭からこの「旅するダンボール」は始まってゆく。彼らは各々、なぜそれが宝物なのかを聞かせてくれるのだが、ものが宝物になるには、その人に

【INTERVIEW】『旅するダンボール』を巡って 岡島龍介(ディレクター、エディター、シネマトグラファー) × 島津冬樹(アーティスト) × 汐巻裕子(株式会社ピクチャーズデプト代表、映画バイヤー、映画プロデューサー)

映画『旅するダンボール』より 映画『旅するダンボール』を巡って 岡島龍介(ディレクター、エディター、シネマトグラファー) × 島津冬樹(アーティスト) × 汐巻裕子(株式会社ピクチャーズデプト代表、映画バイヤー、映画プロ

【Review/Interview】 幻を見る瞳にうつされるもの〜 井上春生監督にきく映画『幻を見るひと』 text 菊井崇史

「京都に龍を探しにいきませんか」という導きを端緒として、京都におもむいた詩人吉増剛造の営為に迫る映画『幻を見るひと』の旅ははじまった、本作のエグゼクティブプロデューサーである詩人城戸朱理はそう語っている。ここでの「龍」と

【連載★最終回】「ポルトガル、食と映画の旅」 第21回 旅の終わりは、次の旅の始まり text 福間恵子

「ポルトガル、食と映画の旅」 第21回(最終回)旅の終わりは、次の旅の始まり <前回 第20回 はこちら> ポルトガルに通うようになってもう15年がすぎた。その間に13回の旅をして、日数は220日におよぶ。行きはじめて間

【連載】「視線の病」としての認知症 第4回「逆転の発想」が切り拓いた新時代 text川村雄次(NHKディレクター)

2001年 ニュージーランドの国際会議で発表した石橋さん 「視線の病」としての認知症 第4回 「逆転の発想」が切り拓いた新時代 (前回 第3回 はこちら) 認知症というのは、自分が自分でなくなっていく病気だと、多くの人が

【News】11/4開催 『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』公開記念 映画ファン必聴、生ける伝説<フレデリック・ワイズマン>トークイベント開催

『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』公開記念 映画ファン必聴、 生ける伝説<フレデリック・ワイズマン>トークイベント開催 現在公開中の『ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ』、 開催中の『フレデリック・ワイズ

【Interview】歌は、歌い続けることで守られる 『あまねき旋律(しらべ)』アヌシュカ・ミーナークシ&イーシュワル・シュリクマール監督インタビュー text 若木康輔

インドのドキュメンタリー映画『あまねき旋律(しらべ)』が、封切られると同時に高い評価を受け、順調にロードショー中だ。 昨年開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭で〈アジア千波万波〉部門奨励賞と日本映画監督協会賞を受賞し

【連載】ドキュメンタリストの眼 vol.21 ブリランテ・メンドーサ監督(TIFFコンペ審査委員長)インタビュー text 金子遊

2005年の長編映画デビュー以来、『フォスター・チャイルド』(07)や『サービス』(08)や『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』(09)といった、いわゆる「スラムもの」のリアリティあふれる作品群で国際的な評価を高めて

【連載】ドキュメンタリストの眼⑳ ジョージア(グルジア)映画祭 はらだたけひでインタビュー text 金子遊

10/13(土)から東京・神保町にある岩波ホールで「ジョージア(グルジア)映画祭」が2週間の日程で開催される。劇場未公開作品ばかりを20本近く集めた本格的な映画祭である。1年以上前から映画祭を準備し、ジョージアの監督たち

【連載】「ポルトガル、食と映画の旅」第20回 ポルトガルという場所 text 福間恵子

 アヴェイロの運河に架かる橋。小船に乗る漁師が櫂を持っている。 「ポルトガル、食と映画の旅」 第20回 ポルトガルという場所  (第19回 からつづく) 2018年の新年を、アソーレス諸島で一番気に入った島テルセイラです

【News】クラウドファンディングは10月31日(水)まで! 東京ドキュメンタリー映画祭(主催:neoneo編集室) 

東京ドキュメンタリー映画祭(主催:neoneo編集室) 2018年12月1日−12月14日 新宿ケイズシネマにて開催! クラウドファンディングご協力のお願い neoneno編集室が主催する「東京ドキュメンタリー映画祭」が

【Review】記憶が接続する時――大川史織監督『タリナイ』text 宮本匡崇

   先日、なんの気なしにtwitterのタイムラインをぼんやりと眺めていたら、1件の画像つきツイートが目に留まった。それは1945年9月15日にマーシャル諸島で撮影されたとされる日本兵の写真で、元は白黒画像だ

【News】『あまねき旋律(しらべ)』10/6(土)より公開開始! ポレポレ東中野イベント!

『あまねき旋律(しらべ)』10/6(土)より公開開始! ポレポレ東中野にて イベント続々開催! インド東北部・ナガランド州に広がる棚田から聞こえてくるその歌は、 私たちが忘れていた風景を映し出す “人々が歌うこと”の根源

【Review】誰にだって「物語」がある――『僕の帰る場所』レビュー text 大内啓輔

   精神科医から薬を処方されている一人の女性。続いて、彼女が二人の子どもの世話に手を焼いているアパートの一室と、ある「申請」をめぐってトラブルを抱え込んでいるらしい男性が映し出される。すると彼らが家族であるこ

【連載】「視線の病」としての認知症 第3回「自分を取り戻す」ということ text川村雄次(NHKディレクター)

最近の小山のおうち(クリニックのホームぺージより) 「視線の病」としての認知症 第3回 「自分を取り戻す」ということ <前回(第2回)はこちら> 前回書いたように、小山のおうちは、精神科クリニックが作った重度認知症デイケ

【News】10/27開催!ワカキコースケのDIG!聴くメンタリーVol.9 feat. ブーマー先輩(野球盤)

“東の聴くメンタリー 西の野球盤”  異色の対決が遂に実現! レコード日本シリーズ、東中野でプレイボール! 構成作家 / ライターとして活動する若木康輔がレコード・コレクションからセレクトした梵鐘、ベトナム戦争の実況、水